0.帝都にある谷の町の暮らし
当時この小説は身内のリハビリのため、若い頃を思い出してもらい、
当時暮らしていたある町の背景を私がサポートし、小説にまとめたものです。
また、リハビリをしている身内の母、および私の祖母から、当時聞いていた当時の内容を、
2人でまとめた物も含みます。
かなり昔のため、記憶が確かでない場合があり、フィクションの小説として投稿します。
時代としては今から90年前(1930年頃)~の出来事になります。
<小説のあらすじ>
1930年の帝都にある谷の町に一家4人で住んでいた家族の物語。
当時は当然今ほどの大きな都市ではなく、高層ビルも無い時代、
その町には個人が経営する店が帝都にはたくさんあり、
当時開通したばかりの私鉄で郊外に出ると、畑や水田が広がっている、
そのような時代だった。
<登場人物>
佳代子(仮名) 当時帝都にある谷の町に住んでいた少女
鉄二(仮名) 佳代子の父
ちよ(仮名) 佳代子の母
亮一(仮名) 佳代子の兄
耕造(仮名) 鉄二の弟 港町に大海庵という、小料理屋を経営している
照子(仮名) 耕造の妻
順三(仮名) 耕造の長男
きり(仮名) 耕造の長女
こうちゃん 谷の町の西側駅前通りにある八百屋の店主
良子さん 佳代子の家の隣人。米屋を経営。
吉川さん 佳代子の近所に住む家族。旦那はビール工場に勤めている。
久保さん ビール工場の案内係。
長治 兄の遊び仲間。
義男 兄の遊び仲間。
奈々枝 佳代子の同級生。最新鋭アパートに住んでいる。
祥子 佳代子と奈々枝の友人。