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目が覚めたら・・・
俺は川岸にいた。目の前の女性はこんなことを言った。
「この川をわたるには6万円になります。ただし、この川は渡ったら最後戻れません。」
どうやら俺は死なずにすむらしい。なぜか?
それは俺は現金を持っていないからだ!
目が覚めてまず目に入ってきたのは医者らしい人物と、俺の上司らしき人物が話し込んでいるところだ。上司のほうは服装から一等術尉というのがわかる。
術尉というのは、自衛隊の階級制度の1つである。今の自衛隊は、昔からの陸、海、空に加え、魔術の4つで成り立っている。
いや、それよりも、だ。なぜ術尉の人間がいる?二等術曹の俺にとってみれば滅多にお目にかけることの人間だぞ。それがなぜ俺なんかの病室に・・・。
病室?なぜ俺は病室でちゃっかり寝ちゃっているんだ?確か隣国の魔術師が日本に入ってきたから出動して・・・。
どうやら記憶が抜けているようだ。
なんでだっけか?
と、頭に?を浮かべていると医者が部屋から出ていった。それを見届けた上司は俺に向かって口を開いた。
「諏訪二等術曹」
そして一等術尉がとんでもないことを口にした。
「君は本日をもって日本海第三防衛支部から移動してもらいます。理由は魔力喪失による魔術利用不可能からである。」




