4.ナッツ好きな男、ヤンキーになる。そして
誤字脱字教えてください!はっきり言って文章力はないに等しいです(>_<)温かい目で見ていただけると幸いです。あと、勢いで書いてます。ココ大事。
俺は看板の前で跪き、頭を抱えた。
グスン、いや泣いてないし。ナッツ油が出てきたから舐めてただけだし。
ザッザッザッ
ん?何か離れて行く?何かがそこにいたのか?よかったー、気づかれなくて。
とりあえず今の俺は、人に会っても対抗できるような強さに、ならないといけないってことだ。
まぁ、大好物であるナッツを食えば?攻撃力が上がるっぽいし?いっぱいナッツ集めますか〜!
てことで早速あのウサギのとこに行きますかぁ。あそこにヨーナッツが落ちてる事を願う。あそこしか落ちてるとこ知らないしね。
俺は来た道を引き返し、拠点まで戻り、ヨーナッツを探しに行った。
ヨ〜、ヨ〜、ヨ〜ナッツ。早く出てこい、いっぱい出てこい!
俺は上機嫌でヨーナッツの下へ向かった。
だってあのウサギ逃げるからね、俺の顔見て。めちゃくちゃ安全じゃん!……はぁ…。
お!あった!あった!俺の愛しのヨーナッツ!!今日は3つもあるじゃん!!なんて幸せなオ・レ!!
よーし、全部持ち帰るぞー!ファイトー!イッパー◯!なんて言ってみたり。
ガサッガサッ!
ん、お!ウサ公のお出ましか、なんだよ、やんのかワレ?あん?
「!」
「キューッ」
と鳴き、ウサギは縮こまる。
ふん、悪りぃけどここは俺の持ち場になったから。手出しすんじゃねーぞー。
俺は拠点の方向を向きそこから立ち去った。
ふっふっふっ、ナッツがいっぱいだぜ。これから俺の最強伝説が始まるぜー!!!
俺は拠点に戻りヨーナッツを頬張った。俺の今の1日の限度量としてヨーナッツが2つってとこだな。これから体も大きくなるだろうし、いっぱい食べるぞー!!
俺は毎日の就寝前のルーティーンである鑑定をした。
鑑定!!
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種族:子リス
状態:通常
Lv1
HP:3/3
MP:0/5
攻撃力:4
防御力:1
素早さ:3
魔法力:0
ユニークスキル
鑑定Lv1
怖顔Lv1
ノーマルスキル
ひっかくLv1
噛みつきLv2
気配察知Lv1
称号
「ナッツ好き」
「ラッキーボーイ」
「逃亡者」
「恐れられる者」
「ヤンキー」
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おー、良い成長速度だ。攻撃力とか上がってるじゃん。
お!気配察知!!今の俺には必須中の必須のやつじゃん!!良いねぇ!!
えーと、あとは…っと…。
ん?
え?
俺は意識を手放した。
朝か…。
いや〜、こんな夢を見るなんて目覚めが最悪だっつーの。俺の称号に「ヤンキー」なんてついてるわけがない…よね?
…鑑定。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
種族:子リス
状態:通常
Lv1
HP:3/3
MP:4/5
攻撃力:4
防御力:1
素早さ:3
魔法力:0
ユニークスキル
鑑定Lv1
怖顔Lv1
ノーマルスキル
ひっかくLv1
噛みつきLv2
気配察知Lv1
称号
「ナッツ好き」
「ラッキーボーイ」
「逃亡者」
「恐れられる者」
「ヤンキー」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
はぁ…ついちゃってるよ。夢であって欲しかった。なんでこんな事に…。
いや確かにさ、ウサギと会った時調子に乗ってウサ公とか言っちゃったよ?
ここは俺の持ち場とかって言っちゃったよ?
だけどさ、ちょっとしたノリじゃん?そんなとこまで評価されるなんて思わないじゃん?
はぁ…。最近溜息しか出ないな…。
とりあえず鑑定。
称号:「ヤンキー」…弱い者イジメが得意になる。
いや、待て待て待て。弱い者イジメって誰が?いつ?どこで?アストラが何回回った時?
いや!ウサ公には逆にいじめられた立場だと思うんだけど俺ー!納得いかないわー。
最初会った時、串刺しになるとこだったんだけどー。
これはウサ公に文句言いに行ってやる!!
あ、その前にヨーナッツ頬張ってっと。よし準備おーけー。
俺は地団駄を踏みながらウサ公のいるヨーナッツがある木の近くへ行った。
おい!!ウサ公出てきやがれ!!どこにいる!?そう言うと離れたところから、
「キュー」
とか細い声が聞こえた。
あん?なんでそんな小さい声で鳴いてんだよ?
ウサ公がいる所に行き見てみると、今にも死にそうな顔で俺を見つめるウサ公がいた。
ん?なんでこいつ、死にそうになってるんだ?
俺は気になり、ウサ公を鑑定した。
鑑定。
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種族:ホーンラビット
名前:ウサ公
状態:空腹
Lv2
HP:1/7
MP:0/0
攻撃力:3
防御力:3
素早さ:5
魔法力:0
ユニークスキル
疾走Lv1
ノーマルスキル
突進Lv3
噛みつきLv2
跳躍Lv1
称号
「いじめられる者」
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あ、俺がつけたウサ公って名前定着しちゃってるわ。てか名前付けれるんだね。ごめんごめん。
うわー、なんか称号とかも不憫…。
……。
で、えーっと?なんでこいつは死にそうなんだ?…空腹?なんだ?こいつ食いもん食ってないのか。
なんでこいつ食ってないんだ…??あれ?
昨日の事を思い出す…。
………もしかして俺のせい???
俺がここ数日お前のナッツ取っちゃってたから?お前が食う物なくて死にそうなの??
ウサ公は少し頷く。
言ってよ!!!言ってもらわないと分からないよ!子リスだもの!!みつ◯
いや、ふざけてる場合じゃないわ!
死ぬんじゃねーぞ!!ウサ公!!!
そう言い、俺は急ぎ拠点に戻りヨーナッツを持ち、ウサ公のいる所へ戻った。
………よし!まだ生きてるなウサ公!
ウサ公はもう頷く事も辛そうだ。
俺はヨーナッツの殻を噛みつくで割り、ウサ公に食べさせた。
ウサ公の顔に表情が戻ってゆく。
ふぅ…ギリギリだったな…。
俺は安心して、腰が抜けた。
流石に俺が食料奪ったせいで、死ぬなんて目覚めが悪いからな。今までヨーナッツ取ってた分のお詫びとして、食料がない時は俺が取ってきてやるよ。安心しな。
「キュ」
ウサ公は小さな返事をすると眠ってしまった。空腹だったせいか、体力が減っていたんだろう。泥のように眠った。
俺はウサ公が起きるまで側に寄り添った。
ん…?お?朝か?
朝日が目に差し込んでくる。
んおー、やべぇ。外で寝てしまっていた。
いや〜、ウサ公の毛が中々良い枕になって思わず熟睡したって…あれ?
ウサ公は?
ヨーナッツがなる木の下には山積みのヨーナッツが置かれていた。
は?どういうこと??
え?いや本当に。あれ?まぼろし?ウサ公まぼろしだった?いや、あんな良い枕…ゴホン…あの嫌な感じ!夢な訳ないだろ!!
とりあえず周り見てみるか。
実はこの草むらの影で寝てたとか……
いないな…。
いや、この木の後ろにいるんだよ、実は……
いない…。
実はウサ公、空飛べる!!とか……………。
………………なんで……。
…確かに…俺……ウサ公に許されないような事しちゃったよな。だって俺のせいで死にかけてたんだ。そりゃあ、誰だって怒るわ…。
………そうかぁ。俺ウサ公に嫌われたのかぁ…。
俺は空を見上げ、目から出てくる涙を堪えた。
…ダメだ…抑えきれねぇわ。
泣いた。
俺はこの日、異世界に来て初めて涙を流した。
日が沈む頃。
ズズッ!!
ふん、あの野郎!俺が助けてやったのを何も恩も返さず出ていきやがって!!いや俺がウサ公の事追い詰めてはいたんだけど…。
でもさ!!助けたんだぜ!!
何も恩を返さな…い……で…。
チラッ
山積みになったヨーナッツを見る。
いやいやいや、もしかしたらあいつが自分で食べる為に、ここに置いてったのかもしれないだろ!
チラッ
………明日の朝1番に見に来よう。
俺は1度拠点に戻り、鑑定をした。
鑑定。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
種族:子リス
状態:通常
Lv1
HP:3/3
MP:2/5
攻撃力:5 1up
防御力:1
素早さ:3
魔法力:0
ユニークスキル
鑑定Lv2 up1
怖顔Lv1
ノーマルスキル
ひっかくLv1
噛みつきLv3 up1
気配察知Lv1
称号
「ナッツ好き」
「ラッキーボーイ」
「逃亡者」
「恐れられる者」
「兄貴」new
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あ?なんだこれ?
あー!レベルアップした奴にup1って書いてんのか!!
おー!すげ〜!新機能!!見やすくなったな!
んん?鑑定さんがついにレベルアップしたのか!!だからこの機能か!!
痺れるぜ!鑑定さん!!!
で上がったのが〜っと…攻撃力と噛みつきか!いや〜悪くない、悪くないね!!俺、成長期真っ只中!!
あとは…ん?「ヤンキー」がなくなって、「兄貴」?なんじゃこれ?なに、このヤンキーの上位互換みたいな称号…正直いらないんですけど…
…調べてみるか…。
ゴクリッ。
…鑑定!
………!!?
ハハッ!!なんだよ、この称号!!クソいらねー!!
俺はこの日、2度目の涙を流した。
称号:「兄貴」…弟分がこの称号の所有者を認めた証拠。兄貴の下で戦闘を行う際、ステータスの全部に小補正。
翌日。
くぅ〜〜!よく寝た!!
なんて目覚めが良い朝なんだ!!
おはよう!ジェームス(木)!
おはよう!ロゼッタ(地面)!
あぁ…世界はいつもなぜこんなにも美しいのだろう…?
……。
………パンッ!パンッ!俺は両頬を叩く。
フゥー…。よし行くか。
俺は足早に拠点から出た。
俺が向かった先には、昨日と同じように山積みになったヨーナッツだけがあった。
やっぱりいないか…。
まぁ、次の日になっても戻ってきてねぇって事は、此処には戻ってこねぇかもしれないな。
……まぁ、今こんな事考えても仕方ねえ。
とりあえず今日は……
ヨーナッツパーティーじゃい!!やっふぅー!!!
俺、今踊ってます。
サ◯バ並みに踊ってます。
もう、俺は…そう!なんか電話かかってきたみたいになってます!!
じゃあ踊りながら〜……ダイブ噛みつき!!
ふふっ、割れた、割れた、ヨーナッツが割ーれーた!!
じゃあいっただきまーす!!!
はぁ〜…美味い!!いつも変わらないこの味わい。し・あ・わ・せ!!!
俺はこの日3つものヨーナッツを食べた。
あと、残ってるヨーナッツは7つ。ちなみに鑑定がLv2になってから調べたヨーナッツがこれ。
ヨーナッツ…ピーナツと同じ見た目をしているが、味はヨーグルトによく似ている。ジャムにすると良い。
うん。まぁ、1文増えたね!いや〜、良い1文が出てきたね!!
よっ!日本1!!
あ、違う。アストラ1!!
その日はお腹がいっぱいになりすぎて、拠点に帰り知らぬ間に寝ていた。
翌日、
う、お腹痛い。
俺は食べ過ぎで動けないでいた。
う、う〜ん。か、鑑定。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
種族:子リス
状態:食べ過ぎ
Lv1
HP:3/3
MP:4/5
攻撃力:8 3up
防御力:1
素早さ:2 1dow
魔法力:0
ユニークスキル
鑑定Lv2
怖顔Lv1
ノーマルスキル
ひっかくLv1
噛みつきLv3
気配察知Lv1
称号
「ナッツ好き」
「ラッキーボーイ」
「逃亡者」
「恐れられる者」
「兄貴」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
状態が食べ過ぎになってるー。
食べ過ぎなんて状態あったのか…。
ふふっ、でも順調に上がっているな…3つも食べた甲斐があったぜ。
ん?素早さが1下がってるだと!!?なぜだ!?
昨日と違う所と言えば…….。
はぁ…鑑定。
状態:食べ過ぎ…食べ過ぎにより、一時的に素早さが下がる。3分の1遅くなる。
…中々のデメリットだな。今だとそうでもないが、もっと成長した時には大きな足枷になるな。その時に戦闘になったりでもしたら、誰が相手でも手こずりそうだ。
…今日はもうここで過ごそう…。
そういえば鑑定のレベルが上がって、スキルやら見てなかったな…。
鑑定!
鑑定Lv2…ヒト、モノの詳細を出す事ができる。Lvに依存してもっと詳しく見る事ができる。アップしたものにはup、ダウンしたものにはdownとつく。新しいものにはnewがつく。
まぁ、これはどういう成長したかっていう見やすさがね。あと、状態の異常が良く分かるね。
うん。
もっと凄い機能がつくのかと…。
…いやいや!鑑定さんはまだLv2だし!!
まだ将来性ハンパないから!!
じゃあ次いってみよー。
鑑定!
怖顔Lv1…怖い顔。この世にある顔とは思えない。
……。
………え?いやいやいや!?
ただディスられたんですけど!!?
なに!?この世にはない顔ってなんですか!?顔なんて人それぞれだと思いますー!!
鑑定さんとは仲良くなれたと思ってたけど…やっぱり変鑑定って言ったこと怒っちゃったのかな…。
最近色々あってナイーブなんだから、ちょっと手加減してほしいわぁ。
まぁ、昨日はヨーナッツパーティーしたけど。
じゃあ、最後にこれを見てみるかー。
鑑定。
称号:「ナッツ好き」…神が興味を示すほどのナッツ好き。ナッツに補正。ヨーナッツは攻撃力up。
むっ…?
俺はそこで意識を手放した。
進行が遅いと思います。すごーく長い目で見てくださったら幸いです。よろしくお願いします!
カクヨムにて、改訂版を少しずつ出しています。
今までの話を、自分なりに推敲しております。時間はかかるとは思いますが、こちらにも出します。もうしばらくお待ち下さい。