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5.ナッツ好きなリス、怖がられる

誤字脱字教えてください!はっきり言って文章力はないに等しいです(>_<)温かい目で見ていただけると幸いです。あと、勢いで書いてます。ココ大事。

 ーレラ視点ー


「フッフッフ〜ン!」


 小さな少女は、片手にカゴを持ちながら鼻歌を歌いながら歩く。


 この子の名はレラ。歳は10歳。顔は丸顔でまんまるな目。そして絹のように滑らかな白髪。服装はTHE村娘っといった服装ではあったが腰には短剣がぶら下がっていた。


 カツンッ


「イテテテテッ」


 短剣が揺れて、腰骨に当たった。


(やっぱり短剣なんていらないよー。おじいちゃんは私の事心配しすぎ。)

 レラはしゃがみ込み、思う。


 実はこのレラ、ユーデスの実の孫であった。


(ホーンラビットに会っても逃げる事ぐらいならできるのに…。これだと森に入るのはおじいちゃんが一緒に入る時だけにしようかな…。)


 レラは週に1度、ヨーナッツを採取するため森へ入る、今日がその日であった。


(でも、狩りってなると森に入る回数は減っちゃうし…。我慢、我慢。)



 レアはそう思うと、今度は短剣が腰骨に当たらないように歩いた。


(あともう少しでヨーナッツの木だ!今日はどれぐらい取れるかな?)


「〜!〜!」


(あれ?なにかいる?)


 レアは木の後ろへ隠れて、そーっと顔を覗かせた。


「!、!、!、!、!、!、!、!、!、!」


 見るとそこには、リスが全身を震わせダンス?をしていた。



(うわ〜!かわいい!!あのリスもヨーナッツが好きなのかな!!)



 レアは、花が咲き誇ったかのように笑顔になった。



(あ、今度はいきなりヨーナッツの山に顔から突っ込んでる、フフッ。)




 片手で口を隠して笑う。


 それはまるで天使のような笑顔であった。




 しかし、それも束の間の笑顔であった。




 クルッ




 リスがこちらを振り返った。



「ッッッ!!!?!?!!」



 レアはその顔を見た瞬間、すぐさま顔を引っ込めた。




(な…なにあれ!!?!悪魔!!?!?)




 レラは声が出そうになったが、咄嗟に両手で口を塞ぎ、声を出さないようにした。





 リスは………





 チラッ





(よ、よかった…)



 こちらの様子に気づいた様子はない。



(それよりも大変…!!?この事を村のみんなに知らせないと!!?)


 レラは行きとは違い、静かに、そして速く村へと帰った。


 子リスは自分の知らない所で、もう人間に気づかれているとは微塵も思っていなかった。




 翌朝。


 うっ…頭痛い。はぁ…そうか。昨日もそういえば鑑定5回使ったんだっけ…?


 うわー、起きるのだりぃわー。


 はぁ………。


 ………はっ!!


 上体を起こす。


 そういえば、昨日!称号のナッツ好きに凄い重要な事が書いてあったような!!



 鑑定!!



 称号:「ナッツ好き」…神が興味を示すほどのナッツ好き。ナッツに補正。ヨーナッツは攻撃力up。




 これだーーー!!!


 俺は勢いよく立ち上がった、が、




 イテテテテ…



 魔力酔いの頭痛で跪く。




 …そうか。なんで今までこんな事に気づかなかったんだ。今までヨーナッツを食べれば強くなれるって、それしか思ってなかった。考えが凝り固まってた…!!


 他のナッツを食べれば、それ以外のステータスも上がるんじゃないか…?


 俺は拠点にあるヨーナッツの殻を噛みつくで割り、口の中に入れる。あ、おいし。


 ヨーナッツは美味しいけど、攻撃力しか上がらない。他のナッツを食べれば他のステータスとかが上がるんじゃないか…?


 そう考えた俺は拠点から出る。


 探索してないとこに行ってみるか…。


 俺が探索した所は、この拠点から出て西に行くとウサ公がいたヨーナッツが取れる木。

 東に行くと50センチぐらいの草むら、そこを抜けると道に出る。道に出た後北の方向へ向かうと看板があった。


 まぁ、方角とかは適当だが。


 …今日は北の方へ向かってみるか?


 俺は拠点から出て北へ進んでみる事にした。


 …こっちは木が拠点の方よりも多いんだな…。



 北の森は普通の所より、木が密集していた。



 おー!いいねぇ。これはナッツとかいっぱいありそうじゃん!!


 俺はそう思いながら探索を続けた。しかし、




 ……………。




 なんだよこれ!!ナッツ全然ねーじゃん!!

 おかしいだろ!あの変神!ナッツいっぱいある世界じゃねーのかよ!!?


 ナッツは1つも見つけることができなかった。


 こんなにないことあるか?



 スンッスンッ



 …ナッツの匂いはしてるんだけどなぁ。



 と思ってると背後から、


 ガサガサガサッ!


 なんだ!!?


 俺が振り返るとそこには


「ウキッ?」


 サルがいた。普通のサルじゃない。毛が赤い。あと下顎がなんかゴツい。下の歯の犬歯が異常に発達してる。俺ぐらいある。



 とりあえず、鑑定!!



 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 種族:レッドモンキー

 状態:通常

 Lv3

 HP:9/9

 MP:5/5

 攻撃力:6

 防御力:5

 素早さ:10

 魔法力:2


 ノーマルスキル

 ひっかくLv5

 噛みつきLv3

 採取Lv2


 魔法スキル

 火魔法Lv1


 称号

「お調子者」

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 いや、つよっ!!ほぼステータス負けてる!!?火魔法持ってるし、こいつ!!

 これは逃げるしか…でも逃げるにしても素早さはあっちの方が断然早い…!!


 はぁ…ついにこっちでのリス生も終わったか…。


「ウキャッ!!?」


 レッドモンキーは俺の顔を見て驚き、手で抱えてた物を落として逃げていく。


 …いや、ホント便利だよね、この顔。うん。

 ただ、強いて言うなら、寂しい感じがする。


 俺は先程レッドモンキーがいた所に近寄る。

 これは………




 ナッツ!!!!!




 新しいナッツだ!!!!!



 俺は北の森で新種のナッツを見つけた。



 ナッツ!ナッツ!ナッツ!ナッツゥ!!!


 俺はナッツの舞を舞う。


 よし、ナッツの舞はここらでいいだろ。



 さっそく!鑑定!!



 ハミッツ…ドングリの形に似ている。ハチミツの様な甘い味がする。魔物が好んで食べる。



 おぉ、いいね!甘いものは、あればあるだけ良いのよ!!糖分って頭使う時によく使うしね!!


 この世界に、糖分って効果あるか知らんけど。



 いざ…






 モグ…モグ……………。




 大好きです…!!!



 もう泣けます。

 ちゃんとした甘味を感じる…!!

 ヨーナッツは甘味よりも酸味の方が強いのよ!!

 やべー、これ毎日食いてぇ。



 じゃあ、ステータスを確認してみるか。



 鑑定!!



 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 種族:子リス

 状態:通常

 Lv1

 HP:3/3

 MP:2/5

 攻撃力:9 1up

 防御力:1

 素早さ:3

 魔法力:1 1up


 ユニークスキル

 鑑定Lv2

 怖顔Lv1


 ノーマルスキル

 ひっかくLv1

 噛みつきLv3

  気配察知Lv1


 称号

「ナッツ好き」

「ラッキーボーイ」

「逃亡者」

「恐れられる者」

「兄貴」

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 どれどれ…っと…。おっ!!今まで0だった魔法力が1になってる!!………てか魔法力ってなんだよ。調べてないじゃん。バカかよ、俺。



 鑑定。



 魔法力…魔法を行使する力。魔法力が0だった場合、魔法は使えない。



 おー!………よくわからない。


 でも文的に、これから俺は魔法使いになれることがわかった!!



 ふっふっふっ。




 俺は両手を空に掲げる。




 古より生まれし邪竜よ!!!今眠りからぇ目覚め、顕現せよ!!!ブラックドラゴン!!!




 ……………。


 …………。


 ………。


 ……。


 …。





 うん…


 ちょっと噛んだからね。今眠りから〜のとこ。

 うん、噛む噛む。劇のセリフとかカミカミだったもん俺。だから発動してないんだ。うん。


 ……もしかしたら、高度の魔法過ぎたかもしれないしな。今度はもっと簡単な…


 俺は右腕を抑え、跪く。




 うぉぉぉぉぉぉぉぉーーー!!!




 邪神の力を封じられし右腕よ!!敵の一切を残さず!邪炎の炎により灰にせよ!!!!!



 右の手のひらを、すかさず前方に向けるように出す。



 エクス・ファイア!!!




 ……………。


 …………。


 ………。


 ……。


 …。





 俺は汗をぬぐう。






 さて、拠点に帰るか。



 拠点に帰った俺は、ルーティーンの鑑定を済まし、特に変わってない事を確認すると、残ってるヨーナッツを周りに置き、幸せな気持ちで寝た。ハミッツ食ったし。


 翌朝。


 んー。あー、今日も頭が痛…くない…。あれ?俺昨日5回鑑定使わなかったっけ?


 俺は手の近くにあったヨーナッツを手に取り、殻を割った。


 そして俺はヨーナッツを食いながら、鑑定を使う。



 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 種族:子リス

 状態:通常

 Lv1

 HP:3/3

 MP:4/5

 攻撃力:10 1up

 防御力:1

 素早さ:3

 魔法力:1


 ユニークスキル

 鑑定Lv2

 怖顔Lv1


 ノーマルスキル

 ひっかくLv1

 噛みつきLv3

  気配察知Lv1


 耐性スキル

 無属性耐性Lv1 new


 称号

「ナッツ好き」

「ラッキーボーイ」

「逃亡者」

「恐れられる者」

「兄貴」

「厨二病」 new

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 うん。いつも通り攻撃力上がってるな!

 2桁までくると感慨深いな…。


 ………それだけじゃないねぇ!!?

 なんか耐性スキルっていうの出てきたんですけど!!謎の無属性って耐性がついたみたいです。はい。


 ん?あと状態が通常に………なってる…。






 おっしゃーーーーー!!!!!






 俺は思わず飛び跳ねた。


 くぅー!!あの起き抜けの頭痛から解放されると思うと、目からナッツ油が出てくるぜ!!



 俺は樹洞の入り口から出る、そして


 スゥーーー…ハァーーーーー。


 大きく息を吸い込み、吐いた。



 空気が美味く感じる。

 これを誰かと一緒に共有したい。これが異世界ってやつか。


 俺は顔を自分なりにゴル◯13に似せたつもりで、朝日を見つめた…。


 ってこんな事は置いといて、なんで魔力酔いが無くなったんだ??


 あと変わった所といえば耐性スキルの無属性耐性だよな…?これと関係してるのか?



 鑑定!



 無属性耐性…無属性の魔法に対しての耐性が上がる。


 そのままかー。



 んーーーーー…でも…なるほど。


 なんとなくわかった気がする…。


 今まで俺は、鑑定を使い続けてきた。MPがなくなり眠気に襲われて、頭痛に見舞われた。しかもこれが何日も連続。


 魔力酔いの眠気、頭痛が無属性の魔法だったんじゃないか?


 ……………やべぇ、うまく言えねぇ。


 ま、簡単に言えば、魔力酔いに何回もなったおかげで、無魔法耐性が手に入ったってことだ。



 謎は全て解けた!!



 ん…?



 鑑定。



 称号:「厨二病」…痛い奴。魔法を発動する際、魔法がドス黒くなる。



 ……………………探索に行くかー。




 俺は何も見なかったことにした。





 俺は今日も北の森へ向かった。




 なぜ北かって?




 ハミッツ美味しかったんだもん。ついでに魔法とか使えたら…ゴホン。






 北の森。



 おー。いつも通り木がいっぱい。



 とりあえず…気配察知!


 …ここら辺にはいなそうだなぁ。まぁ、そんな甘くないかぁ。


 俺はあのレッドモンキーさんを探していた。


 レッドモンキーさん強えーけど、自分の顔見て逃げ出してたんで、また分捕っとこうかなって思ったわけ!正確には分捕ってないけど。


 本当は自分で採取して、平和で終わりたかったよ?

 でも、俺来る途中で気づいたんだよね。


 ハミッツって採取困難じゃなかったっけ?と…


 そう思った俺は、奴等からハミッツを分捕る為に、あいつらの住処に行くつもりだ。


 ふふふふふ、アイツらのハミッツが沢山あると思うと今からでもよだれが止まらないぜ。


 俺はよだれを拭いながら進んだ。

カクヨムにて、改訂版を少しずつ出しています。

今までの話を、自分なりに推敲しております。時間はかかるとは思いますが、こちらにも出します。もうしばらくお待ち下さい。

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