第一話 ガートの落とし物2
乾いた音が、地に落下した陶器の機能停止をお知らせする。どこの店のものだか知らないが、ぶつかってしまった食器が壊れたのは彼のせいではない。彼の目前を駆ける、一人の犯罪者が原因だ。今やかなりの距離が生まれてしまい目前とはいえない上、彼自身も犯罪者の男を追うために陶器の欠片を足の下にしてしまっていたが――今はそれどころではない。
いつものように町に出て知らぬ道を進み、野良猫と遭遇してさりげなく避け、鍵を落として困っているおばあさんの手助けをしていただけなのに、どうしてこんな全力疾走をしなければならなくなったのだろう。財布は背中の水色の袋にしまってきちんと紐で縛っておいたはずが、どうしてあの男の手に渡ってしまったのだか。
かちかち、彼の髪と耳元で揺れる、球体の装身具が些細な音を出す。これでも全速力で走っているのに、彼の視界から犯罪者はどんどんと遠く離れてゆく。少なくない人混みをかき分けなければならず、そして彼の常備する大きな袋の重さが足の動きの邪魔をするので、なかなか相手に追いつけない。体力のあまりない彼は――
「そこのスリを、捕まえてくれっ!」
叫んだ。
***
日が随分と地平線から離れた時間になった。広場に出店も出る時間であり、町を出歩く人の数が増える。
荷物が多くなる予定の買い物についてフェッロは既に語ってある。どういう道のりで買出しをするのかというニコラスの問いに、まず画材を買おうとしていたと思い出す。最初の目的地を教えると怪訝そうな声がやってきた。
「画材買うのに、カターニャちゃんの店に行くの? 薬屋に?」
「そう。薬屋には絵具の材料が売ってるから」
「へえ~?」
画材に詳しくないニコラスは、納得がいってない様子だ。実は、絵の具に使う原料の鉱物の一部は薬局でも手に入る事が多いのだと、告げようとする。
「そこのスリを、捕まえてくれっ!」
遠くから切羽詰まった声がした。
「ん……?」
通りの人間はそれぞれに自分の言葉を相手に伝えようとしていた。フェッロがその声のすべてを聞き逃したのも、近くの店員の購入勧誘の声の方が大きいものだったからだ。
そのスリの男の元までフェッロの立つ位置から距離があり同行者も同じだったはずが、ニコラスの蹴りは飛んだ。瞬間、彼の足が通常の二倍以上に伸びて見えた。ニコラスに横転させられた男は逃亡を諦めるつもりはないのか、ただちに起き上がり飛び出した。フェッロがその肩を掴む。
「スリって」
「そう、それ。そのまま離さないでね」
りょうかい、と返事をしてスリ男の腕を握って取り押さえる。ニコラスも反射的に動いたところがあるだろうが、まず何よりも足が出るという彼らしい捕り物帖だった。さすがだとフェッロは思ってしまう。ティル・ナ・ノーグのように人が集まる場所であれば、出来心を抱いてしまう人の数も増えてしまうというもの。この手の軽犯罪ならフェッロもよくなじんだものだが、スリを積極的に捕まえようとした事はない。
さてこのスリの男をどうしようかというところで、遅れてやってきたのは息を切らした一人の青年。青金石色の髪を持つ、全体的に青系統でまとめた服の男性だった。青い色が好きなフェッロはしばし青年を見つめる。
「オレの、財布……!」
青年は長い距離を走らされたのか肩で大きく息をして、「ああもう、ひどい目に遭った……猫には会うし、スリにも遭うし……」息を整えながらつぶやいている。青年がまだ呼吸を揃えているので、フェッロとニコラスは顔を合わせた。互いに考えている事は同じはずだ。この青年は今しがた捕まえたばかりのスリに財布を盗まれる被害に遭って、スリの男を追ってここまで来たのだろう。
フェッロがきちんとスリの男の両手を抑えているのを確認してから、ニコラスが身体検査をはじめた。財布は男のポケットからすぐに出てきた。それも二つだ。
「キミの財布って、これかな?」
「いや、それじゃなくって……そっち」
取り上げた財布を青年に見せると、彼はもう一つの方を指さす。ニコラスが手渡すと、青色を閉じ込めたような出で立ちの青年はそっと安堵の笑みを浮かべる。なんとなく海を思わせるような服装だと、フェッロは青年を改めて眺めた。
「どうもありがとう。助かったよ。それじゃあ」
軽く会釈すると、青年は去っていった。「今度は気をつけなよー」と応じるニコラスとは対照的に、フェッロは長い前髪の下でわずかに眉を寄せた。
「……あの人、どこかで見たような気が……」
名前も知らず、顔もはじめてお目にかかったはずなのに、フェッロはあの水色の大きな袋に見覚えがあるように思えていた。人の顔を覚えるのは得意な方ではないが、手荷物や服なら記憶している方だ。だがあの青年をどこで目にしたか、どうにも思い出せない。
「この残ったお財布って、こいつのものってわけじゃなさそうだよね」
声をかけられて、フェッロは残された財布に視線を落とす。そちらに意識を移すと、先ほど会った青年の事は頭の隅へとやられてしまった。ニコラスの言う“こいつ”とはスリをした男の事のようだ。
「……うん。男性向けな気がしない」
「だよねー、なんかこれガートに見えるし、女の子好きそう。やっぱり盗品かな」
薄紅色の財布からぶら下がる紐の先には、鳥の羽に似たものが生えた円形状の金属の板がくっついていた。確かに鳥の羽に似た耳を持つ動物、ガートの横顔に見えなくもない。ただし目や鼻はなくガートの影だけを切り取ったような単純なものだ。
ガートの飾りを見つめる事でスリの男の存在が頭の奥に追いやられ、フェッロはつい集中力をゆるめてしまった。気がついた時には掴んだ手がなくなっていて、走り出したスリに顔色を変えたのはニコラスだった。
「あ」
「ちょっと、フェロ、何やってんの!」
仮にも騎士団の一員であるニコラスの行動は早かった。スリの男を捕縛するために動いた彼だったが、すぐに通りの人混みが頂点に達しているのを知る。人という障害物が多すぎて前に進みづらい。前に進むたびに人口の過密は増してゆき、ついには人をかき分けなければ先へ進めなくなってしまった。
「うっわ、何この混雑?!」
人のたくさん訪れる港に近いとはいえ、祭りでもないのにこの人混みは多すぎる。途中まではスリの男の姿を把握出来ていたニコラスだが、ついにはその背中を見失ってしまった。フェッロも同じだ。彼が逃してしまったのだから彼こそがスリの男を視認出来ているべきだったのだが。軽犯罪者相手とはいえ、あまりよろしくない失敗をしてしまった。
「ごめん、ニコ」
「……なんなんだよー、この行列」
しかしニコラスに気にした様子はない。彼の気になるのは人だかりの原因となっている行列の方であって、スリの行方はもう気にしても仕方がないと諦めたようだ。注目を集めるのは、何十人にもなるだろう大勢の正装をした従卒たちのつくり上げる行列。装飾過多な輿の中に座る人物こそが、この騒ぎの中心のようだ。
「今日、パレードの予定なんてあった?」
世事にあまり詳しくないフェッロでも、このように人の集まる行事があれば情報通ホープ司祭から話を聞けるはずだ。しかしホープは出かける際に何も言わなかった。
「ねえ、この行列ってさ、何なわけ?」
気になればすぐに行動に移すニコラスは、輿に座す人物を食い入るように見ている男の一人を呼び止める。
「おいおい、知らないのか? 美姫とうたわれるラヴィーニア嬢の親であるクリヴェッリ伯爵がノイシュ様に会いに来てるんだよ。マルツォ地方の小領主なんだ。どうやらラヴィーニア様は一緒じゃないみたいだが……彼女も来てるんじゃないかってやつらがいて、この混雑なんだろう」
最初は呆れ顔だった男だが、途中からはニコラスが事情通でないと察し、混雑の理由を推測して説明する。一地方の領主が、ティル・ナ・ノーグの領主であるノイシュ公を訪ねてきたというのだ。あり得ない話ではないだろうが、こうまで派手な登場をする必要性を感じない。
「……どうも親より有名な美人さん目当ての男性陣で混んでるらしいね」
「何で、あんな行列まで」
「クリヴェッリ伯爵は派手好きで有名だからな。とにかく他所の土地で自分の富を見せびらかしたいんだろ」
もう一度振り返って男は笑った。言葉尻からは、その娘に会えないのであれば伯爵はどうでもいい、そんな様子がうかがえる。伯爵には娘ほどの人気はないらしい。
「何にしろタイミング悪いなーもう……」
スリの男が紛れるにはもってこいの人混みがやってくるとは思わなかった。半分むくれたようなニコラスは、納得がいかないような不満顔。腰に手をやろうとして、自分の手の中にあるものを思い出す。薄紅色の財布だ。
「で、どうする? このお財布」
「騎士団のところに持って行くか……あ、騎士団」
フェッロは言いながらニコラスの顔を指さした。本来ならば落としものの類であっても騎士団の誰かに届けるのが一番なのだが、騎士であるニコラスこそがすぐに賛同出来なかった。実は勤務中であるというのに職務をまっとうせずに町にいるのが上司に知られたら、非常に困る。
「……とりあえず、このあたりで少し聞いてみてから届けない? 持ち主も今の行列で足止め食らってて、案外近くにいて探してるかもだし」
「そう? じゃあ……中に手がかりがないか見てみる?」
特に他意はなさそうなフェッロだが、今度もニコラスはすぐに頷けそうになかった。
「でも、人のだしねー」
「もしかしたら他にもガートグッズが入ってるかも」
「いやいや、意味分かんないから。それって一体何の手がかりなの」
相手がきちんと制止するより早くフェッロは財布の中身を開けていた。中にはアーガトラム銀貨一枚と銅貨が三枚、一片の紙きれがあるのみだった。懐事情の寂しさはともかく、紙片には何か手がかりが書かれてありそうだ。ニコラスも止めるのを忘れ、フェッロがそれを広げるのを見ていた。紙に書かれた内容はこうだ。
『殺人。頭脳犯、狂気的でありながらどこか筋の通ることを言う男。猫。孤立無援、通報は出来ない』
黒インクでの走り書き。男たち二人は黙りこんだ。事件性の高そうな単語がいくつかある。
「……これって」
「買い物メモにしては変だね」
むしろフェッロの反応の方が変だと告げたいニコラスは呆れた。彼の言葉で少々我に返ったニコラスはどうしたものかと、もう一度走り書きのメモについて思案する。不穏当な内容のメモが入った財布をスリが狙ったのは、偶然だろうか? 何かの事件に巻き込まれた人間が書いたメモだからこそ、それを世に広められては困るからと盗品にさせられたのかもしれない。
「……どうする? フェロ」
「やっぱり持ち主を探してみよう。中身については触れずに」
そうするしか他にあるまい。一層騎士団に渡すべき代物だという思いを深めただけだったが、事件性があるなら尚の事もう少し手がかりを集めてもいいかもしれない。
出店の店員や通りすがりの人間は、行列のお陰でたくさんいる。かえって人の顔など覚えられないような状況ではあるが、聞かないよりはましだろう。幸いと言うべきかその逆か、貴族の輿が遠ざかっているので、人混みも少しずつばらけはじめている。フェッロとニコラスは聞き込みを開始した。
何人かに聞いても、すぐに芳しい答えは出て来なかった。が、人ごみがかなり解消された頃にある店でそれらしい人物を見たとの言葉がもらえる。
「その財布の持ち主か知らないけどな、“わたしの財布を見ませんでしたか”って嬢ちゃんならいたな。ちょっと前の事だよ」
その女性の特徴までは覚えていないという。とりたてて背が高いわけでも低くもなく、目立つような服装はしていなかったという程度の情報しか得られなかった。やっとそれらしい目撃証言が得られた事で、フェッロとニコラスは顔を合わせて、更なる詳しい情報を求めて歩き出す。
「ああ、いたな。“財布を落とした”って子が。たしか……隣りの店の方に行ったと思う」
「その女の人なら、ついさっき来たよ。どっちに行ったかな」
もう三人連続でおそらく、と思う人物の話が聞けている。どうやら持ち主に近づいているらしい。彼らの足は俄然速くなった。
「……その女の人は、メモを書いた人なのかな」
「どうだろー」
事件に巻き込まれた張本人が探しているのか、それとも事件を隠蔽しようとする人間が証拠を隠すために探しているのか? 判断するには情報が少なすぎる。だからこそ、二人は気になってしまうのだが。
立て続けで色よい返事がもらえたというのに、次ではそれが急に途切れてしまった。
「んー? さあ……見てねえなあ」
以降、しばらく知らないという声しか聞けなくなる。これはと思った道を誤っただろうか。
捜査が難航しはじめた頃、ちょうどそろそろフェッロの本来の目的地に近いという事で、彼は買い物をしてもいいかとニコラスに提案する。目撃情報がこうもなくなると、そろそろ騎士団に財布を預ける可能性も強くなってきた。そこで思い出したのが、フェッロは今日は買出しに来ていたということ。店は本当にすぐ近くだから、気持ちがそちらに傾いてしまったのだ。
「じゃあ俺はもう少し聞いてみてるから、早く済ませてきてね」
時間がかかる買い物でもないしとフェッロはニコラスと一時別れる事にした。向かう先はカターニャ・ヴォロフの薬屋だ。歴史ある薬局であり、種々の薬は自家製、質のよい品を売る良心的で信頼のおける店だ。薬草も頼まれていたが、フェッロ自身が必要なのは薬以外のところにある。
折よく店主のカターニャは店先で小動物を撫でているところだった。花の髪飾りで淡い金髪をまとめた二十代の娘。先の尖った長い耳を持つ彼女は自然と共に生きる長寿の種族――エルフである。エルフは皆、華奢な体で美しい容貌を持つ。この例にもれずカターニャは細身で麗しい顔立ちであるが、その笑みはとても愛らしく親しみやすい。
カターニャの穏やかな眼差しの先には、小さな薄黄色のガートが座っていた。平均して人間の膝の高さほどの体躯のガートは、鳥の羽のような長い耳と大きな尾を持った、どこででも見られる存在。だがカターニャの撫で回しているガートは生まれて半年もたっていないだろう、小さな小さな子ガートだった。子ガートの存在自体は珍しくはないのだが、子どもというのは人や動物、種族を問わずに成体よりも愛されやすい。元々ガート好きのフェッロは、ぜひ自分もその小さくてほわほわした生き物に触れられる栄誉に与りたいと、しゃがんで手を伸ばした。
ゆっくり差し出した手だったというのに、子ガートはいち早くフェッロの存在に気づいて、ぱっと逃げ出す。フェッロの内心では衝撃が走る。小さい獣は、背の高いフェッロに怯えてしまったのだろうか。しかしカターニャの身長もそう小さい方ではない。行く宛のない手を彷徨わせるフェッロに、カターニャは微笑みかけた。
「こんにちは、フェッロさん。逃げられちゃいましたね」
「たぶん、おれのせいで……」
昔からフェッロは動物に好かれた記憶がない。ガートをかわいがっていたカターニャにも迷惑をかけてしまったと申し訳なく思う。顔には微塵も出ていない――というより顔の半分近くが前髪で覆われているために感情が読み取りにくいが、カターニャはくすりと笑うと立ち上がって首を左右に振った。
「いいえ、気まぐれ子ガートちゃんが相手ですから。ところで、フェッロさん。今日はお買い物ですか?」
「いつもの、顔料を少し」
カターニャの店には通いというほどではないが、定期的に訪れている。フェッロが顔を出す時はほとんど画材目的だと彼女も知っているのだ。店内に進むカターニャにフェッロも続く。絵を描くための絵の具の元となる顔料は多くが鉱物や植物の抽出液などで出来ている。実はそういった、絵の具の原料となる素材も薬局には置いてあるものなのだ。
「それと、えっと……ザンパータ草を二束と、エルベアロ一袋も、お願い」
頼まれた商品の名前を忘れてしまってメモを取り出して読み上げる。そして取り出した紙片に書いてある物品の意外な量の多さと、そうゆっくりはしてられない事を思い出す。ほしい色の顔料を次いで述べると、フェッロは店内の商品を眺めようとするのはやめた。寄り道している場合ではない。
「薬草と画材は一緒の袋に入れます?」
承諾するフェッロに、カターニャはかすかに微苦笑する。
「それから、ごめんなさい。ザンパータ草がちょうどあと一束しかなくて……もし、解熱作用がある薬草が必要でしたら、メンタもありますけれど、どうします?」
「頼まれただけだから……ある分だけで大丈夫」
ホープに頼まれての仕事だし、薬草については何も知らないフェッロだ。寺院に戻ってから必要と言われればまた他所へ買いに行けばいい。
「最近どうですか、絵の方は」
雑談の延長だろう、カターニャは聞いた。どう、とはどう答えたらいいものだろうか。絵画を販売する事で儲かっているかという点であるなら――残念ながら。言葉を濁すのも面倒ではあるが、言って自分がさびしくなるような事は口にしづらい。返事のないフェッロにカターニャは気を使ったのか、返事を待っていたのではないのか、
「今度フェッロさんの絵、見せてくださいね」
と続ける。
「あ、はい」
何故かかしこまってしまったフェッロは、何かまともな絵画でもあっただろうかとぼんやり思う。商品を手渡され、硬貨を渡すとフェッロは会釈して去ろうとしたが、そうだ、とひとつ思い出す。試しに先ほどから探しているガート飾りのお財布の持ち主が来なかったかと聞いてみるが、カターニャも何も知らないようだった。
「またいらしてくださいね」
まばゆいばかりの笑顔のカターニャに見送られて、フェッロは店を後にする。先ほど、画家業についてまともな返事の出来なかった自分に少々元気がなくなってきた。フェッロは、画家だ。画家として活躍している自信のない自分。大きく息を吐き出したくなる――。
ニコラスは今どうしているだろうと首を回すと、彼は案外近くにいた。あちらが先に声をかけてくる。
「あ、いたいた。そっか、さっきも行くって言ってたっけ。カターニャちゃんのお店に行ってたんだ」
「そっちは新しい話聞けた?」
いいや、と否定するニコラス。片手で持てる程度だが少し荷物の増えたフェッロはそれを体に押し付けて持ち直し、ふと空を見上げた。太陽はすっかり中天にいる。そんなにあちこち行った記憶はないのに、もうお昼になってしまった。フェッロの思考と近い事をニコラスも考えたのだろうか。横目で、わずか悪戯っ子に似た瞳を向けてくる。
「ちょっと小腹減ってきちゃったなー、何か食べない?」
全面的に大賛成だったフェッロはこくこくと頷いた。
こうして彼らのお買い物とお財布の持ち主探しは、やや脇道へ逸れる事になるのだった。
今回も登場人物を企画参加者さまからお借りしました。
名前は出てないキャラもいますが明記しておきます。
スリに遭った青年=
リザ・ルシオーラ(考案・香澄かざなさん デザイン・タチバナナツメさん)
カターニャ・ヴォロフ(考案&デザイン・棗さん)