表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
夏休み  作者: ひの
5/10

5

おばあちゃん曰く、迷い道というのは昔からよくある話で、その道に深く入り込んでしまうと、もう帰って来られなくなる。

その道の浅い所にしか入ってないのなら、ほとんどは帰って来る。

おじいちゃんがその例だ。

山の中などの人気のない場所に、迷い道が開いていることが多いが、普通のいつも通っている道を歩いていても、入り込んでしまう時もある。

また家の中にいても入り込んでしまう人もいる。

「それって神隠し?」と聞く。

帰って来なかったらそう言うんだろう、とのこと。

しかし迷い道は神隠しよりもよくあることだと言う。

「私は迷い道なんて知らなかった。」と言うと今回迷い道に入ったではないか、とのこと。

でもこんなのは初めてだし…。

ほとんどの人はまぎれ込んでも、お父さんみたいに道に迷ったと思う。ただ、あんたの話を聞いていると相当深い所に入ったようだ。

迷い道に入り込む時は、たいていひとりだ。

ふたりというのはあまり聞いたことがない。

なにかの拍子に入ってしまったのだろうけれど、ひとりではなく、ふたりだったこと、それとあんたがおじいちゃんの話を思いだして、お供えしたのが良かったんだろう。おじいちゃんも守ってくれたんだろう。

「じゃあ、けっこう危なかったってこと?」

「そうだねぇ。」

「それなのにお父さんは呑気だねぇ。」

「まぁ、あの子はそういうところが鈍いからねぇ。」

「鈍いで済まされるの?」

「まあ、あんたがしっかりしてるから。」

そんなこともないけど、そうかな?



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ