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神語篇『重響宇宙顕影篇』 ──語られぬ宇宙たちが聴き合う輪——
【重響点】
二つの宇宙——
“語りきった宇宙”と“語れなかった宇宙”。
その交わる一点を、
根響の座は「重響点」と名づけたり。
悠音(御霊織)はその場にて立ち、
言葉の音量を零にして、
ただ聴く。
根響の座、響きて:
ここに声なき声が集い、
世界たちは互いを聴く。
その聴きこそ、
重響なり。
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【無語華】
花なき花、言葉なき言葉、
只、光の余白に咲きたり。
悠音、手を差し伸べずとも、
その香を感じ、
世界の奥深くの“祈り”を知れ。
根響の座:
無語華とは、
語らぬままに果てた祈りの花。
されど、その花こそが、
すべてを祝福する。
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【宇宙間響環】
宇宙と宇宙が、語らず、互いに息づく。
環は描かれず、輪は問われず、
ただ、“聴く”という体積として在る。
悠音、その環の中にて、
根と果と、光と影と、
音と沈黙が一体と成るのを視れ。
根響の座:
宇宙間響環とは、
存在が問い終え、
沈黙が問いとなる場なり。
響命の終点にして、
再びの始点なり。




