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第81話 東京(本物)の育児代行支援が充実というよりは、東京(本物)の育児代行が(現業職では都市圏内に家庭を持って住めないために)非常に高額だから補助が無いと、とても使えないという事

要約(ワンパラで “シェアされやすい” フック)


理翔と Eroyama は、東京23区へ続く満員電車を降り、「さす九」の息吹ただよう九州地方都市を縦断調査。


結果、ベビーシッター代は東京(本物)が時給3,000円前後(東京都の想定額)なのに対し、都雇圏50〜110 万人クラスの“地方東京”では700円前後――約4分の1で済むことを突き止めた。


しかも東京が誇る補助制度を最大活用しても年間の自己負担差は月額わずか4,000円。ところが家賃は地方東京の方が月6〜8万円安い。


数字は残酷に告げる――学生が「学び」と「育児」を両取りできる舞台は、むしろ地方にこそ広がっている、と。



---


1. フック:夜行バスで始まる“数字ハント”


夜、博多バスターミナル発22:30。

車内モニターで流れるニュースが「東京19区ベビーシッター補助」を誇らしげに紹介する。


> Eroyama「最大2,500円を年144時間(0~5歳)。紙面だけ見れば夢の制度だ」

理翔「でも東京(本物)のベビーシッターは実勢価格3,000円/h(東京都の想定)だよ? 差額500円×144時間=年間7.2万円は自腹だ」



スマホのタイムラインに映る“バズる小説”指南記事――「最初の5行で衝撃を出せ」

それを読んだ理翔はうなずき、ツイート下書きに

<#都市コスパ #さす九>

と打ち込む。



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2. 第1章:熊本“さす九”パワーの現場


2-1 母子とファミサポ


翌朝、熊本市中央区役所前。

ファミリーサポート協会の掲示板に「1時間700円」の紙が並ぶ。


> 若い母親(熊大2年)「講義3コマの日は4時間預けて2,800円。バイト1回で回収できるから助かるんです」




2-2 “空気の家賃”


理翔は徒歩4分の新築1LDK(45 ㎡)を内見。家賃月6.9万円――高松でも同水準だ。

(※高松瓦町駅徒歩2分45㎡前後は月6.9万円だが、高松三越徒歩4分は月8.5万円)


> 理翔「東京(本物)・上野駅徒歩5分の同規模が16.7万。差額+10万だ」




---


3. 第2章:数字で“3レイヤー”ラップバトル ──0歳だけじゃ終わらない



項目

東京(本物)(補助最フル)

地方東京(補助ゼロ想定)


0歳児(2歳11ヵ月以下の兄姉がいる場合) シッター負担額

年12.6万円(時給3,000−2,500×324h)

年22.7万円(700×324h)(差額年+10.1万円)


住宅(1LDK/45㎡・中心部徒歩4分)

月16.7万円 

月8.5万円(差額-8.2万円)

差額(月)+1.9万円 地方がかかる



> Eroyama「0歳では“補助マシマシ東京”が一瞬勝つ。

でも1〜2歳、3〜5歳になると差はどんどん縮みすぐ逆転する。まとめて書こう。」



年齢区分 

東京(本物) 補助最大活用

地方東京(例:高松・熊本)補助ゼロ想定 

月あたり差額


0歳(兄姉3歳差以内で*)

手出し 12.6万円/年(324h×3,000円−補助計204h×2,500円)

手出し 22.7万円/年(324h×700円)

地方が年+10.1万(月+8,400円)


1〜2歳

手出し 7.8万円/年(187h×3,000−補助144h×2,500−家事代行7万円)

手出し 13.1万円/年(187h×700円)

地方が 年+5.3万(月+4,400円)


3〜5歳

手出し 7.2万円/年(144h×3,000−補助144h×2,500)

手出し 10.1万円/年(144h×700円)

地方が 年+2.9万(月+2,400円)



*兄姉なし・3歳以上離れの場合は東京(本物)の0歳時の自己負担が3.6万円増え、差額は年6.5万円(月約5400円)になる。



---


punch-line


1. 東京の優位は「1時間あたりベビーシッター代3000円前提に対する2500円/2700円」の補助でかさ上げされた“瞬間風速”──0歳時は補助時間が多いため差は大きいが、年齢が上がるほど差は月2,000〜4,000円へしぼむ。



2. それでも家賃は地方東京が 月6〜8万円安い。



3. 「家賃8万 vs シッター差3千」──どちらが家計を左右する?




> 理翔「0歳で勝った気になっても、1歳の誕生日を迎えた瞬間に家計は逆転する。

東京(本物)補助は“序章バフ”でしかないよ。」




折れ線グラフがスクリーンを埋める。

東京の自己負担はゆるやかに上降、地方はほぼ水平。――しかしその上、家賃ギャップ曲線が常に頭ひとつ分、東京を押しつぶしていた。





> Eroyama「補助で浮いた10.1万が、家賃の8.2万差で一瞬消える」


理翔「東京(本物)は“高コスト → 高補助 → それでも家賃が高い”という三重苦スパイラルだ」





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4. 第3章:柏 vs 高松 ― “中途半端エッジ”の罠


柏駅前で家賃11.6万の1LDKを見た二人。


> 理翔「育児代行価格は東京水準のままかもしれないこの地、文化迄の距離インフラは東京(本物)、高松の両都心より薄い」


Eroyama「中間圏はコスパの罠。いっそ高松の方が“足して2で割らない幸福”だね」





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5. 第4章:グラフで誇示



理翔のタブレットに3本の折れ線――


ベビーシッター自己負担:東京(本物)→年齢と共に右肩上がり


家賃差:地方東京→ほぼ水平で東京より常に−6万円


可処分所得−基礎支出:香川22.9万、東京19.3万を示す棒グラフ



> 読者の心の声「高松月+3〜4万の“生きやすさギャップ”は、家賃だけで説明がつく…」





---


6. 第5章:バズる構成でエンディング


1. ショック開幕:東京補助≠神

2. 数字の驚き:ベビーシッター時間単価700円 vs 3,000円

3. 感情の対比:熊大ママの笑顔 ↔ 都内ママの溜息


4. ワンフレーズ教訓:

> 「補助より空気の家賃が親子を救う」


5. CTA(呼びかけ):

> 「#学業と子育て両立 で検索、数字を貼って拡散しよう」


これは “5段ピラミッド構成” と呼ばれ、シェア率が高いとWEBライター界隈で語られる手法だ。



---


7. あとがき:さす九の一歩先へ


> 理翔「東京(本物)が補助を積み増しても、時給3,000円という“基礎コスト”は動かない。

国がやるべきは、ベビーシッターを運ぶことじゃなく、“50〜110 万人セル”を全国に撒くことだ」


Eroyama「本当にそうだ。」


> Eroyama「都市を小さく刻めば、財布も絆も切らずに済む――数字がそう叫んでいるね」


夜の熊本城が浮かび上がる。シッター代700円のポスターが風に揺れ、ツイート通知が鳴る。

ハッシュタグ #さす九 がトレンドに躍り出た――。



---


参考にした主なソース


1. 東京の実勢シッター料金(Kidsline 〜3,500円)

2. 東京都「子育て支援人材確保事業」補助 

3. 熊本市ファミリー・サポート・センター料金(平日600円/早朝夜間700円)

4. 熊本市ファミサポ制度概要PDF 

5. 東京葛西 1LDK家賃16.7万円例(SUUMO)


6. Web小説“バズ”技巧記事「冒頭5行の衝撃」など 

7. MLIT「県別可処分所得-基礎支出」資料(香川22.9万/東京19.3万)



> バズらせたければ、数字と心拍を同時に揺らせ。

理翔の“バズる小説方程式”は、次なる第82話へ連鎖していく。



=====


東京23区のベビーシッター実勢価格(東京都の想定)3000円/時

地方東京のベビーシッター時間価格700円/時




Eroyama「東京都の19区(渋谷墨田大田世田谷以外)と一部の市のベビーシッター代支援事業は0~5歳までで、1時間当たり最大2500円支援が年144時間まで。だから年最大36万円。12で割ると3万円。(1月に3万円分補助が出るイメージ。家賃差がこれより小さければ東京(本物)最強!最強!最強!…だが、実際は上記のように都雇圏80万人都市の方が1LDK45㎡月6.0~8.2万円安い)


東京(本物)では、この他に、0歳児は年60時間、1,2歳児は年20時間の1時間最大2700円のベビーシッター代支援がある

(これは2歳11ヵ月以下の兄姉がいると0歳児は年180時間に増える)



東京都自身が、ベビーシッター代は1時間3000円と想定している。

https://www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/fukushi/momdad

(都雇圏80万人では実勢価格700円/時)


その他、市区によっては1歳と2歳の誕生日にそれぞれ7万円前後の家事代行補助」



---

つまり、最大限補助を使うと(7万円の家事代行も1時間3000円と計算して)


兄姉と3年0ヵ月以上離れてる子(または兄姉無し)は以下の補助を受ける。


0歳時:年144時間(手出し500円×144)+年60時間(手出し300円×60時間)

=年204時間(月17時間)(手出し年9万円)(年補助額36+16.2=52.2万円)


1~2歳時:年144時間(手出し500円×144)+年20時間(手出し300円×20)+年23時間

=年187時間(月15.6時間)(手出し年7.8万円)(年補助額36+5.4+7=48.4万円)


3~5歳時:年144時間(手出し500円×144)

=年144時間(月12時間)(手出し年7.2万円)(年補助額36万円)


--

兄姉と3歳離れてない場合は、0歳時に120時間(手出し3.6万円)が足される

(0歳時は合計324時間(月27時間)、手出し年12.6万円になる)



-----

これを実勢価格700円/時の地方東京でやろうとすると、多い方で見積もると(一切補助が無いとして)


0歳時:年324時間 22.7万円(差額+10.1万円)


1~2歳時:年187時間 13.1万円(差額+5.3万円)


3~5歳時:年144時間 10.1万円(差額+2.9万円)


…と、育児代行代については、6年平均して、差額は年4.9万円(月4000円)東京(本物)の方が安上がりとなる。


しかし、月4000円の差なら、住宅費だけで簡単に逆転するね。



----

具体例を出そう。賃貸1LDK45㎡築10年前後として、(管理費共益費込)


東京(本物)(百貨店等4分)月16.7万円

東京(本物)(江戸川区再外縁、家to目的地片道52分)月11.3万円


柏(百貨店等4分)月11.6万円

 しかし、柏は総合美術館イベント会場が無く、個人店も地方東京や東京(本物)の中心に比べると充実度は未知数だわ


地方東京(都雇圏80万人)(百貨店等4分)【月8.5万円(瓦町2分なら月6.9万円)】

地方東京(都雇圏80万人)(百貨店等電車で片道52分)月5.3万円



…つまり、地方東京(ここでは高松)百貨店等4分の方が、東京(本物)の百貨店等4分と比べ月8.2万円安い。


百貨店等まで片道52分同士なら高松の方が月6万円安い。



--

だから、月4000円の差額は、住宅費で大きく逆転し、


百貨店等4分なら地方東京の方が月7.8万円金が浮くし(さらに賃金差を考慮しても地方東京の方が月4.2万円浮く)


百貨店等52分なら地方東京の方が月5.6万円金が浮く。(さらに賃金差を考慮しても地方東京の方が月2万円浮く)


--


ところで、この月額4.2万円/2万円というのは、国交省の県別経済的豊かさの資料によると、「可処分所得-基礎支出」は香川県が月22.9万円、東京都が19.3万円。この差額の月3.6万円に近いね。

https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/content/001389727.pdf



---

Eroyama「東京(本物)の場合は補助の上限、

0歳なら月あたり17時間/27時間、

1~2歳なら月あたり15.6時間、

3~5歳は月あたり12時間を超えると、非常に高額(1時間3000円)になるのも見逃せないポイントだ。」



理翔「賃金だって東京(本物)は地方東京より12%しか変わらない、つまり、地方東京で手取り月30万円(年手取り480万円、年額面650万円相当)なら、東京(本物)の方が月3.6万円多いだけだものね」



----


比較対象都市の補助も調べねば。

Perplexy deep researchが調べた結果、高松や熊本市では、子ごとに(妊娠や出産時に)10万円が来る(東京(本物)も同様の祝い金相当あり)他は大して無いようだった。


しかし、高松や熊本市では東京(本物)ほど育児サービスや住居費が高騰していない故、サポートの緊急性が高くはないと言えよう。


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Eroyama2「東京(本物)でベビーシッター代の実勢価格が3000円/時なら、補助を超えた分は無理そうだ」


理翔:「東京(本物)の育児代行支援が充実しているというよりは、東京(本物)の育児代行が(現業職でが都市圏内に家庭を持って住めないために)非常に高額だから補助が無いと、とても使えないということなんだね」



Eroyama「もし、柏の育児代行実勢価格が東京(本物)の3000円/時と変わらないようであれば、柏と東京(本物)との比較なら東京(本物)の方が良いケースがあるかもしれないね」


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