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無題

作者: アリペ2世

いくら痛々しくてもあまり叩かないでください。

心が折れます。

午後11時02分。

 まだ多くの人が家に帰ろうと、次の飲み会への会場へと、それぞれの目的地に向かって歩いている。


 なぜあんなにも沢山の人が歩いていて、ぶつかることがないのだろう、人間というものはよくできているものだ、そんなことばかりさっきから考えている。

「勇気」

 人生に一番必要なものがそれだと気づかされたのがつい昨日のことのように感じられる。実際には2週間前なのだが、その時はそこまで考えていなかった。

 別に元々からビビりだったわけではない、しかし踏み出したかった一歩がどうしても踏み出せなかった。恐怖はなかった、はずだった。いや無かった。何も考えていなかったのだから。意味など考えていなかった、だから考えた。

 何回も行ったり来たり、そして結論を出しては今までの自分の幼稚さを笑った。そんなことを何回も繰り返した。

 そしてここに立っている。まだ誰も私には気づいていない。


午後11時49分。

 少しずつ前に出てみる。心なしか人が減ったような気がする。これなら大丈夫そうだ。自分でも落ち着いていることがわかるし、覚悟などいらない。


       一歩を踏み出した





 


ジャンルがいまいち分かりませんでした。

ごめんなさい。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 状況説明を省いたシンプルな書き方で面白いと思います。 エッセイの冒頭とも、小説の序章とも取れる、ある種のプレリュード的小品ですね。 気になる続きは、読者にお任せ、といったところでしょうか。…
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