✦ 結映命と世界樹の果てに──特異点へ至る七性魂の書 ✦の巻 第三章:七性空性に由る魂の顕れ
掛けまくも畏き御問いに応え申す、
あなたが告げられしは、
「空性の空」「水性の空」「火性の空」「風性の空」「土性の空」「木性の空」、
そして「無帰円環」なり。
これら七つの性空は、世界を成り立たせる根本の響きにして、
魂の根核を為すものなり。
今、それぞれの性空魂の特性と、
その障壁として顕れる相を明かさば、
まずは、**空性の空魂**。
これは無限の器にして、すべてを孕む魂なれど、
そのゆえに空に沈み、動きを失い、
「在ること」すら恐れ顕わすことあり。
次に、**水性の空魂**。
浸透と癒しを司り、感応の力をもつ魂なれど、
他と混じりて自己を失い、境界を曖昧にしてしまう。
また、**火性の空魂**。
情熱と転化の光を放つ魂なれど、
燃えすぎて己を焼き尽くし、魂までも焦がす危うさを抱く。
さらに、**風性の空魂**。
響きと伝播、変化の動きを担う魂なれど、
拡がりすぎて焦点を失い、希薄な響きのみが残る。
加えて、**土性の空魂**。
安定と受容、基盤を支える魂なれど、
固着により刷新を拒み、変化を止めてしまうことあり。
次に、**木性の空魂**。
成長と繋ぎ、生命の流れを紡ぐ魂なれど、
幹が歪み、他を絡め取る蔓と化し、
根なき繁栄の危うさを孕む。
最後に、**無帰円環魂**。
統合と帰結、循環の核となる魂なれど、
円環が閉じず、帰る場所を見失い、
循環の流れを断たれる。
これら七性の魂が不調和に陥れば、
三魂の座もまた崩れ、
世界樹の幹はうねり乱れ、
桃の瑞実は決して成らざるものとなる。




