ご褒美
注意!
甘さがやばいです!
いや、まじでこれは……
「……ご褒美!」
テストの成績表を僕に見せながら、嬉しそうにそう言うみぃ。
入学もギリギリだったみぃが本当に全教科平均超えるなんて……
まぁ、つきっきりで教えたしね。
「わかったよ。ご褒美なにがいい?」
僕がそうたずねると、みぃはなにも考えていなかったのかうーんと考え始める。
なにか考えておけばいいのに。
「……どっちか迷う。」
「どっちかってことは、絞ってはあるんだ。」
「うん。」
みぃはこくんと頷くと、ソファーに座っている僕にすすっと近づいてくる。
「ま、『毎朝キスしてくれること』か、『好きな時にぎゅーと抱きしめるのをお願いする権利』か、迷ってて……」
な、なにそのかわいすぎる選択肢。
え?なに?もっとこう、物とかそういうのじゃなくていいのかな?
「え?そんなのでいいの?もっとわがまま言ってもいいんだよ?」
「神様がいてくれるんなら、それでいいし……」
「か、かわいすぎるっ!!」
本当に可愛い!毎日言ってるけど、今日も可愛い!
どっちのお願いも聞いてあげた……あ、いい方法があった。
「ねぇ、みぃ。」
「なぁに?」
「僕、学年一位とったんだ。だからさ、みぃにご褒美をもらいたいんだけど、いいかな?」
「ん?いいけど、なにがいいの?」
「『毎朝キスしてくれること』がいいな」
「っ!!」
僕がそう言った瞬間、みぃの顔が真っ赤になる。
そして、次の瞬間には僕に抱きついてきた。
「神様、大好き!!」
僕に頬ずりしてくるみぃは、やっぱり可愛かった。
「うん。僕も好きだよ。」
「じゃあ、約束!毎朝一回キスするって、約束!」
「僕のお願いだから当たり前じゃん。」
「うん!!」
ぎゅーとする力がいつもより強い。
これは相当テンション上がってるんだな。
みぃは僕の顔を何回赤くさせたら気がすむのかな?
どうですか?甘いでしょう?
夜のノリで書いたので誤字とかあるかもしれません。




