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再び4


満は都に、彼女のいなかった間のことを話して聞かせた。


満が17の時、父が病気で亡くなったこと。

それが、医者を目指す一つのきっかけになったこと。

自分には結婚して、三人の子供がいること。

今は、母親と妻と子どもたちと暮らしていること。


「そう、幸せそうで良かった」


都は、満に微笑んだ。

父の死は辛い。だが、覚悟はしていた。

向こうで暮らすことを決めた時から。

もう会えないと思っていた弟に会えた、それだけでも嬉しい。


「母に連絡しといたよ。すごく喜んでいたから、明日朝一で会いに来るだろう」

「そう」


お母さん、年取っただろうな。

会いたいけど、年月の流れを思って複雑だった。


「姉さん、様子診ながらだけれど、一ヶ月ほどで退院できると思うよ、こっちの世界にはいつまでいられる?」


「退院したら、すぐ帰るわ」

「そっか。僕の家族にも紹介したいんだけどな」


満は残念そうに言った。

それから思い出して、ポケットから手紙を取り出した。


「手紙ちゃんと届いていたよ。だから、安心してたんだ。幸せそうだったから」


満が微笑んだ。

届いているか確証がなかったので、都はそれを見て安心した。


「ありがと。満」

「それにしても、やっぱり若いままなんだ」


「変わらないでしょ、私」


少し寂しく都は言った。


「うーん、そうかな、変わったよ」


そんな姉を見て、満が冗談っぽく言う。


「えらい美人になった。…ダンナに愛されてるんだね」

「えっ!」


パッと赤くなる姉を更にいじる。


「手紙にも、のろけがびっしり書かれていたし、読む方も大変」


そうだっけ?!

私そんなこと書いたっけ?


「あー、もうやめて」


顔を隠して慌てる姉に笑う。


「やっぱりチョロいのは変わらないな、姉さん」


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