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序章
人生は灰色だ…
これは、俺の主観であって他人に強要できるものではないが少なくとも俺はそう思う。
寝て起きて、学生である自分は学校へ行き半日以上の時をそこで過ごし帰宅ののち、また寝る。まぁ、色々はぶいてはいるがだいたいはこんな感じだろう。
多少授業内容等は変わるだろうが、大まかな事柄は変わることないルーチンワーク。そんな日常がひどく嫌いでしかたなかった。
…だからだろうか。だから目の前であんなことが起こったのに、俺は自分でもどうかと思うくらいゆがんだ顔で『笑み』を浮かべたのだろうか。