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ここ、どこ?

 もうこんな時間、遅くなっちゃった。とりあえず早く家に帰らなくっちゃ

「あーもう!早く青になってよ!」

こっちは急いでるんだから!どれだけ経っても青にならない信号を見て

とうとう私は信号を渡った。


 結構待ったし渡ってる間に青信号になったから足を急がせた。

視界の端に入る光に気づかないまま私は交差点をできるだけ早く走ったから息が切れてた。

_その瞬間視界が真っ白になった

「え」

網膜を焼き切るような、暴力的なまでの光の濁流。

それが対向車線から突っ込んできたトラックのヘッドライトだと理解するより早く

全身に激痛が走った。



 次に視界に入ったのはいつもの見慣れた天井、じゃない天井だった。

やけに視線も低いし、動きにくいし

とにかく目の前の檻のようなものが邪魔で外に出られない

え?何?私捕まった?なんで??意味不明

てかここがどこかなのかもわからないんですけど、神様大丈夫ー?


手もふよふよ、ほっぺはもちもち

え?寝る前にほっぺと手にに餅でもつけた?ってぐらいもっちもち

なんだこれ、体ちっちゃいし、フッカフカのベットに寝っ転がってるし

ドアを開けて入ってきたのは黒髪ロングの美少女に青っぽいロングの美少女!

何この子達超美少女!どこの子達?ってかここどこさ

彼女達はは私をみて「まあ!」とでも言いたげな顔で近づいてきた


 “お嬢様、お目覚めになられましたの?”

 “お可愛いことで!”


うん?何喋ってるんだろう。何語?ここ外国なのかな

なんかそんなこと言われて抱き抱えられた。何言ってるかわからなかったけど

それよりも衝撃だったのがあるの目の前には鏡

そして映ったのは黒髪の美少女と_紫の髪の小さな女の子

写ってる私がきょとんとしている、うーーーーん??さっぱりわからない


目の前の現実なんて信じられないから手をぐっぱぐっぱして目をこすり穂を小さくペチンと叩く

痛いよぉ、ちゃんと痛いよぉ、そこは目が覚めるところだろ

まじでここどこなんだろう、頭が回らないし景色があんまり見られない


ってか日本語通じるかな?絶対通じなさそうだけどしゃべってみるだけの価値はありそう

まずはあいさつの初めましてだよね、大丈夫かな。ちゃんんと声出るかな?


「え、えーと、初めまして」


響き渡った赤ちゃん声、なんかめっちゃ不自然なんだけど

メイドさん達あっけに取られてるんだけど


“おっお嬢様⁉︎”


抱き抱えてきた青少女が青ざめた顔で覗き込んでくる、え、あそっか

私赤ちゃんだもんね、急になんか喋ってきたら超怖いわ

あれ?今喋っちゃった??、、やばくね

ちょっと待って思ってるよりもやばいかもしれない、売られちゃう?


“エリス!いまっ今お嬢様が喋ったわ‼︎”

“えっええちゃんと聞いた‼︎「ハジメマシテ」って言ってた気がするわ!はっ早く奥様へご報告を‼︎”


なんか初めましてって聞こえた気がする、しかも発音が終わってる初めまして

あれか、この子喋ったわ、すごいわ、みたいなノリ?

ってかあれだよね、部屋のサイズ的に私が大人サイズだとしても超広くない?


窓から見ても館だよね。これどう見ても令嬢?ファンタジー世界に転生しちゃったのかな?

物語みたいなファンタジー世界なんて中学の頃ハマってた小説を読んだのが最後かもしれない、

それじゃあ公爵とか伯爵とか、なんかあるのかな?

ちょっと楽しそうな気もするけど、、、


多分今お母さんに報告していったんだよね、この世界の私のお母さん。奥様?

お母様って呼んだ方がいいか、全然慣れないよ

そもそも言語わからないから何言ってるかわからないよ

日本語じゃないから頭がクラクラしそうだ。えーん英語わかんないよー


 ドアを開けて入ってきたのは美人中の美人で美人すぎて

憎まれそうな紫の髪を持ったイケ女性。

右には黒髪のイケメンで超モテそうな顔なのに驚愕の顔をしたイケ男性。

後ろには1人だけ状況理解できてなさそうな2、3歳ほどの黒髪の男の子。

あれ?これ私の家族⁉︎あの美形夫婦私の両親⁉︎可愛い男の子私の兄⁉︎ひえぇぇえええ‼︎

恐ろしいわ、信じられないわ。


“この子が喋ったって本当かしらエリス‼︎”

“はい!「ハジメマシテ」とおっしゃっていました!”

“ハジメマシテ?赤ん坊がよく喋る言葉か?”

“いえ、ハジメマシテなんてそんなことは聞いた言葉ありません、、。”

“ねぇねぇミレーヌ。レティはなんて言ったの?ハジメマシテって?”

“私もわかりません。ただお嬢様が何かの拍子でハジメマシテと言ったのかと”

“ハジメマシテ、発音が不思議だわ”


わーお、みんな一気に喋って何言ってるかわからないね、喋るねみんな

なんかすんごいカタコト初めましてが飛び散ってるんだが

ヤンなっちゃうほど美形だらけだなここ

ってかもう初めましてやめてくれないかな?そこまで気になったの?

とにかくまず色々と勉強しなければ。まずは言語、言語を覚えないと全部わからん

英語でもなさそう、、。

英語を覚えるのが苦手だと言うことは私はこの国の言語を覚えることも困難‼︎

やばいなっ!現実逃避したくなってきた!


 全員が帰った後に戸棚に絵本っぽいのを見つけたから

それとろうとしたんだけどハイハイしかできなかったから指さしてたら

執事美少女さんが取ってくれましたわ、んでニコニコスマイルで返したんですよ


“きゃー”


悲鳴あげてました。

パッと本を開くと意味不明の文字がずらりと並んでいた。やっぱ日本じゃないのは決定

冗談じゃなくて本当に転生ってあるかな?ファンタジー世界の

漫画とか小説とかでしか見たことないやつ?

え?どうしよ、私だってまだ。えぇ、、?

私は赤ちゃんで、これから第二の人生を生きていくわけ?

急に?何もかも忘れて人生やり直せと?なんじゃいそれ、せめて予告とか作れや


あぁもう今考えることじゃない!とにかく言語を覚える!

知らないところで「あいつ売り飛ばそーぜ」的なこと言われててもわからん!

そのまま大人しく捕まるのも絶っっっっ対に嫌!

だから絵本でできるだけの事覚えようって思って

絵本を順に指さして全部とってもらったのね。大量にあるわー


んで全部めくるんだけど、めくってるだけじゃ何もわからないし

この英語もどきがどんな発音なのかもわからないから うー ってなってたら

それに気づいた超美少女メイドの子達が読み聞かせしてくれた。

うれぴーわ、こんな美少女に過去待て私超うれぴー


 本を次々と読んでいくんだけど、時間が経つにつれどんどんめんどくさくなっちゃう

地道よ、これは地道作業よ。ちょっとずつ覚えて行かないとね

自分に言い聞かせないと頭がどうかしそう、

暇な時は地面を高速はいはいで動き回った。めっちゃ心配の目を向けられたよ


暇なんだ、わかる?ずっと寝て食べてのループ、暇潰しもないんだけど

だからはいはいとかする、だってそれしかやることないんだもん。しょうがないでしょ

おもちゃらしいものはないし

前世のパズルとかもない、部屋は案外すっからかんよ!

だからメイドさん達と遊んだりして暇つぶしもしてるよ


そういえば、なんとなく名前はわかってきたのよね

執事2人は名前呼び合ってるからよく覚えられた。

黒髪がエリス、青髪がミレーヌ、名前的に外国っぽさが多いな

私はお嬢様としか呼ばれてないから自分の名前がわからない


時々この世界の兄である男の子がチラッて覗いてきたりして可愛かった

この子の名前はなんだろ?

ぱっと見に2、3歳ぐらいに見えるけど、やー楽しみ


 それから半年ほど過ぎて、ほんのちょーっと意味を伝えるぐらいは行けるようになった。あを連発する

一回もう日本語は捨てよう、あ、って連続で言いまくる0歳児、ちょっと怖いかも

あ連発。あれ?あ連発ってなんだ?まぁいいや。

私の1日は起きて、食べて、はいはいして、喋りまくって、本のページ捲りまくって、寝る


それを1日に2、3回繰り返す。

ちなみに兄様の名前はアルフレートという名前、長いんで略してアル兄様って言ってる

外に出てみたいなぁ、そしたら暇潰しできるんだけ


そんな思いで窓から外を覗いてみると、

兄様?が1人で外で走り回ってる

え?もうそんな歳なの?貴族なのに大人なしで3歳で走り回るってどうなのさ。

危なくない?周りの練習してる騎士はなんで止めないの??

エレナが途中窓を覗いてきた。


「まぁアルフレート様⁉︎」


アル兄様の名前を読んだのが聞こえてエレナが急いで外へ出ていった。

え?何?どしたん?うちのお兄さん危険なことでもやってしまいましたかね?

数分後外に侍女達がいっぱい出てきて兄様のところに行ってなんか喋ってた。

やっぱ許可なしで行ったんだな、ってかそれって脱走じゃない?

執事にも言わずに行ったんでしょ?ダメじゃん

好奇心旺盛なのかな、でも危ないからね

メイドの人達なんて気づいたらアルフレート様消えてました〜なんてなったらやばいよ

その前にその人達の首が消し飛ぶわよ


むすーっとしてる兄様の右手には小さなお花が三つほど握られている

何してたんだろ?運動?

花を母様とかに渡したかったから摘んだのかな?


脱走兵を捕まえて戻ってきたエレナの後ろには、兄様、どしたんだろ?

ぷいっとしながら私に紫の花を渡してきた。

ぎゅっとしていたからか、茎がちょっと折れてる。

私にくれたのだろうか?可愛い


「ありがとう」


そう返事をするとぱぁっと顔が明るくなりぴょんぴょん飛び跳ねて帰っていった。可愛い

せっかく摘んできてくれた花だ。花瓶に飾らないと


「お手伝いします。」

「ミレーヌ、ありがとう」

「私も手伝います!」


結構喋れるようになったのよね!胸を張って答える

そうやって3人で折れてしまった茎を上で切って花瓶に添えた

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