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影武者な僕  作者: 大木鈴
プロローグ
2/42

僕は学校に行っていない。


…正確には行った事がない、更に言えば幼稚園にも近所のコンビニにも行った事がない更に言えば家から出た事がない僕の覚えている限りではだけれど…


僕は…僕としては家から出た事がない。



僕は兄の影武者だから



僕は外には出られない…




兄としてなら外に出る、兄として行動し、兄として友達と遊んだり兄として兄の彼女とデートする。


こんな事はおかしいとか変だなんて思うのが普通だと思うけれど残念ながら僕達は普通じゃない。


僕達はこんな事が至極当然で当たり前の事だと思っていたから仕方がない事だと思う。














───────



兄は周りからは、美丈夫で尚且つ頭脳明晰、スポーツ万能、極めつけは学園史上最強だと言われる程の能力の持ち主


だと思われているらしくモテる、とにかくモテる。


実際彼女が何人もいるから僕の出番が来る。


…全くもって嬉しくないけれど。



実際の兄は、勉強?なにそれ美味しいの?状態だし運動音痴だ、それに性格破綻者。


兄が性格破綻者なのは皆さんご存知の様子、兄をフォローしたいけれど残念ながら僕には兄をフォローする事が出来ない、する事がない。


顔は自分と同じなのでカッコいいとか言われてもいまいちピンと来ないし、能力に関しては評価されているのが兄の力だけではなく僕の力も評価されているため何とも言えない…

というよりは僕の力の方が評価されている。


性格は言わずもがなだ。






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