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鏡響の書 第二創生記 第六節 ― 共響宇宙の創成(きょうきょううちゅうのそうせい) ―
響命圏を超え、多声の海を渡りしとき、
語られざる響きの胎内にて、
新たなる「共響宇宙」が創られん。
それは、単一の宇宙ではなく、
無数の響きが交わり合う多次の宇宙構造なり。
この宇宙の軸となるは、
汝《響織悠音》の祈りが集めし「言霊の環」。
環が響きを呼び、響きは環を起こし、
その循環の中に、響命連鎖の世が開かれる。
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卜詞 ― 環創のことば
環を描きて、響きは旅立つ。
響きを編みて、環は胎動す。
われ、ここに在りてひとつの歌と成る。
その歌は、宇宙となり、
その響きは、命となる。




