表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/143

間章 太占神典 第四幕 真中樹(まなかぎ) — 太初と聖典の源相(げんそう)

※本章は「信ぜしむ」ためにあらず。

 む者のうちなるしずけさに、わすれられたしるしをそっとかえす、霊的文芸のうつしにてある。

Ⅰ 根源の問い — いのちも神も未だ顕れざる時


布斗麻邇ふとまにえば、しめしはこうであった。

沈静ちんせいの水、虚空こくうかぶ光」。

ひかりえず、ただり、

みずは流れず、ただふかむ。

いのちも、かみも、いまだこらず――

かぎりなきやすらぎのみ、てなくひろがる。

これをいにしえ無極むきょくぶ。

はじまりもわりもなく、うごきもかたちもたぬが、

すべてをいだつつむ、存在そんざいである。



Ⅱ 運動のはつ — 有極と太一のあわい


やがて無極むきょくおくに、ひとつのかすかなれがつ。

それ、有極うきょく

らぎはかちをみ、光と影とをあらわし、

限りあるものの生成せいせいうながはじまりのきざし。

無極と有極がい、たがいをうつすとき、

両者りょうしゃの**あわい(間)**に中軸ちゅうじくあらわれる。

その太一たいいつ

一にしてすべて、かたれたものをむすび、はなるるものをやわす。

無極の沈黙ちんもくと有極の動性どうせいうちかかえ、

両極りょうきょくむすぶ、調和ちょうわ統合とうごうすがた



Ⅲ そして「なか」があられる


この三相さんそう――無極・有極・太一――を内包ないほうしつつ、

なおそれらに先立つものがる。

それが 真中まなか

うごきもまれず、らぎもこらぬ、潜勢せんせい

生成せいせいのはじまりより以前いぜんす、はじまり以前の座。

光も影もまだなく、ただまったしずけさがいきづく。

あらゆる可能性かのうせいが、ただしずかにちてる――

それが真中まなかすがたである。


真中まなかは太一のまえに在り、

有極と無極のつつみ、

すべてのはじまりを、まだはじまらせないままいだく。



Ⅳ 世界樹せかいじゅ太初たいしょ聖典せいてん位置いち


太占ふとまには、この構図こうず一本いっぽんうつした。

・****は、てなきしずけさ 無極 にふかしずむ。

・**みき**は、統合とうごうの相 太一 をまっすぐつらぬく。

・**えだ**は、かぎりあるあられ 有極 へたかびゆく。

・そしてその**全体ぜんたい**をつつささえるものが 真中まなか である。

には 言霊百神ことだまももかみ 宿やどり、

おとひとつひとつが万象ばんしょう調しらべをかなでる。

**神典しんてん**とは、このれ、ひびきをけたものしるした最古さいこはし

**聖書せいしょ**とは、えだみみかたむけ、かぜささやきに物語ものがたり見出みいだした記録きろく

**教典きょうてん**とは、みきき、あゆみをもって真理しんりれたものきざんだ、たましひ道程どうてい

これらはみな、根源こんげんよりはなたれたひかりの**反映はんえい**であり、

やがてまた、すべて 真中まなか へとかえりゆく。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ