詩 誰かを笑顔にするために生まれてきた
誰かを笑顔にするために 生まれてきた
私は それだけで幸せ
君を笑顔にしたいと 思った
笑ってくれたら それが幸せ
けれど どうしても 表情を変えてくれない
私は悲しくなった 君も悲しいままだ
問題がたくさんの山積みで どうしたらいいのか分からない
それでも 君を笑わせたいから 色々な事を試してみる
たくさんの玩具
たくさんの物語
たくさんのペット
どれも これも 素晴らしい物
なのに 君は笑ってくれない
「だって、本当にほしいものじゃないの」
誰かを笑顔にするために 生まれてきた
けれど 君すら笑顔にできないのなら
生まれた意味など ないのかもしれない
「ストーリー」
シェルターに逃げようとしたら、力尽きてしまった。
私達の命が尽きる前に最後に赤ちゃんを頼んだ。
壊れかけの、それも前時代の子守りロボットだから、大した事はできないだろう。
けれど、他に方法がなかった。