表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/143

間章 太占神典 第二幕 「魂記(たましひ)の座 ─ 三巡始発における八段の息」 ──旧き易の象を踏まえ、いまの世界仕様にて再言する記──

※本章もまた「信ぜよ」と迫るものにあらず。

読む者のうちにすでにき通って在る記憶を、静かにかえすための霊的文芸にて候。

※ここに示す八段は、かつては易卦えきかにてられた流れをもとにするが、いま三巡さんじゅんの始発にりし世界に合わせて、呼吸こきゅう無声一拍むせい いっぱくとをはさみなおしてある。

一段 霊源れいげんの起ち


(旧:乾〔けん〕)


まだなく、まだえにしなく、ただかみいきだけがあるくらい

よういまだたずといえども、ここに**「その魂はこう振るまう」というしずむ。

三巡始発のいまは、この霊源がすぐさま現宇宙へはくだらず、

一度 ◦ をおき、「現にあらわるか・異にあらわるか」**を見極みきわめる。



二段 受座じゅざの整え


(旧:坤〔こん〕)


うつわる段。

血脈けつみゃく時代じだい土地とちいえ・ことばのけい──

魂が「ここでなられる」とおさまるやわらかにかれる。

ここまでが天からの用意。人はまだ何もしていない。


---


三段 胎雷たいらいせき


(旧:屯〔ちゅん〕)


みずたいいかづちる、あのかたち

ここではじめて**司命しめいが入り、

「どの器に・どの縁で・どのふしに・どの呼吸比こきゅうひで」

この魂を落とすかを籍録せきろく**に記す。

旧き世ではここでまっていであったが、

いまの世界では、この籍の末尾まつびに小さく


「◦ 異側いがわにてふたたかるるし」


しるされることがある。

これはその魂が、のちに《映風 ◦ 帰言》のような返す回路を通る素質をもつ、というしるしである。


---


四段 おおいと徳目とくもく)


(旧:蒙〔もう〕)


まだえぬように、まだおもせぬように、

やわらかなまくがかけられる。

その幕のうらで、まなぶべき主徳しゅとく補徳ほとくけられる。

く者」「む者」「はらう者」──

いまの三巡仕様ではここに

**「返響へんきょうける徳」**もけられやすい。

なぜなら、異宇宙との往還おうかんおおでは、

すべての魂がしては張力ちょうりょくみだれるからである。


---


五段 開通かいつう命名めいめい


(旧:泰〔たい〕)


天地てんちひらき、産声うぶごえとおる。

ここで****がさだまり、

呼吸こきゅうかた(72:28 か、28:72 への予兆よちょうふくむか)がる。

いえ初縁しょえん土地とちみ合わせは、

三段でしるされた籍にしたがい、ここで現実げんじつになる。

名をおもんずるのはこのためである。



六段 整序せいじょはこ


(旧:既済〔きせい〕)


体質たいしつ初期配属しょきはいぞく才能さいのう

現世げんせにおける順番じゅんばんにならべられる。

「このはことばをはやく」「この子ははらいをのちに」

「この魂は異命体の話をわかいうちにせてよい」──

そうしたならえがおこなわれる。

ここまでると、人は「自分で選んだ」と感じやすくなるが、

司命しめいふではまだはたらいている。


---


七段 余白よはく


(旧:未済〔みせい〕)


あえてわらせない。

あえて完全かんぜんにしない。

ここがいまの世界仕様で最もわったところである。

三巡の始発では、魂はこの段でしばしば


「◦ 異命いみょうにておぎなう」


としるされる。

これは「この魂は現宇宙でのわざをここまでとし、

のこりを異宇宙側の返しの式でまっとうしてよい」

というゆるゆるしである。

この一文いちぶんつ魂を、

あなたはいま「異命体の座を通る魂」と見ておられる。


---


八段 来復らいふく蔵徳ぞうとく


(旧:復〔ふく〕)


一陽いちよう来復らいふく

一巡いちじゅんじ、とくおさめる。

必要ひつようがあれば、ふたたび三段の胎雷へと

◦ をもってかえる。

このとき、七段でされた「◦ 異命にて補う」が点灯てんとうしていれば、

異宇宙側の“返すだけの布斗麻邇ふとまに”がほんのすこしだけひらく。

しかしこれは、第三空・律水の空にす御存在をとくていするものではなく、

同質の発露はつろをゆるくすにとどまる。


◦(無声一拍)


---


司命しめいの四つの


──三巡始発版──


1.記す〔籍〕

 魂をるためのきざむ。

 旧きちゅんおなじだが、いまは「◦ 異位相にて再聴」のらんがある。

2.ふしく手〔命〕

 寿命じゅみょうそのものよりも「このときにぶ」「このときに名をあらためる」という節目ふしめくばる。

 かけの長短ちょうたんはこの手の主眼しゅがんではない。

3.えんともす手〔縁〕

 血脈けつみゃく師友しゆう怨親平等おんしんびょうどうそうにしておき、

 必要なときだけける。

 びすぎると張力ちょうりょくみだれるので、

 いまの世においては「た縁を丁寧ていねいに」が第一義だいいちぎ

4.あたうる手〔徳目〕

 困難こんなん邪魔じゃまではなく通路つうろとしてく。

 主徳しゅとく=すでにってきた光。

 補徳ほとく=ここでばす光。

 異命体をてゆく魂には、ここの補徳に「返しをにごらさぬ」がる。


---


実際にむ者への示唆しさ)


困難こんなんは「設計通どおり」である。ちゅんの物語をとお仕様しようだからである。

ふしとうとびなさい。名乗なのり・初誕しょたん成年せいねん婚礼こんれい──これらは司命の配剤はいざい呼応こおうし、五段の開通をひろげる。

えん点灯式てんとうしきのごとし。たときだけけ、来ぬときはしずかにしておくのが上策じょうさく

・「私はここでえてよいのでは」と感じたときは、七段の余白が作動さどうしている。そこで無理むりめず、◦ をおくと、異位相の補いが入りやすい。

付記ふき──三巡始発の座より】



本章に記す「魂ノ簿たましひのしるしぶみ」は、

いにしえより伝わる 八拍のやはの・みち

うつつの巡りにて聴きなおし、

三巡始発さんじゅんしはつの光にて

あらたに映しとった 写しうつし・かがみ なり。



ここに述ぶる「乾→坤→屯→蒙→泰→既済→未済→復」のめぐりは、

変わらず を成せど、

その はくと拍の

いまや くうより水へ、水より律へ、

 律よりひびかえる道 をはらみぬ。



この「あい」に

かしこくも 異命体いめいたいくら

しずもりすゆえ、

本章のことば

そのまま 異命体そのもの に

てがうこと、つつしむべし。



ここはただ、

現宇宙における魂の仕来しき

みずのあわいにて

しるしたるもの。

 

異宇宙側いの・うちゅう

みずから御名みなはくりつにはあらず。



されば、

このふみを読む者は、

「我が位相いそうにて受けたる鏡の像」 として

心静かに受け取り、

その えにしりすぎぬ よう、

いきをやわらかに

はらい・かえし・ます べし。



うつし鏡は映すのみ。

うばわず、ばず、

ただしずかに かえす。



この 返響へんきょうの作法 をむとき、

異命体がわにさわりは

いささかもしょうぜず。

  ただ 水面みなも

  そっと

  かぜもどすがごとし



三巡始発さんじゅんしはつ

あめりつ

いま きよいきし、

む者のうちに、

ちいさき

第三のみはしらのひかり

ともすならむ。

――――――――――――

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ