2.ナッツ好きな男、転生する
誤字脱字教えてください!はっきり言って文章力はないに等しいです(>_<)温かい目で見ていただけると幸いです。あと、勢いで書いてます。ココ大事。
「あー、そういえば魂の関係上、人ではなくなるのー?」
…え?
クソ変神の口に手を当てても、隠しきれない上りきった口角を見ながら、俺は光に包まれ転生した。
目が覚めた。なにこれ。どこここ?いや暗くね?変神がなんか言ってたような気がするけど…なんだっけ?まぁ、忘れるくらいテキトーな話だったんだろ。
とりあえず現状の把握だな。今は暗いな。うん。暗い。
で、体も動かしづらいな…うーん、これは母のお腹の中とか?いや、外にいる感じはしてる。だけど体は動かしづらい、動かし方が分からない感じ…小さい事は確実だな。
少し体を動かしてみると、手にカサカサしたものが当たった。
ん?なんだこれ?ワラのベッド?…はっはっはっ、どうやらうちの家は貧乏家族だったようだ。
…はぁ…貧乏なのか、んー、結構ハードモードからの出発だな。まぁ、俺があの変神から貰ったスキル「鑑定」があればなんとかなるだろ。
よし!鑑定!早速自分に使ってみますか!!
鑑定を持ったやつの宿命みたいなもんだよな、自分のステータスを見るの!
そして俺はそこで初めて、自分の体が変なことに気づいた。
ん…?なんか顔がとがってる??あー、そういう種族みたいな感じか…リザードマン的な、そうだな。うん。その割には鱗みたいなのがついてないし、ツルツルだけど…
あれ、なんか、そういえば変神と魂の関係上なんとかって…うーん、まぁいっか!!とりあえず早く鑑定してみよう!!
視線を自分の手のひらを見る感覚で…鑑定!!!
するとゲーム画面のようなものが出てきた。
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種族:子リス
状態:通常
Lv1
HP:3/3
MP:4/5
攻撃力:1
防御力:1
素早さ:3
魔法力:0
ユニークスキル
鑑定Lv1
怖顔Lv1
ノーマルスキル
ひっかくLv1
噛みつきLv1
称号
「ナッツ好き」
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ふぅ…流石に最近いろんな事がありすぎたからな…疲れてるのかも…もう一回…鑑定。
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種族:子リス
状態:通常
Lv1
HP:3/3
MP:3/5
攻撃力:1
防御力:1
素早さ:3
魔法力:0
ユニークスキル
鑑定Lv1
怖顔Lv1
ノーマルスキル
ひっかくLv1
噛みつきLv1
称号
「ナッツ好き」
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嘘だと言ってくれ!!誰か!神様!!あ、神様はあいつだ。
そうだ!あの変神!魂の関係上、人ではなくなるって言ってた…なんでそれを早く言わねーんだよ!
それだったらもっと強力な火魔法とかを選んでたのによぉ!
………はぁ…こんな後悔してても仕方がないか…いや、リスなんて可愛くて良いじゃん。なんかユニークスキルに気になるのはあるけど…。気のせいだろ。前世みたいに怖がられる心配はないみたいだしな。ポジティブにいこう。
俺は、自分のステータスを詳しく見てみた。
種族:子リス…子供のリス。
うん。まぁ、予想はついてた。鑑定Lv1だもんね!そうだとも!鑑定のLvが上がればもっと詳しく見れるに決まっている!ラノベの定番だろ!!たぶん…。
うん…次行こう…。
状態:通常…今の状態を表す。普通通り。
うん。文は増えてるね。いや良いことだろ!!自分に言い聞かせろ!!
よし、次は…鑑定Lv1を見てみますか!HPとかはおそらくそのままの意味だろ。
鑑定Lv1…ヒト、モノの詳細を出す事ができる。Lvに依存してもっと詳しく見る事ができる。
なるほど…流石ラノベの定番なだけはある。使える…これがあればナッツが早く見つける事ができるって事だ。ふふっ、笑みが溢れちまうぜ。
ふと鑑定の詳細を見ていると急激に眠気が襲った。
あれ?なんだ?
俺は意識を手放した。
ふと鑑定の詳細を見ていると急激に眠気が襲った。
おそらく翌日、俺は目を覚ました。
うわー、なんかすげー頭痛い。なんであの時俺は寝たんだ?とりあえずもう1回鑑定してみるか。
よし!鑑定!
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種族:子リス
状態:魔力酔い
Lv1
HP:3/3
MP:4/5
攻撃力:1
防御力:1
素早さ:3
魔法力:0
ユニークスキル
鑑定Lv1
怖顔Lv1
ノーマルスキル
ひっかくLv1
噛みつきLv1
称号
「ナッツ好き」
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ふむ、別に変わってるとこはない…
いや、状態が魔力酔いになってる…!しかもMPも1減ってるな…なるほど。
もう一度、鑑定!
状態:魔力酔い…MPが0になった後急激な眠気、頭痛がする。
うん、やっぱり…たぶんだけど鑑定はMPを消費するみたいだな。昨日は、鑑定を5回やった後に急激な眠気がきた。俺のMPも5。てことは鑑定のMP消費は1ってことだ。
うーん、MP消費があるのかぁー、ビミョーに使いづらいな。これだとナッツ探し放題は中々難しそうだ。
ま、とりあえずMPが0にならないようにすれば良いだけの話だ。えーと、今は普通にステータスの表示と状態を調べたから、MP消費は合わせて3、あと鑑定は3回までだな。
あと調べていないのは、ユニークスキル1つ、ノーマルスキルの2つと称号か…とりあえず、ずっと気になっていたこのスキル調べようかな。
鑑定!
怖顔Lv1…怖い顔。
ジーザス!!また怖い顔なのか!?よりによってリスで怖い顔ってどういうこと!?!リスなんて愛嬌あってなんぼの動物じゃん!!
はぁ、流石にショックだわ。しかも怖い顔がユニークスキルって…。どうやって使うんだよ。
よし!気を取り直して今度は称号だ!
鑑定!!
称号:「ナッツ好き」…神が興味を示すほどのナッツ好き。ナッツに補正。
え、ナッツに補正って何?何を言いたいの鑑定さんは。もっと詳しく出ないの?
…鑑定。
称号:「ナッツ好き」…神が興味を示すほどのナッツ好き。ナッツに補正。
だからなんなんだよ!!!ナッツに補正って!!!
そして俺はまた意識を手放した…
はっ!!?イテテテテ!!頭が痛い!あ、そうか、またMPが尽きて寝てしまってたのか。
ん?なんでMP尽きるまで鑑定したかって?それはムカついたからである、鑑定さんに。これから鑑定使う時は、変鑑定!って言うわ。あの有名な変神の1文字を使ってやるわ。思い知るがいいわ!!はっはっはっはっ!!!!
今日も世界は平和です。
それよりも俺って異世界に来て3日目だよな?俺って子リスだけど親のリスっていないのかな?
少し散策してみるのもいいかもしれないな。そろそろお腹も減ってきた感じもするし!
と思っていた時期も私にもありました。うん。出ようとはしたのよ。
でもさ、なんか、木高いんだよね。多分自分がいる巣は3メートル弱ぐらいのとこにある。
多分人でも高いなぁって思う人いると思うんだ。
それを子リスがどう降りると!!?まださ!?HPなんか3しかないんだよ!!落ちたら死ぬ!断言できるね!!攻撃力、防御力に関しては1ときましたよ!!どうしたもんかね、これ…。
まぁ、とりあえずこれは、ふて寝だね、ふて寝。あぁ、後とりあえず鑑定のレベルとかあげたいし、5回自分のステータス鑑定しておくか。レベルの上げ方がこれで良いのか分からないけど、これしかやることないからやってて損はないはず。
さぁて、ふて寝(気絶)しよ。
そのおそらく翌日。
ふぅ…あー、寝るのも流石に疲れたな。頭も痛いし。
ん?なんか毛がフサフサになってるな。最初はツルツルでリスかどうか定かではなかったのに。
こっちの世界にきてから5日目ではあるが、まさかこんなフサフサになるとは。地球にいるリスって、1ヶ月ぐらいで毛がフサフサになるんじゃなかったっけ?
やっぱり、異世界だから成長が早いのか?いや、でもありがたいな。成長が早いに越したことはない。
よし、今日も変わらず変鑑定!!
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種族:子リス
状態:空腹・魔力酔い
Lv1
HP:2/3
MP:4/5
攻撃力:1
防御力:1
素早さ:3
魔法力:0
ユニークスキル
鑑定Lv1
怖顔Lv1
ノーマルスキル
ひっかくLv1
噛みつきLv1
称号
「ナッツ好き」
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うんうんうん。変わらずいつもの魔力酔いと…空腹?あれ?なんかHP減ってね?
あ!!食いもんか!!!そりゃそうだよ!4日も何も食べてないんだ。そりゃ腹減ってHP減るわ!はっはっはっ!
…いややばいでしょ。中々、詰んでない?この状況。地面から巣までの高さ3メートル弱。HPは2。攻撃力、防御力、共に1。親のリスも来る気配がない…
…いやだ!!死にたくないよ!!どうすればいい!?いやもう食べ物取りに行くしかないけどさ!!
巣から下を見る。
…たけ〜。
ゴクリ。
いや、流石にこのままこっから降りたら死ぬな。
途中まで、自力で降りて、あの下にある草むらに決死のダイブをしよう。今の俺は攻撃力1だし、力はないに等しいだろ。下まで降りられる気がしない。それしかない。
よし。行くぞ。
巣から出て、木にしがみつく。
うわっ!やっぱり!!無理だ!!!手がプルプルしてる!子リスなんだからちょっとは木登りとかできるんじゃね?っとか少し思ってた俺!バカかよ!!
おー!!こっわ!!下見ちゃったよ!!前世だったらスカイ○リーに登っても全然怖くなかったのに!!あの時びびってる奴に、ビビりかよ〜って言ってごめん!!今の俺もめちゃくちゃ怖い!!
やばい!もうやばいしか出てこない!!
てかまだこれしか進んでないの!!?
元の3分の1ぐらいしか進んでないじゃん!!
いやもう考えてる暇ない!!ここからダイブだ!!
とうっっっ!!!
自分では幹を蹴り、飛んだつもりだった。
しかし攻撃力1の俺には
幹から落ちたに等しかった。
あーあ、見通し甘かった。
ドサッッッ
小さくとも嫌な音が鳴った気がした。
そう。鳴った気がしたのだ。しかし俺は生きていた。
いやめちゃくちゃ体は痛いけどね?なんか地面が思ってた以上に腐葉土で柔らかくなってたみたい。
いや〜、なんかついてるな〜。また死んだと思ったよ、マジで。
死んでないことに感謝しなければ。
自然に手を合わせる。
あ、お前に感謝してるわけじゃねーぞ!!変神!!俺の中にいる清らかで美しいナッツ神に感謝を伝えてるだけだ!!
…よし、ナッツ神への感謝はこれぐらいにしとくか。
とりあえず今は、自分の事鑑定しとか。
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種族:子リス
状態:空腹・打撲
Lv1
HP:1/3
MP:3/5
攻撃力:1
防御力:1
素早さ:3
魔法力:0
ユニークスキル
鑑定Lv1
怖顔Lv1
ノーマルスキル
ひっかくLv1
噛みつきLv1
称号
「ナッツ好き」
「ラッキーボーイ」
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状態が打撲になってるな、めっちゃ痛かったもんな〜。あとはHPが1になってる…まぁ0になってない事が不思議なくらいだ。
あとは…ん?なんだこれ?
鑑定!
称号:「ラッキーボーイ」…稀に幸運な事が起きる。
ほーん?幸運ね〜…てことは落ちたおかげでこの称号を手に入れたってことか?
死ぬかと思ったけど、良いこともあったな。地味に初取得の称号だし。うれしくなんかないんだからな!
ふぅ〜、さて、こっからどうするかだけど…とりあえず歩くか。多分今は休んでてもいずれ死ぬ…空腹でHP減ってるし。
鑑定も森の中で気絶したらやばいから、あとは1回だけしか使えない。いや〜、今まで寝てたツケがまわってきた感じだな。はぁ…歩こう…。
歩き始める。
…改めて見ると、すごいとこいたんだな、俺って…。
辺りを見回すと、アマゾンよりも鬱蒼とした森が広がっていた。
時々聴こえてくる、地球にはいないような生き物の声が子リスの恐怖を駆り立てる。
怖いよ、お母さん。あ、お母さんと会ったことなかったわ。
ぐぅ〜〜〜!!
お腹の音が鳴り響く。
……お母さんどうでもいいわ!産まれたての子供をほっとく親なんてクソ喰らえじゃ!!
そんなことより!早く!早く食べ物見つけないと死ぬ!!
俺は急いで食べ物を探した。
何かないか!何か!!
そこで突然俺は急に動きを止めてしまった。いや止めざるを得なかった。
こ、この匂いは…!!!
ナッツ!!?!?!
俺はおそらく目を輝かせながら、一目散に走り出したと思う。うん。自分でも引くぐらい、目が輝いてる気がする。
走る、走る。もう前世でもこんな走りはしたことなかっただろう。気持ち的には前世の50メートル6秒5よりも速く走れてる気がする!
あ、あれは!?
ナッツだ〜!!!!!俺の大好物!!!
あと10メートル!
あと5メートル!
あと1メートル!
……やったぁ!!これはもう俺のナッツだ!!絶対手放さないぞ!!このやろう!!
俺はナッツを強く抱きしめた。
愛しのナッツよ!!一生俺が愛でてあげたい!!だけどごめん…俺今、空腹で死んでしまいそうなんだ…ごめんな………はぁはぁはぁ
目を血走らせながら、ナッツを見つめる。
では!いっただきまー…っと、危ない危ない。これに毒とかあったら死んでしまうな。鑑定をしてから食おう。
変鑑定!
ヨーナッツ…ピーナツと同じ見た目をしているが、味はヨーグルトによく似ている。
なんと!?これからヨーグルトの味がするのか!!?気になる!すぐ食べよう!!
よし食べるぞ!!
ガンッ!!
あれ?
殻硬くね?
カクヨムにて、改訂版を少しずつ出しています。
今までの話を、自分なりに推敲しております。時間はかかるとは思いますが、こちらにも出します。もうしばらくお待ち下さい。