表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/108

第七話 能力やスキル。


マコトさんとの意見交換?考察?はとても有意義な時間となった。

もちろん、変な関係に足を踏み出したりはしてないよ?本当に。誓って。


「ジュン君は可愛いね。」


というマコトさんの言葉にはドキドキしたけれど・・・おっと、そうじゃない。


RPG系のゲームの様な仕様のステータスは能力値などが可視化できるようになっている様だ。外見と能力値が一致しない人もいるらしく、見た目では優秀か劣等かの判断は出来ないようだ。何かしらのファンタジー要素で補正されるのかもしれない。魔法があるから魔力やら神力等の力が働いているのかもしれないね。それに地球人は脳の活動領域が低いとされているから、それが高まったりするのかも?


レベルが上がると基礎的数値に変化が起こる。こうなると訓練が意味無いのではと思ってしまうけど、肉体訓練は基礎数値の底上げにつながる様だ。同じ基礎数値でも、訓練をしていると+補正が発生する。+補正は肉体的特徴の変化によって数値変化が起こる様だ。


こうしてみると、ゲームの様な内容に現実の補正が掛るという感じなのかな?

この世界にも病気や怪我があるそうだ。その状態になるとマイナス補正が掛る。


異世界も現実世界なのだからやはり厳しい世界の様だ。

そういう意味では、身だしなみや日々の行ないを怠る行為は自殺行為かもしれない。

日々研鑽を積む人の方が結果的に上位者になる筈だから。

『やれば、出来る。』という芸人さんの言葉が頭を過った。


また、数値の横に表示されるアルファベットは素質というモノらしい。

S・A・B・C・D・E・F・G

が基本的な素質評価で、中にはSSとかSSSとかあるそうだ。

スキルを獲得しても同じ様に、素質表記されるようなのだが、スキルについてはそのスキルの事を勉強したり、詳しく知る事でも素質が上がる例があるそうだ。

ではこの素質は何なのか?熟練度の獲得ポイントに変化が起こるというモノらしい。

能力値の素質は上昇上限なのでは?とされている。何故か?カンストした人が居ないから検証できてないというのが正しい。その内、分かるかもね?


さて、この世界の人々の平均はどうなのだろうか?

正直、わかってないそうだ。

そりゃそうだ。少なくとも、大多数の人を調べる必要があるのに、そんな事が出来る訳ないもんな。


ただし、一般的にDで普通に困る事は無いようです。

F・Gでは流石に適性が無いと評価されるようですね。

Cはちょっと適正有り。Bは適正有り小、Aは適正有り中。Sは適正有り大。という感じだそうです。


スキルですが、基本的にスキルによって補正が掛るというモノなので、無くても同じ事が出来ます。スキルレベルによっても変化があるそうなので、上げてみないと分からないかな?

何処かの国では、その辺を解明してそうだけどね。


そうそう、職種や職位、年齢や性別、更には種族何かも表示されるので、勝手に人のステータスを見るのがマナー違反だそうです。


ちなみに、このスキルというモノは神様からの贈り物だそうで、基本的には先天性の物。後天的に手に入れる事も出来るとか?人間は沢山持っている訳では無いみたいです。スキルが無くても同じ事が出来ると考えると、スキルは補正であって、行為自体は別の熟練度というのがあるのかもしれませんね。体が覚えるという感じかな?


ちなみに僕のスキルは【器用貧乏】というスキル。

こ、これは?一体どういうスキルなのでしょうか?素質がSSのレベル1。

地球の転生・転移物の異世界ファンタジーとかで見た事無いのですが?

そもそも【器用貧乏】って評価する時に使う言葉じゃない?

謎スキルだわ。字面的に良さそうな気がしない。


【永遠の二番】という称号も分からんし。

せめて、異世界に来させられたらさ、チートなスキルがあっても良くない?


一度、鑑定してもらった方が良いかもしれない。

けど、変に鑑定して貰ったら、より扱いが悪くなる気がするのは気の所為かな?

怖いんだけど?


僕が、自分のスキルを見てガックリしていると、マコトさんが優しい眼差しで僕の肩をポンポンとした。はい。泣きそうです。


「だけどさ、基本能力の素質がオールCというのも凄いよね。」


そうなんです。

スキル【器用貧乏】が示すような感じで能力系の素質は全部C。

スキル名のままじゃん!って思います。ぐぬぬ。


ちなみに、マコトさんは最低がBで、最高はSSがあるそうです。

能力も魔法も素質が高いのは羨ましい。僕に分けてくれないかな?

スキルも剣術熟練、槍術熟練、盾術熟練、四元素魔法熟練、結界魔法熟練等の、通常の熟練スキルから、肉体強化、魔力強化、腕力強化、知力強化などの肉体に対するアップ系スキル。さらに、アテナ神様から直接貰ったというスキルがあるそうで、それだけは教えてもらえなかったです。


「ふふふ。機会があったらね?」


マコトさんは優しい眼差しで僕に微笑んでくれました。

やべぇ!マジイケメン!!そんな顔見たら、どうでもよくなりました。


色んな意味で、僕は大丈夫なのだろうか?

僕は、女の子が好きなハズなんだけど・・・。

次回の更新は、2021年1月16日土曜日20時となる予定です。

よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ