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超絶SSSランクへの進化と王宮騒乱

 ディーユとコロがひとときの休息をとり、

 一夜明けた皇都・アーカリプス・エンクロード。


 ◆

 

 王宮では大きな騒ぎが起きていた。


 第三王女、マリアシュタット姫が幽閉され、その措置に対し異を唱える諸侯が王宮に乗り込んできたのだ。


「納得できぬ! 無礼を働いたのはディブリード・メルグ公爵だと聞く! 姫に対する措置は筋が通らぬ! ペンティストリア女皇陛下へお目通りを!」

 謁見の間で叫んだの、崩御した前皇帝ユレフス三世を長年支えてきた右腕、ガリレウス侯爵だった。


 青々とした(ひげ)と、獅子のようなたてがみを生やした武人。筋骨隆々とした肉体と秀でた武術により、戦場では向かうところ敵なしの猛将と恐れられた男。

 千年帝国(サウザンペディア)の異種族討伐南方遠征での多大な武勲により将軍職を任せられた。

 爵位ではメルグ公爵のほうが上位だが、ガリレウス侯爵の気質と男気に惚れ、宮廷内では支持する貴族や魔法師も多い。


「こ、困りますガリレウス侯爵、女皇陛下はただいまお休み中でございまして……」

 禿頭の大臣が汗をかきかき押し留めようとする。しかしガリレウス侯爵に付き従っていた若い騎士カイルと女魔法師メイリアが、大臣を逆に押し返す。


「もう太陽も天頂に差しかかっておる! お身体の具合でも悪いのですか? よもや宝飾品を身につけるのに時間がかかっているのではありますまい?」

「け、決してそのような……女皇陛下は連日の激務でお疲れでございまして……」

 臣の弁明に、ガリレウス侯爵の額に青筋が浮かんだ。


「サハムーノ大臣ッ! 城下の惨状から目を背けるおつもりか!? 壁外の難民の群れを見たか! 略奪と混乱、もはや城壁内の城下でさえ、暴動がいつおきてもおかしくない! 皇都の惨状をどうするおつもりか!?」


「そそ、そういわれましても……私共も日夜、前向きに対応を検討、善処しております故……」

「検討、検討と聞き飽きたわ!」


「我々とて、愚民共の混乱を収めるための、ディブリード・メルグ公爵殿との交渉でございました。なのに……かくかくしかじか。マリア姫の騎士が事もあろうに狼藉を働き国家に損失を……。ゆえに皇女陛下の命により幽閉した次第でございまして」


「やはりメルグ公爵の無礼が原因ではないか!」

「ひぃ!?」

 大臣の話を聞いて改めてガリレウス侯爵が吠えた。



 その時だった。

 ざわっ……と謁見の間で人垣を作っていた大臣、貴族、魔法師たちが道をあけた。



「何事ですか騒々しい」


 広間の向こうから魔法師の一団が現れた。


 先頭は白銀に輝くマントを羽織るSランク魔法師、ラソーニ・スルジャン。

 背後には手下の魔法師たちが五人。全員がAランクを意味する真紅のマントを羽織っている。


「おぉ、ラソーニ殿! よいところへ! なんとかしてだくさぃいい!」

 ハケ頭の大臣が汗をダラダラ垂らしながらラソーニ・スルジャンの元へ駆け寄る。


「近づくな」

 しかし魔法師の一人が真紅のマントをひるがえし『回れ(ターラ)』と口にすると、大臣はそのまま回れ右。王宮の壁に向かってベチンと激突して倒れてしまった。


 ラソーニ・スルジャンはガリレウス侯爵と対峙、歩みを止め優雅に一礼。


「お話なら私、ラソーニ・スルジャンが承りましょう」


「貴公には用は無い。ワシは皇女陛下と話がしたいのだ」

 地鳴りのような低い声で命じ、頭3つ分も背の高いガリレウス侯爵が、青年魔法師を見下ろす。

「私が女皇陛下の代わりにお話を」

 だが、小バカにしたように鼻で笑い、前髪をかきあげる。


「なんだと!? 貴様……」

 王宮魔法師のなかには爵位を持つものもいる。ラソーニ・スルジャンは男爵の爵位持ちだが、ガリレウス侯爵の圧倒的格下であることに変わりはない。本来ならば道をさえぎり、女皇陛下の代理を名乗るなど言語道断である。



「ところで。ガリレウス侯爵殿には先月、金貨を二千枚ほど軍の支援金としてお渡ししましたが」

「……それがどうした! あれは軍資金であろう」

「まだ足りぬと申される? なるほど、見かけによらず強欲なお方のようだ」

「金をチラつかせれば尻尾を振る貴族ばかりだと思うてか」



「おや、違うのですか? 人間などみな同じでしょう? そう、貴殿も」

 くくく、と肩を揺らす。


「愚弄すると許さんぞ、若造が……。いや……いや、今日はマリア姫の処遇について、女皇陛下と話をしにきたのだ」

 怒りに燃える目でラソーニを睨みつけながら、侯爵は冷静さを保とうとする。


「その件でしたら、女皇陛下はこう仰せられました。――マリア姫はメルグ公爵の側室に、女騎士は発情期のオークの巣へ放り込め、と」

 肩をすくめながら、口角を持ち上げる。


「貴様ッ!」

 我慢の限界だった。愚弄するにも程がある。道化のような魔法師、若造を叩き斬る!

 腰に下げた大剣の柄に手をかけるのと同時に、従騎士カイルと女魔法師メイリアも動いた。


 ラソーニ・スルジャンは鋭い声で、

「やれ」

 その一言で背後で真紅のマントの部下たちが魔法を励起。

 魔力が膨れあがり腕を差し向けて青白い光を放った。


「ガリレウス様、危ないッ!」

「こ、この魔法は――ッ!」

 光はガリレウス侯爵を庇うように走り出した従騎士カイルと、防御結界を張った女魔法師メイリアを包み込んだ。

 二人の全身はビキビキと青銅色の(さび)に覆われてゆく。


 二人は、物言わぬ彫像と化した。


「カイル! メイリアッ!? おのれ、貴様らああっ!?」


 ガリレウス侯爵は怒りに任せ大剣を抜き、振り上げる。


「お静かに」

 ラソーニ・スルジャンは右手をガリレウス侯爵に向けた。


 次の瞬間、将軍の剛腕――両腕が砕けた。


「な……にぃいいいッ!?」


 床に落ちて粉々に砕け散る。

 両腕が黄金色の石になっていた。

 ガリレウス侯爵は唖然呆然と、信じられない思いで自分の両腕に視線を向けた。


 腕だけではない、気がつくと肩も胴体も下半身も、すべてが砂岩のように脆く、ひび割れ、崩れてゆく。


「う、うぉおッこ、これはっ!? おのれ魔法師ッ……! こんなッ!」


 一歩踏み出そうとするも、今度は足が砕けそのままガリレウス侯爵は前向きに倒れ、破片が床に散った。



「はは……ははは!? おぉなんという私の魔力! 昨日までとは比べ物にならぬ……! はは、これはいい」


 ラソーニ・スルジャンの高笑いが響いた。


 謁見の間が悲鳴と、やがて水を打ったような静寂に包まれた。



 ラソーニ・スルジャンは自分の手を眺め、確信する。

 自分がレベルアップしたことを……!


 力が(みなぎ)ってくる!

 魔法を詠唱なしで励起できる!

 全身が魔法と一体化した高揚感で満たされている。


「あぁそうだもう、どんな剣も魔法も、私を倒せない……!」


 信じられないくらい魔力が増大している。


 昨夜、女皇ペンティストリアより、新しい王冠と引き換えに、魔法の指輪を手に入れた。


 崩御した国王陛下から継承されたという宝物だ。

 それは超古代より受け継がれた王国の秘宝。


 それを手に入れることがラソーニ・スルジャンの目的だった。

 無限の魔力を授けてくれるという伝説の宝具。


 煤けて古臭い指輪は一見すると価値が無いように思えるが、違う。

 手にいれるため今まで王宮魔法師として策謀を張り巡らしてきたといっても過言ではない。


 ――この指輪こそが、真の魔法に到達する「鍵」なのだ!


 女皇から指輪を拝領したその夜のうち、ラソーニ・スルジャンは城の地下深くへ向かい、長い螺旋階段を下った。

 地下深く、秘密の封印エリア。

 その地下深くに封印されていたのは太古の「魔導の真髄」だった。


 そはラソーニ・スルジャンが探し求めていた『全波動共鳴魔導零機関(アズラール・ゼロ)』――。


 無限の魔力を授けるもの。



「わかる……! わかるぞ! 私に……無限の魔力が流れ込んでくるのをッ!」



 いま、黄金を生み出す錬金術師、Sランク魔法師を超えた存在になった。


 元素を変換し金を生成する術の逆も自在だ。

 生きているものを無機物に変えるなど造作もない。


 魔法を自在に使いこなせる……!


 うしている瞬間にも魔力が流れ込んでくる。

 全身を駆け巡る魔法のパワー!

 あらゆるステータスが極限まで高まっていた。


 世界に起きつつある異変が、世界の歪み。


 ラソーニ・スルジャンが『全波動共鳴魔導零機関(アズラール・ゼロ)』を稼働させることでさらに加速する。


 大地の力が枯れ、植物が枯れ、生き物も死に絶える。


 やがて川も干上がり、海は澱み、世界は死ぬだろう。


 だが、構うものか。


 魔法さえあれば……!


 世界など自在に作り替えることができるのだから。



「私は……魔法そのものだ」



 ドゥッ! とラソーニ・スルジャンの全身から黄金の輝きが爆発した。



 城の地下で永きに亘り眠り続けてきた膨大な魔法。

 太古の魔術師たちの伝説の遺産。

 それらが歯車のように複雑に絡み合い、動き出してゆく。


 太古の魔法文明の叡知の結晶をラソーニ・スルジャンは手に入れた。


 宇宙の深淵、物質の根源、マクロとミクロの両極、相転移から生じるエントロピーに囚われぬ力を「魔力」と呼ぶのなら――。


 無限に汲み出すための井戸が、地獄の門が開いたのだ。


 真の魔法を動かす「対価」が世界そのものだとしても、もう誰もラソーニ・スルジャンを止められない。


「ハハハ、アハハハ!?」


 笑いがこみ上げてくる。

 今まで下らぬことに奔走し、時間を費やしてきたが、それも終わりだ。


「こんな……事をして……許されると」


 床に転がった上半身だけガリレウス侯爵が血走った目で睨みつけた。


「何も問題ない。世界は私のものだ」


 ラソーニ・スルジャンは侯爵の頭を黄金に変え、そして踏み砕いた。

 バリィン、と粉々に砕け砂金と化す。

 

 美しい青年魔法師は、顔を歪め嗤う。


 その視線は、更なる高みに向けられていた。


 侍女や衛兵、格下の王宮魔法師たちから悲鳴があがった。

 余りも突然の出来事、宮中での蛮行。マリア姫の騎士の一件などよりも重大な殺傷行為。

 だが、誰もなにもできなかった。

 勇猛にして戦場で名を馳せた将軍を、一瞬で葬り去った人間に歯向かうなど無理だ。


 声さえあげられない。

 声を出せば、一瞬で砂金にされ、砕かれる。

 それを本能で察知し震えるしかなかった。


 ラソーニ・スルジャンは騒然とする周囲を気にすることもなく、実に平然と、晴ればれとした表情で踵を返した。


 その場を去ると、奥の玉座の間へと向かう。五人のAランク魔法師たちも一瞬、躊躇うように顔を見合わせたがラソーニ・スルジャンの後ろに続く。


 侍女や従僕、衛兵たちが青ざめた顔で道を開けた。誰も、何も言葉を発せなかった。

 カツカツと靴音も高らかに玉座への階段を登る。


「そ、そなた! 気でも違っ――」


 老書記官が震え声で叫ぶが、その身体はラソーニが指を向け瞬きをするだけで砂金と化した。

 ザラザラと全身が崩れ落ちる。

 侍女や従僕たちが悲鳴をあげて逃げ出した。


 城内が騒然とし始め、あちこちで怒号や靴音、悲鳴が響いた。


 ラソーニ・スルジャンはそれさえも構うこともなかった。


 女皇陛下のみが座ることを許された玉座、その頂きへと至る。そして静かに横に女皇陛下の横に立ち玉座の間を見下ろした。

 悪くない眺めだ、とほくそ笑んだ。


「ただいま戻りました、ペンティストリア女皇陛下」


「あぁ、愛しいラソーニ。私の魔法師……」


「女皇陛下の平穏を乱す、謀反を企む逆賊を始末してまいりました」


「よい」


 虚ろな表情で何事も無かったかのように微笑む。新しい王冠が女皇の頭上で輝いている。


 真紅のマントを羽織った五人が、玉座へと至る階段の数段低い位置で、それぞれ片膝をついた。


 ――私はもう、Sランク魔法師などではない。


 伝説級のSSランクを超え、神話級魔法師、SSSランクさえも超えた存在になった!


 ラソーニ・スルジャンはこの日、千年帝国――サウザンペディアを事実上掌握した。



 それと同時に皇都の上空で暗雲が渦を巻き、不気味な雷鳴を轟かせはじめた。

 人々は天変地異の前触れに、恐れ窓と扉を固く閉ざした。


 ◇


「……城内が騒がしい。何かただならぬ事態が起こったようです」


 アイナは外から鍵のかかったドアに耳を当て、外の様子を窺っていた。

 メイド服の上にかき集めた軽装甲(パーツ)を縛り付けた妙な格好だが、騎士の装備を剥奪されてしまい仕方なく装備したものだ。

 

 王宮の北側に位置する塔は、本来は空港(・・)だったという。

 空を舞う飛竜が無数に天を舞っていた時代は、ここから王族が優雅に空へと旅立ったという。しかし今、空を飛ぶ飛竜も、地を這い炎を吐く勇壮な地竜も、伝説の彼方に消えてから久しい。


「アイナ、これでどうかしら?」

 マリアシュタット姫は、まるで今から狩りに行くような装備に着替えていた。自慢の長い金髪をひとつに結って右肩から垂らし、動きやすそうな上着とスパッツに膝上までのフレアスカート。活動的なお姫様スタイル。その上に革製のひざやすねを守る防具を装着する。

 幽閉された塔は飛竜で狩りに向かうための場所。装備は埃を被っていたが、沢山眠っていた。


「マリア姫、お似合いですが……本気でございますか?」

「もちろん! こんな経験めったに出来ないもの」

 意外なことに、幽閉されたマリアシュタット姫は気持ちの切り替えが早かった。

 閉じ込められて開口一番。

 

 ――ここを脱出しましょう!


「お早いご決断で……」

「アイナ、ここから逃げるんです」

 と、言ったのだ。


 恐怖と絶望にうちひしがれ、涙にくれるかと心配したアイナだったが、杞憂だった。

 普段は淑やかで、内気に思える姫には、先代の国王陛下に似て、とても芯の強いところがある王女だった。

 庭園の壁を乗り越え、抜け出して城下に出掛けたりしたこともある。そのたびにアイナは生きたここちがしなかったが。


 騎士の身分を剥奪されたとはいえ、アイナは姫を護る近衛騎士であることに変わりはない。

 アイナもここにいては姫が危ないと考えていた。

 脱出計画に賛同することにした。


「この子も連れて行くのですか?」

「もちろんですわ。不憫な身の上……。あのような下品な男の元にいては、酷い目にあいますから。もちろん、アイナあなたもです」

 マリア姫は頬を膨らませながら、寝台の上で丸くなっていた猫耳の少女の頭を優しく撫でた。

「にゃ……?」

 黒い髪にピンと立ったネコの耳、しなやかに動く長い尻尾。

 ディブリード・メルグ公爵の奴隷、猫耳族の少女ミゥ。

 汚れを舐めとる役目を与えられ、変態公爵の指や汚れをことあるごとに舌で嘗めとらされていた。

 その扱いを見かねたマリアシュタット姫が、メルグ公爵から保護したのだ。


 何故か成り行きで、幽閉される際に一緒に放り込まれた。


 主人であるはずのディブリード・メルグ公爵は大騒ぎをしながら病院で治療中、奴隷などにかまっている暇はなかったのだろう。


 と、唯一の出入り口であるドアの下の隙間から、そっと手紙が差し入れられた。

 アイナがその手紙を広げ目を通す。


 執事長のジョルシュからだった。


『――城内は大混乱です。ガリレウス侯爵をラソーニ・スルジャンが殺害。

 玉座の間をラソーニ・スルジャンの一派が占拠。


 これに反発する貴族の中でも、信頼の置ける叔父のミーグ伯爵が、秘かに脱出の支援を申し出てくださいました。

 伯爵の配下で、ラソーニに反発する魔法師数名も同行いたします。

 マリア姫をお慕いする騎士と城内の衛兵が、脱出を手引きいたします。

(ディーユ様のご友人の庭師たちも協力者です)


 日暮れと同時に脱出作戦を決行。

 城下街は大混乱、皇都周辺の陸路は封鎖され、略奪や混乱で危険です。


 従いまして、船で運河を下り皇都を脱出します。


 詳細は――           』


「なんということだ……もう無茶苦茶だ」

 アイナが険しい表情で呻く。


「なんと書いてありますの?」

 マリア姫が心配そうに手紙を覗き込む。


「……城内大混乱に乗じ、運河の水路を使い、船で脱出する……と」



 執事長のジョルシュからだった。


『――城内は大混乱です。ガリレウス侯爵をラソーニ・スルジャンが殺害。

 玉座の間をラソーニ・スルジャンの一派が占拠。


 これに反発する貴族の中でも、信頼の置ける叔父のミーグ伯爵が、秘かに脱出の支援を申し出てくださいました。

 伯爵の配下で、ラソーニに反発する魔法師数名も同行いたします。

 マリア姫をお慕いする騎士と城内の衛兵が、脱出を手引きいたします。

(ディーユ様のご友人の庭師たちも協力者です)


 日暮れと同時に脱出作戦を決行。

 城下街は大混乱、皇都周辺の陸路は封鎖され、略奪や混乱で危険です。


 従いまして、船で運河を下り皇都を脱出します。


 詳細は――

 』


「なんということだ……もう無茶苦茶だ」

 アイナが険しい表情で呻く。


「なんと書いてありますの?」

 マリア姫が心配そうに手紙を覗き込む。


「……大混乱にて、船で脱出……と」


 アイナは長文が苦手だった。


<つづく>


【作者より】

次回、マリアシュタット姫とアイナ脱出。

しかし追手が……!


次回も読んでいただけたら幸いです。

では★

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[良い点] 脱出中のディーユと囚われの身のアイナ。 王宮魔法師と騎士の称号を剥奪され、今は逃げるしかない。 一方、単なるお荷物と思われていた第三王女のマリアシュタット姫ですが、案外とお転婆だったようで…
[一言] ガリレウス侯爵……!! なかなかの人物のようだったのに、まさか、このような目に遭うとは!? それにしても、ラソーニは単なるやられ系悪役じゃなくて、とんでもない感じで悪意と強さが膨れ上がっ…
[一言]  女王とラソーニは、このままいけば自分の足元に広がるのは草一つ生えない乾ききった不毛の荒野だといつか気付くのだろうか……。 >某アニメの予告風な何か(笑←脳内再生は、故・永井一郎氏の声でヨ…
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