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ミラーボールの下で  作者: 記紀
第一章 鈴木言葉
9/27

情報

学校についたら、ある情報を小耳に挟んだ。(といっても精神が崩壊しかけている里亜奈からの情報だが)

「ハニー・スミスは5年前に死亡した四季亜菟葉の死に関わっている。」

という情報である。

つまりは、この情報が本当ならハニーの弱みを握れるチャンスである。

なので、ハニーの後をつけることとした。(はちみつにたかるハエ教が周りにいない唯一の時間帯だから)

何故か里亜奈と高一がついてきている。二人とも精神崩壊しかけていてほとんど喋らずに虚ろな目をしながらただボーッとしていた。

しかし、川の声の件もあるため、家にあるゴミを大量に持ってきた。そして、虚ろな目をし、何を考えているのか分からない二人を下僕して、ゴミを全部持ってもらった。丁度、川のある方角にゴミ捨て場があったため不審に思われることはないと思っていたが、そのあたりのゴミ捨て場の近くに住んでいる人間の大半はこの高校関係者の家が密集しており、ハニー宗教の信者共は情報交換常にしているらしく、高校関係者の家族から白い目で見られた。(村の中でハニー宗教の信者ではない5人の内の3人であるため)

そんな目も気にせずハニーをつけていくと案の定、ハニーは川に飛び込んでおり音や水しぶきは一切あがらなかった。

そして、川に近づくと川から声がした。

「殺す。」

私は下僕化した二人に川にゴミをばらまくようにというと、二人はすぐその通りにした。

すると、川の声は苦しそうな声をあげながらこういった。

「おのれ、お前は姉さまを殺しただけでなく川も殺すというのか。」

「どっちにしろお前は死ぬだろう。最後に質問するお前の名はなんだ。」

「言うわけ無いだろう。お前を一生恨み続ける。」

声は消えたが、至るところに変なガスが現れたためその日のハニー追跡作戦は終わった。


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