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女の人と浮気ばかりする王子様系の彼女。俺は別れて普通の青春を送る  作者: 賀田 平太


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10話 テスト勉強

「なぁ、ここってどうやって覚えるんだ?」

「あー、そこはなぁ」 


 俺は早速分からないところを瑞波に尋ねる。今、俺と裕司、慶太と瑞波は学校の図書室で勉強している。いつもなら俺か慶太の家でするのだが、今日は図書室でやることになった。


「あー、疲れたぁ」

「お疲れ様。15分休憩したら確認テストするぞ」

「オッケー。ならその間に飲み物買ってくるわ」


 俺は席を立って図書室を出た。俺の勉強に付き合わせて悪いし、ついでに瑞波にも飲み物を差し入れするか。


「えーと。確かあいつは紅茶が好きだったよな」


 俺は瑞波と自分の飲み物を買った。ついでにあいつらの飲み物も買ってやるか。俺は2人分の飲み物も買った。


「やっぱり4本となると少し持ちずらいな」

「なら、私が持ってあげようか?」

「おー、さん……きゅ」


 聞き覚えのある声に体が固まってしまう。嫌な予感がするが無視をする訳にもいかないのでゆっくりと振り向く。そこには俺が思った通りの人物、桃華がいた。


「……なんか用か?」

「用はないよ。ただ、君が困ってるようだったから手助けでもしようと思っただけさ」

「そうか。俺は大丈夫だ。じゃあな」


 俺は気まずいので早々にその場を立ち去ろうと足を動かす。するとなぜか桃華もついてきた。


「なんでついて来るんだよ」

「いや、君がこんな時間まで何をしてるのか気になってね。哲也は何をしてたの?」

「……俺は友達に勉強を教えて貰ってるんだ」

「ふーん。なるほどねぇ」


 桃華は何かを考えているかのような素ぶりをする。図書室までの道のりが遠いなぁ。早く帰ってくれないかなぁ。俺がそんなことを考えていると桃華がとんでもない提案をしてきた。


「なら、私が勉強教えようか?」

「……は?」


 この人は何を言ってるんだろうか? 俺たち別れたよな? なんでそんな話ができるんだ? 一瞬呆然としてしまったが、すぐに我に帰って断る。


「いや、遠慮しとくわ。俺は瑞波に教えてもらうから」

「そう? ならしょうがないか」


 そう言って桃華は足を止める。俺も意図した訳ではないがなぜか足を止めてしまった。


「じゃあね。また明日」

「………あぁ」


 俺は短く返事をしてそのまま図書室に戻る。桃華は流石に図書室まではついてこなかった。


「戻って来たぞ。ほら、みんなの分の飲み物だ」

「ありがとう」

「おー、俺らの分も買って来てくれたのか。サンキューな」


 慶太と裕司が飲み物を取る。瑞波の姿が見えない。おそらくトイレにでも行ってるのだろう。確認テストする前にもう少しだけ勉強しとくか。


 俺はノートを見直しながら瑞波が戻ってくるのを待つことにした。

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― 新着の感想 ―
 瑞波の方にちょっかいかけてきそうこの元彼女。    性別逆にした粘着男のパターンが実際は多いのだろうが、結局ストーカー化なんかしたらどちらでも怖いのは変わらず。  主人公はきちんと判断して自分を守れ…
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