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ひとりじゃないよ

作者: しずく

初投稿。

拙い文章ですが、読んでいただけたら嬉しいです。

私は気づいたらそこにいた。

いつからいたのか、どこから来たのかすら分からない。ただ、私はそこに存在していたの。


そこには何も無かった、ただ、真っ暗な世界が広がっている。そんな世界。

でも、たまにその世界に音が聞こえる時がある。

それは「雑音」や「騒音」と呼ばれるようななんとも言えない音。その音を聴いてると私は不快な気持ちになる。ただの音なのに、悲しくなったり、苦しくなったりするのだ。だから、その世界で私は耳を塞いだ。


どれほどの時間が経ったのか分からない。

いつの間にか私はその世界で考えていた。

自分は一体なんなんだろう。自分はどうしてここにいるのだろう。と。


そんな答えのない問をずっと考えていた。


そんなある日、その世界に小さな灯りが灯った。

真っ暗だった世界はその灯りによって照らされ、私は自分の存在を初めて認識した。自分の輪郭をはっきり感じたのだ。そして、その灯りは周りも照らしてくれた。

その小さな灯りによって照らされた世界をみて私は気づいた。“自分しかいないと思ってた世界には多くのものが存在していた“ということに、私は1人だったわけじゃない。気づかないうちに自ら目を瞑り、暗闇の中で必死に耐えていたのだ。世界や自分と向き合うために、一緒に歩んでくれる存在と出会えるまで。


そして、私は出会った。小さな灯りに。

だから、私は感謝した。

「あなたが灯りを灯してくれたおかげで私は「私」を知ることが出来た。

そして、世界を知ることが出来た。ありがとう」と。


でも、小さな灯りはそれを聴いて私に伝えてくれた。「私はずっとここにいたよ。あなたが私の存在に気づいてくれると信じて。私は最初っからあなたのそばにいた。」と。

そして、「やっと気づいてくれたんだね。ありがとう」そういったのだ。


その言葉を聴いて、私は思った。世界や自分を見つけにいけるのは自分しかいないんだな。と。


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

もし、あなたが今何かに悩み、苦しんでいるのなら

私はあなたを照らす小さな灯りになりたい。

ひとりじゃないよ。きっと気づかないだけであなたを大切に思う誰かがいる。私もそのひとりだよ。

苦しい世界で頑張って生きてきてくれてありがとう。

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