表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/23

富国神兵

オリンポス12神のスカウト回! くせ者ぞろいなのは仕方のないことかもしれません!

おれ、時々感が冴えている時がある。まさにこの瞬間とか。


おいおいおい。おれは鈍感系主人公でもないし、何故同僚が女性ばかりなんだ? 一人を愛して起る痴情のもつれとか限りなく0に等しい(グサッ)とはいうものの、あまりよろしくはないのではなかろうか。


我は思う! 最高神には強力なワイルドな男たちの助けがいるという事を! 美少女や美女なんてお呼びじゃないんだぜ!!


というわけで、これからは人材発掘に力を注ぎたいのだが・・・。


オリンポス12神というくらいなのだから・・・。おれは戦力外として、後8人の屈強な傭兵たちを仲間にしようではないか!!


おれは再びスカウトという名目でオリンポス神殿から解放されることに成功する。


もちろん、圧はかけられたさ。もちろん、いまさら感もあるので特に気にしない。


「サトゥーさんお待ちしております。1週間後にまた会いましょう!」


うわあああ。相変わらず笑顔の圧がすごいなあ。テミスさん。返事するとなんかディスられそうなので、黙って手を振る事にした。


そして自由への翼は解き放なたれた。



*****


やはり神といえば槍使いとか剣神とか味方だったら心強いよな! というわけで、テミスさんが揃えてくれた数々の書類の中で特に目に付いた、孤高の剣士の下へ行こうと思う。


彼の名前はクー・フーリン。最強の槍使いとの戦いの際には睡眠薬を投じられ状態で善戦し、はらわたを切り落とされても縫って戦い続け、女、子どもには決して危害を加えなかったという漢。


これもう採用でいいっしょ!


おれはグングニルの直撃を受けてもなお、背後にある都市を守って打倒されないその姿。おれは今にも絶命する寸前にヒールをかけた。もちろんダミーの死体は生物創造魔法で用意する。


意識を手放した彼を戦場からかなり離れた彼の故郷へと連れ去り、療養させることにした。


どうしよう。どうやってスカウトしたらいいのかおれ知らん。


やっぱあれか? スポーツ選手の監督のものまねでも一発かますか?


枕元で最高神が今にも君臨したようなポーズを続けながら空中を浮遊する。


おや? まぶたが痙攣してきたぞ!? そろそろか!


「あ、あなた様は? ここはどこでしょう? おれの家? 一体なぜ!? おれは戦場の最前線にいたはず・・・。」


「あなたは死んだのです。あなたの武勇は評価されるべきです。しかし、一度死んだ人生をもう一度送る事は出来ない。あなたには2つの選択肢があります!」

「詳しい話をお願い致します。神よ!」


「このまま天国に行くか、それとも剣神として、あらゆる悪を退ける任務につくか。いずれの道を選んで頂いても構いません。あなたはたくさんの善行を積み増した。あなたの自由意志にゆだねましょう!」


どうだ? おれ結構神頑張っているんじゃね!?


「主よ、御心のままに・・・。私の全てをあなたに捧げます。」

「期待していますよ。」


というわけで、またまた神を誕生させたのだが、彼がギリシャ神話最強の英雄、ヘラクレス並みの戦力だという事をおれはまだ知らない。









次もムキムキが出てくるようです! 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ