これからの生活
いきなり変な世界に連れてこられたレイナの人生です。レイナは我慢強くどんなつらいことでも乗り越えようとします。応援してあげてください。一日最低一話更新しようと思うのでよろしくお願いします。
私の名前はレイナ。18歳 見た目は普通の女子よりは少しだけ可愛い。私の友人も会うたびに今日も可愛いねと言ってくれる。友人というのは彼氏ではなくただの女友達である。
ちなみに彼氏いない歴18年、毎年更新されている。なぜいないのかというと、普段は前髪をおろし後ろの長い髪も丸めているからだ。極めつけは、黒縁の大きな眼鏡をしているからだろう。別に目が悪いわけではない。度は入っていない。
私は18年間この人間の世界で生きていた。でもある日ひげきがおきたのだ。
私は学校帰り、いつもの道を通って帰宅していた。するといつも通りかかる林が歪んでいるように見えた。もう一度言おう。私は目がいい。
興味本位でその歪んでいる林の方へと足を進めると、いきなり体が吸い込まれたのである。
この変な空間の中に入っているうちに意識を失っていたようだ。目が覚めると、そこは魔界のようなよくわからない世界だった。
近くを見ると、何人もの女性が倒れている。みんな同年代くらいだ。ほかのみんなも目が覚めたようで、今おかれている状況が全くつかめていないようだった。もちろん私もその一人である。
当然行く当てもなくみんなその場所に立っていると、目の前に二人の男が現れた。
一人はごく普通の男とみられるがそうではないだろう。もう一人はおそらくその男の使用人らしき
羊?執事?がたっていた。
「よく来てくれた!女たちよ。俺はお前たちの言うところの吸血鬼。 名はクラインという。この中から妻を選ぼうと思う。俺に気に入られるよう頑張るんだな。まぁとりあえずお前たちには一人ひとり部屋を与えよう。俺の宮殿に来るがいい。」
そういった男は何も言わずにどこかへ歩き始めた。私たちはみんな行く当てがないからとりあえずその男についていった。
歩き続けること1時間、ついに宮殿にたどり着いたようである。目の前には大きすぎるほどの門があり、その両脇にはオークが門番をしていた。門を通る途中ふとオークを見た瞬間、こっちをじろっと見てきた。 ふぅ心臓が止まるかと思った。
門の中に入ると、そこには壮大な景色が広がっていた。天を突きぬけるかのように高くそびえたつ宮殿、辺り一面には森が広がっていた。その男が言うには庭だそうだ。
そして私たちは、そのまま宮殿へ入ることになった。中に入ると私たち以外にすでに女が、たくさんいた。この意味を理解するのはもう少し先になるだろう。
部屋はどんな場所だろうと思いながら歩いていくと、男はなぜかまた宮殿の外に出た。私たちはどういうことかわからず、とりあえずついていくと、
「お前たちの部屋はここだ。」
男の指さした先には、物置のような部屋が人数分並べてあった。中は隙間だらけで、今にも壊れてしまいそうなところだったが口答えすると、おそらく大変な目にあうだろう。
こうして私の生活がここで始まることになった。