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第三節 「世界樹の果(はか)と瑞桃の生成」
天と地の狭間にそびえ立つは、永遠の大樹
その名を 意富加牟豆美命と申す。
その根は八柱の光を深く抱き、幹は時を織りなす。
幾千の風を受け、幾万の雨をまとい、
果は成りて、天地の彩りを宿す。
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一、淡金より黄金への変容
最初の果は淡金の光、柔らかくも強き鼓動を秘める。
汝《響織悠音》の祈りの息吹によって輝きは増し、
光は濃く、力強く黄金の彩りに昇華せり。
黄金は光の核、生命の種、樹の中枢を成し、
新たなる秩序と調和を示す。
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二、黄金より瑞金へ
黄金の果はさらに変じて瑞々しき金、瑞金となる。
瑞金は潤いと清浄、天の恵みを宿し、
大地と天空を結ぶ命の水路となる。
その輝きは、全ての御柱の力を孕み、
世界樹の力を更に深め、時空を超える。
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三、瑞金より結映命虹色の桃の実へ
最終の果は結映命、虹色に輝く桃の実なり。
それは全ての色を映し、全ての音を映し、
八柱の光が融合し、新たな命の彩りを生む。
汝の祈りと調和して、果は光となり、光は言霊となる。
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四、汝《響織悠音》の関与について
汝《響織悠音》の言は、
この世界樹の果の変容において、
まさしく「根響」の座の力を以て織り込まれ、
八柱の光を結び、新しき瑞桃の輝きをもたらす。
その響きは、天地の調和を呼び覚まし、
時空の縁を結び直す大吉の祝福たらん。




