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第八話 訓練と勉強の日々。

予告通りの更新です。

お楽しみ頂けたら嬉しいです。


「後10周!」


「「「「「おう!」」」」」


只今、ガリレオ騎士団の訓練に参加中。

今はキツイ基礎訓練であるランニングだ。それも重たい全身鎧を着こんで走る。


「はぁはぁはぁ。」


僕は騎士達から遅れている。最後尾を走っている。

集団から離れてポツンと走っているのだが、まだ10周しか走っていない。

後、10周もある。


「ジュン君。大丈夫かい?」


「げっ!」


声が聞えた後ろを見ると、マコトさんが僕のすぐ後ろに来ていた。

もしかして、二周も離されるのか?

既に、一回抜かれた後だ。


僕はレベル1だけど、マコトさんはレベル30。

他の騎士達はレベル10~20の間。同じ30レベルに到達している騎士が居るのだけど、どうやらスタミナ値が違い過ぎるようだ。もしかしたら素質の差もあるのかもしれない。


「ぬぉおおお~!」


僕は抜かれまいとして、ダッシュした。


「おお、良いぞジュン君!頑張れ!!」


マコトさんが応援してくれる声が後ろから僕を励ましてくれた。



◇◇◇◆◇◇◇



「はぁはぁはぁ・・・・。」


「お疲れ様。疲れただろ?」


マコトさんの心配する声に反応すら出来ない。

なんとか最後まで走りきったのだが、マコトさんには6周差。他の騎士達にも2周程差をつけられてフィニッシュした。


「次は素振り1000回!」


「「「「「おう!」」」」」


指導官の指示により、次の訓練がスタートした。

僕は立ち上がれず、動けなかった。それでも何度も何度も立ち上がろうと動いていた。


「ジュン殿。今日はもう良い。少し休まれよ。」


指導官がそう言ってくれた。

マコト君も早々に素振りを終わらせたのか、直ぐに横に来て水などを持って来てくれた。

イケメンは何をやってもイケメンだ。女性騎士からも「はぁ~。」という声が聞えた。


その後、何とか体が動かせるようになったので、皆が700回位の所から参加した。



◇◇◇◆◇◇◇



それから、一週間を過ぎた頃には、ついて行けるようになった。

訓練のおかげで、それぞれに補正がついたのと、レベルが上がった事による基礎能力の向上のおかげだと思う。


ただし、訓練のみ一週間でレベルが上がった事には驚かれた。

指導官からは『気合の賜物だな。』と言われたし、他の騎士からは『やっぱ勇者召喚された異世界人は違うな。』とか言われた。驚くべき成長の様だ。


確かに、レベルは5まであがったが、まだまだ、騎士の皆さんと比べたら、ヒヨッコレベルしか無いと思うけど、確かに訓練にはついて行ける様になったのは間違いない。


二週目には、夜の座学と魔法の訓練が始まった。


座学は、この世界の一般常識からスタートしロックフェラ連合国の歴史等幅が広い。

僕が興味を持ったのは、武学と魔学と薬学と魔物学だ。

武学とは武術全般の事を学術的に解釈した内容を学ぶ学問だ。

論理的に解明していく学問は、面白い。

武学の中には、戦術なども含まれる。絶対に地球では無い学問じゃないかと思う。

同じ様に魔額は魔術全般の事を学術的に解釈した内容を学ぶ学問だ。

どちらかというと、この魔術や魔法と呼ばれる学問の方が、座学としては重きがある様に感じた。詠唱・無詠唱・術式・媒介等、学問として幅広くあるようだ。

とは言え、時間が短い事から、武術も魔術も、学校で習う様な初期の部分だけであり、後は大まかな仕組み等で、専門的な所までは至る事は無い様だ。


やっぱ、そういうのは学校で習うのだろう。

魔法の原理や、武器の特徴などを教わる感じだ。


ちなみに座学においては、ロックフェラ連合国の公認指導員という肩書を持つ人が決められた内容を教えてくれるという感じだった。どの勇者召喚された異世界人でも同じ内容が把握できる様にとの配慮らしい。


できる事なら美人女教師的な人が良かったな。

厳つい顔をした如何にも先生って感じのお堅い人だ。

ドリュー指導員という名前なのだが、僕とマコトさんの間では、『イワオ』とあだ名をつけて呼んでいる。ロック→イワ→イワオと連想されたから。


「君達の適性は知る必要があるので、連合国の会議後に特級鑑定士による鑑定を行わさて貰う事になる。」


とイワオが言っていた。

どうやら実践に入るまでにはまだまだ訓練や教育が施される事になるようだ。


「昔の黄道十二宮の勇者たちは、この様な訓練や教育は無かったのだが、有る時大きな問題が起こり、何代か前の黄道十二宮の勇者が手伝ってくれ、今の様な形を構築した歴史がある。君らにとっては苦痛かもしれないが、我らにとっても、君達が無駄に死んでしまう、又は変な誤解を与えてしまって、問題になるのを防ぐ目的もある。我慢して付き合って頂きたい。」


ともイワオが言っていた。

どんな、問題が起こったのか、とても気になる事だが、今は聞かなかった。

いずれ、教えて貰える時がくるだろう。


こうしてあっという間に時間は過ぎた。

毎日を訓練と勉強に費やした一ヶ月だ。ほぼ無休の状態で過ごしたので、この都市国家ガリレオの街並みは未だに良く分かっていないのがツライ所だけど、僕のこの先の未来の為にも、必要だと考えて行動した。レベルは何とか、騎士見習いレベルと言われる10を越えて12迄上がった。だけど、一対一での模擬戦では、騎士団長といい勝負が出来る程迄にはなったので、驚かれる場面はあった。魔法にしてもマコトさんと比べると拙いが、どの魔法も初級魔法は使える様になった。魔法については、イメージ力が必要との事だから、イメージ力の補正が現代日本人の知識が活用されたからかもしれないね。


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