女王ハニーと嫌がらせ
ハニー・スミスがクラスの中心になった。その3日後、他クラスの生徒どころか他学年の生徒全員が、ハニー・スミスに夢中になったのだ。
しかも、嫌からせは日に日に進化し増えている。私は大丈夫だが、他の二人はもう少しで不登校になりそうだ。まあ、クラスの中心にいたのに、転校2日目の転校生にそれを強奪されて周りを囲っていた人達が一気に敵に周り、その3日後には全校生徒全員が敵に周った。最上位から最底辺に成り下がったようなものだから、壊れても仕方ないか。私には関係ないけど。
ちなみに嫌がらせの内容は、
無視
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ヒソヒソ話
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ヒソヒソ話からの近くを通ったら足を引っ掛けて、転んだら笑う。
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階段から突き落とす
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暴力を振るう
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私物を破損させたり、机に落書き
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無断で、SNS投稿する。
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大量の嫌がらせメールを送る
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水をぶっかける
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カッターナイフで髪や制服を切る
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集団でリンチする
みたいな感じだ。
二人はこれにより、目に隈があり、心なしか痩せている。
担任に報告したが、どうせ君たちが悪いんだろうっと役に立たない。完全にハニーの味方。
3日前はハニーの指示ではないと言ったけれど、あれは指示していないだけで、自分を信望するものが私を含めた3人に嫌がらせをして、どのような反応をするかを楽しんでいるだけだった。
ハニー。まるで、名前の通りはちみつみたいだ。群がっている奴らははちみつに魅了されるハエ。
そして、私達は赤子だ。はちみつは赤子には毒となる。
私はハエの攻撃は避けられるけれど、はちみつの毒には叶わないそんな人間だ。
ハエの攻撃に参っている後の二人は知らん。
私とあの二人を一緒にしないでほしい。
結局、ハニーに群がっている奴らはハエだと思っていればいいのだ。ハエだったら退治できるからな。
ハエ退治の仕方は言葉だ。言葉で退治すればいい、それを別名論破ともいう。
殺虫剤をかける感覚でやれば案外うまく言った。