魔法っぽいものについて
少し見づらくなってしまいすみません。
今回も見ていただきありがとうございます。
「とーさん、楽器買って。」
「別にいいけど何が欲しいんだ?」
「ぴあの。」
「分かった、今週中には届くようにしておいてやる。」
みなさんお久しぶりです。あれから三年がたち無事に喋れるようになりました。
突然、楽器が欲しいなどと言い出したが理由としてはただ音楽ができる人ってカッコイイと思っているからだ。
幸いにもこの清水家は結構な名家らしく財政が整っているからよっぽどのことじゃないかぎりはやってくれる。
さっき俺が話しかけた人は我が家の大黒柱である
父親、清水 純一である。
父さんは子どもに甘い、だから
「おとーさん大好き!」
「そっそうか。」デレデレ
このような言葉をかけてあげたらこの通りだ。
前まで高校生だったのに恥ずかしくないのかと聞かれれば声を大にして言ってやろう。
そんな羞恥心、赤子の頃にす捨ててきたと。
さすがに母さんのおっぱいを吸って生きていくには羞恥心なんてあってはやってられない。
最初は緊張したよ母さん綺麗なんだよ。こんな人のおっぱいを吸うなんて前世が、現役高校生には刺激が強すぎると思ったんだが、そうではなかったんだよ。
何ていうか本能的に興奮出来ないっていうか。
そう考えていたら父さんが俺を持ち上げてきた。
「もう、夜も遅くなってきたからねんねしような。」
そう言い俺を二階にある子供部屋につれていかれベットに寝かせられた。
「おやすみ。よく寝るんだぞ。」
「う。」
父さんに返事をすると満足した顔をして電気を消して部屋を出ていった。
そういえばこの世界について分かったことがある。
まずこの世界は前の世界なのかという話なのだがどうやら同じなようだ。
何故かって言うとこの前テレビに前の世界と同じ人が少し若い状態で出ていたからだ。
そして魔法っぽいものについてだがこれは一般人には知られていないそうだ。たとえ知ってしまったらそれについての記憶を消しているんだとさ。
はっ!もしかして俺も前世で消されたことがあったりするのか?こわいなぁ。
魔法っぽいものには大きく分けて三つの種類がある。
魔力、呪力、霊力の三つだ。
魔力って言うのはようは魔法だ何もないところから炎や水を生み出したりすることができる、そして呪力はお札などを媒体にして結界などをはったりすることのできる力だ、最後に霊力というものは霊などを召喚する力のことだ。
「ふえぇぇぇ」
おっと、今俺の隣で寝ている妹がさっきの光で目が覚めてしまったようだ。
まだ三歳で体も小さいから俺と妹は一緒のベットで寝ている。
ふわぁ。
俺も眠くなってきたな、それではおやすみなさい。
ーーーー
おはよう、今日から魔力などにてをつけてみようと思う。
いままで空想のものだと思っていたものが現実になるんだぜ。テンションが上がってくるわ。
くうぅぅ~
その前に朝ごはんだ。腹が減っては戦はできずとかいうしな。
すると部屋に母さんが入ってきて俺と妹を抱き上げて、一階にあるリビングにつれていってくれた。
俺達は子供用の椅子が用意されているのでそこに座る。
少し待っていると使用人の中村 明日香さんが食事を持ってきてくれた。
さて今日の朝食はなんだろうな。
運ばれてきたのはごはんと卵焼きと味噌汁だった。
母さんや父さんには他にも鮭の切り身などが出てきていた。
くそぉ俺も鮭が食べたかったぜ。でも今の俺の体には塩が強すぎるから食べれないから悔しい。
「「いただきます。」」
家族全員で言い食べ始める。
俺は慣れた手つきで箸をもち卵焼きをおかずにごはんを食べる。
うーん、美味い!やっぱりごはんと卵焼きって合うよな、卵焼きの甘じょっぱい味がごはんと見事に調和されていて最高だ。
そして最後に味噌汁をのむ。味噌の優しい味が体に染み渡る。
「ふぅ。」
おっと、声が出てしまった。
「ふふ、なに今のおっさんみたいな声。」
「ほっとしたら出ちゃった。」
そんな他愛のない会話をしながら食事の時間を過ごしていく。
「「ごちそうさまでした。」」
よしっ!お腹ーもふくれたし今度こそやるぞ。
俺は急ぎ足で部屋に戻りこの前父さんの部屋から拝借してきた『この世界の力』という本をとりだす。
この本は辞書ぐらいの分厚さがある。
読むのめんどくさそうだけど読むか。多分これにあの三つの力の使い方がのってると思うしね。
『まずはこの本をみてくれてありがとう。じゃあ早速だが本題に移ろうこの世界には三つの力が存在する。
魔力、呪力、霊力の三つだ。そしてこの三つの内の一つはどんな人にでも必ず存在する。それじゃあ自分はどれなんだよ。思うが大丈夫ちゃんと分かる方法があるから。それではその方法を教えようと思う。
じゃあまず目を閉じて身体の中に意識を集中してくれ。このとき身体の中で暖かいもの、冷たいもの、どろどろしているもののどれかがあるだろう。もし見つからなかったら諦めな君は力が弱くてなにも出来ないから。この力は先天的なもので今から増やしたりするのは無理だから。それでは見つかった君達へ暖かいものを感じられたのなら君には魔力の適正がある。冷たいものを感じられたのなら君には霊力の適正がある。どろどろしているものを感じられたのなら君には呪力の適正がある。中には暖かいものと冷たいものなど、二つを感じられた人も入ると思う。それは君には二つの適正があるということだ。二つもちダブルホルダーはとても珍しい、おめでとう。ちなみに三つ全て持っているトリプルホルダーは今のところ存在していないからもしなれたのなら君は人類初だ。やったね。次に力の使い方について教えよう。最初は魔力からだ。魔力についてだがこれは正直運ゲーだ。魔力には適正と他にもう一つ必要なものがある、それは浸透率だ。浸透率を例えるとすれば蛇口だ。だから例え魔力がとても優れていようが浸透率がゼロであれば魔力を使うことはできない。浸透率が高ければ高いほど出せる力の量は大きくなるのだ。次に魔力の使い方を教えよう。魔力はまず自分の身体の中で一箇所に集めて、自分がやりたいことを想像しながら放出する。これだけだ。詳しい魔力の使い方は別途の本に書いてあるからぜひ買ってくれ。次に呪力についてだがこれは簡単だ呪術師には専用の武器が存在する。武器にはそれぞれ属性が宿っているからそれに呪力を流し込むだけだ。流せば流すほど威力は強くなる、簡単だろう。最後に霊力だか、霊力を使うには特殊なことをしなければならない。まず召喚の陣というものがあるからそれに自分のありったけの霊力を流し込んだ後に自分の血を一滴、陣の真ん中にたらせ。そうすればお前にあった奴が陣から出てくる、そいつと契約するんだ。そのあとのやり方は、
別途で売っている本を見てね♡〜〜〜(これ以上は作者の自分語りがずっと続いている)』
大体のことが分かったけどさ、最後の方なんなんだよ!
力のことについて書いてあったの最初の数ページだけだぞ。残りの数百ページ全部自分語りかよ!
まぁいいや、今回の目的は力について知ることだから。
まずは自分の適正から調べるところだっけか。
目を閉じて意識を身体の中に集中すればいいんだっけか。
おっ、あったあったこれか。
えーと、確か、この暖かいのが魔力でその隣にある冷たいものが霊力でそのまた隣にある、どろどろしているのが呪力だっけ。
って、はぁ!?
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