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舞の講義


「行ってきます!」


 先日のウランサー優勝盾も玄関に馴染んできた頃、三人は午後の講義のため中心球に出かけた。先週習った陣を使って作った、自分の繋力の色に光る片手大の玉を草むらに叩きつけると、それは操縦棒のついた半透明の円い板になり、宙に浮く。飛板(とびいた)と呼ばれるそれは、騎獣を得る前の見習い達の乗り物になるし、騎獣より小回りが効いて飛べるので、成人してからもよく使う。もっとも、人を驚かせることになるので、〈表〉ではまずその出番がないのだが。

 飛び乗ると、円い板はふらふらと揺れた。操縦棒に繋力を流し、彼らは飛び立った。


 門下郷の街中、石畳の通りに出ると、テシャの繋力の色の明るい青磁色の飛板が近づいてきた。


「一緒に行こう」


 相変わらず屈託のない笑顔が眩しい。テシャは、自分の板の左端——餅を大きな塊から千切ったばかりの断面のようになっているところ——をサキのそれと合わせる。ぐにゅっとそこがひっ付くように合体させることができる機能は、今年テシャが流行らせたものだった。

 意外なことに、テシャは陣学が得意なのだ。サキもサキで一応甲級中位、そのすぐ下のテシャの門下より上の格なのだが、未だに陣学ではテシャに勝てない。そして、流行らせた理由というのが、自分の仲が良い人と移動できると楽しそうだな、というものだった。そして、本人のその「仲が良い人」というのが自分だったので、聞いた時はしばらく彼女の頭を撫でていた。


「今日、舞の講義だよ? 私達、すぐ合格できるじゃん」

「私によく舞を見せてたもんね」


 テシャは飛びながら片手を外し、懐から貝切り(海女(あま)が使う、貝を岩礁から切り取るための刃)を取り出した。すぐに凪の魔霊——海豚(いるか)の姿をしている——が半身をずるりと出す。テシャの薄い唇が開く。口の動きを読むとこうだ。


「大丈夫よね?」


 ——無論。


 魔霊との会話は姿として口は動くものの、相手の声が頭に直接響くような感じなので、声はしない。サキはなぜか、魔霊の声のほかに波打つ水音がするけれど。


「うん、頼もしいね」


 喋っている間に、学徒院に着いた。


 今日は初めて巫士の格好で受ける講義だ。巫士課程を選択する者が集まる。サキ達は兄姉達(カイヌとクミル)のウランサーに付き合ったことで衣装には大体慣れてきたが、やはり着るのには時間がかかる。


「ちょっと楽しみだな」

「そうだね」


 シニエが追いついてきた。間に入ってくる。


「二人とも、周囲の目も気にしろよ? さっき、安息日のことでも噂になってたぞ」

「まあ、大丈夫だと思おう」

「……それでいいのかよ?」


 シニエが呆れた声を出した。



「注目」


 初めて会う巫官の先生だ。ふんわりとまとめた髪と、凛とした知的な瞳は、穏やかで賢そうな出で立ちである。

 講義室の隅に舞の衣装や道具が散らばっていることを見るに、それを研究しているらしかった。


「はじめまして、皆様。わたくしはリヤフル。舞を研究する研究巫官です。今日は講師の方をお招きしています。……気になる方もいるでしょうし、先にもうひと方を紹介しましょうか」


 リヤフルは奥から髪を半分上で束ねた長身の女性を引っ張ってきた。顔立ちや肌を見るに、アウネシア人。茶目っ気のある橙の瞳が、柔らかく細められている。


「サオルです。〈水〉の〈舞い手〉をしていて、魔霊は嵐です。よろしく」


 拍手が沸き起こった。


「試験の前にまず、貴方がたには舞の理論を理解してもらわねばなりませんね」


 リヤフルは前の白い板に繋力器から放たれる光を当てて板書を映し出した。中心球の講義では、先生となる巫官はあまり板に書くことをしない。やる内容は決まりきっている。そのため、巫子のなけなしの体力は決まりきったことを愚直にやるのではなくて、もっと実務的に意味があるような___例えば学徒一人一人にコツを教えるとか___作業に使えという風潮があって、この省略はそういうことなのだ。学徒達がすぐに帳面を取り出して書き留め始めるのも、もう慣れてきた。


 サキもこの講義のために作った帳面を開き、繋墨の入った矢立の筆で書いていく。それが表すことは陣学と少し似通っていて、まず、巫具に彫られている紋様は古詩の形をとった呪願として解読ができること。その一節の反対詩(反対の意味にした詩)を歌いながら舞うことで、巫子自身の繋力の一番効率の良い発散になるばかりか、野生の魔霊の討伐さえできるという。


「元の呪帯に書かれている詩はこうです」


 舞を普段からしている者らしい優美な動きで壇上に立ったサオルは、独特の節をつけて歌いはじめた。


死界(しかい)生まれ変わりし魂 死の力集め魔霊となりき 同じく生界(せいかい)生まれ変わりし巫 然る間に(まみ)えてかたみに誓約す 魔霊曰く ()にその力給へ 吾として生きる代わり()に自由と養ひ与う 巫曰く 吾に自由給へ 自由に生きる代わり其に力と居所与う 歌(うた)ひて世世永久(よよとわ)にたまあふ 魔霊曰く 麗しき生の光 世を知らんとする者よ 願はくは吾の声届き給へ 吾になき物 持つ其に謳うは言祝ぎの歌 限りある世を(ささら)う歌 巫曰く 暗澹(あんたん)たる闇の内 自らを忘れ彷徨う者よ 願はくは吾の声届き給へ 吾にあるもの またある其に謳うは孤独の歌 前に死にたる者へ 寄り添う歌 かたみに(あるじ)(しもべ)である両者は後後(のちのち)の世 本来の自由を得るまで」


「巫の歌の部分を反対の意味にしたものが、普段わたくし達が魔霊討伐の時に歌っているものです」


 サオルは何か棒のようなもの——刃が細かくたくさんついているのを見るに(もり)か——を構える。


「燦々たる命の名残 未だ世を忘られぬ者よ 願はくは吾の声届き給へ 吾になきもの またなき其に謳うは輪廻の歌 のちに生まれる者へ あとを押す歌」


 歌いつつ、サオルは巫具と思しき大きな銛を軽く振るっていく。その刃と、柄に彫られた紋様の中ほどから、二重らせんの暗い鈍色の光の帯が、うごめきうねりながら出てきて、詠唱が終わると同時に切り離された。すると、いつの間にか壇上に上がっていたリヤフルが、大仰で重そうな飾りのついた大きくて厚い扇を振るって、その鈍色を散らしていく。


(あ、新入生歓迎会で見た清扇だ)


 巫子守ではこんなふうに使うのか、と思っていると、リヤフルはもう片方の手の鈴がついた肩ほどの長さの杖を鳴らして、散ったその光を導いて壁にぶつける。光は当たって砕けて、シャラシャラと可憐な音を立てた。


(綺麗……)


「今わたくしがやったのは巫士の任務における、〈舞い手〉の〈(おぎない)〉の役目です。さっき示した呪願を覚え切って、舞えると確信できた者から、申し出てください。この試験は難しいので、大半がわたくしの講義を受けることになるでしょうが」


 とうの昔に舞の型は覚えている。魔霊と交信できないと舞えないらしいが、幸いにもサキは村を出てから何回か会話していた。

 一応の確認で、(みこと)に訊いてみる。


 ——できる?

 ——其方を導けば良いのだろう?

 ——安心した。


 あとは帳面に書き写した反対詩を何度か呟いて、習った陣学の範囲でわかる、巫具に彫られた記号を撫でるようにして意味を照らし合わせる。独特の節のある歌い方は、魔霊によって舞の型は違うというのに妙に馴染む。


「はい」


 皆のぎょっとした声が辺りに響いた。


「もうよろしいの? まだ十ファほどしか経っていませんよ?」

「舞は慣れていますから」


(皆、魔霊と話したことがないの?)


 逆に不思議だったが、気にしないことにして、壇の上に上がる。口の中で反対詩を呟いて、すっと構えた。


「わたくしが〈補〉をしますから、自由に舞ってよろしくてよ」


 リヤフルの言葉に頷いて、サキは槍を振るった。振るいながら体をひねってくるりと回転し、魔霊が最もやりやすい動きに持っていく。天に向かって槍を突き出すと、いつものように命は勝手に半身を出した。そのままほんの少し引っ張られる感じがして、心臓の鼓動が速くなって、全身に血に乗って巡る繋力が、筋肉が内側から震えて力が入ってくる。


(多分、この一瞬は私は父より強い)


 今どこかを殴ったらすごそうだ、と思いながら目を閉じる。一瞬で心を無にして、口を開いた。


「燦々たる命の名残」


 回転する。凪ぐ晴天の海のようにゆったりと。槍の穂先が空を切って、内からの震えが少しおさまった。自分でもよく分からない衝動が胸を衝く。もっと槍を振るいたい。どこでもいいから力をぶつけてしまいたい。


「未だ世を忘られぬ者よ 願はくば吾の声届き給へ」


 ——それをいかに抑えるかが鍵ですよ。


 懐かしいヒニキの声がこういう時、決まって脳裏に蘇るのだ。熱を込めて、静かに焦らすように、波をだんだんと大きくする。潮騒が耳に響く気がする。


「吾になきもの またなき其に謳うは輪廻の歌」


(輪廻……)


 もしかしたら、貴女もそこにいるのだろうか。……群青の光に包まれて、ただそれだけを思って、サキは水になる。槍を握る手が溶けて、魔霊と、巫具と同化していく気さえする。小さな槍の先の龍の、冷え冷えとした孤独を見つめているのに、なぜか、とても暖かい……。


「のちに生まれる者へ あとを押す歌……」


 シャラシャラと儚い音を立てて、海の底を思わせる群青が消えた。


「ふぅ。……短かったですね」


 ひどく幸せな夢から醒めたような気分で、サキはぽつりと呟いた。


「……もしや貴女、自分が振り撒いた浄帯じょうたいの量と濃さをわかっていないの?」


 あの巫具から出てくる光の帯は魔霊を浄化させるから、浄帯と呼ばれている。


「……そんなにひどかったのですか?」

「いいえ、合格です。……舞自体は素晴らしいのですが……巫具の中の魔霊さえも浄化させそうな濃さでしたよ」


 皆に影響がないように制御するのが大変でした、と疲れた顔で言われた。


「そうですか……すみません」


 ゆるく頭を下げて、壇を降りる。久しぶりに本気で舞ったせいで、手足が重い。それでも、あの一瞬の夢に浸かれたのは、とても嬉しかった。


「お前、どうした? ぼうっとしてるぞ」


 目の前でヨルザに手を振られた。悲しくもなんともないのに出てきた涙を指先で拭う。


「ふっ……懐かしくて、幸せだったから……」

「そうか。……シニエ、サキを見とけ」


 呆れた声でヨルザは対応をシニエに丸投げした。


「ああ……」


 帯結い前から舞っていて、慣れているヨルザが、挙手して壇に上がっていくのを、サキはなおもぼうっと見ていた。実はサオルがリヤフルに何事か話していたのだが、サキは全く気づいていなかった。

 シニエも魔霊と喋っていたから、割とすぐ舞えるのではないかとサキは思っていたけれど、本人はそれを目的にやったことがないらしい。悩みながらやっていた。


 結局、サキとヨルザ、終了間際に手を挙げたテシャ以外に合格者が出ないまま、講義は終わってしまった。


「解散していいですが、合格者のサキとヨルザは少し残って」


 講師二人の目がぎらついているのを見るに、勧誘か。勧誘されるのは栄誉なことなので、それを狙っていた合格しなかった巫士志望の学徒達がじとっと二人を睨み退出していく中、サオルが準備室の方に手招きをする。


「ごめんなさいね、座るところが変で」


 ここはリヤフルの研究室兼自室でもあるらしく、彼女は資料が無造作に積まれた長椅子を手早く片付け、二人を招いた。引き戸には長く重そうな銛を抱えたサオルが横の棚に銛を立てかけて、がばっとサキに近づいた。


(うっ……近い)


 あまり突然人に近付かれるのが好きでないサキは、嫌悪が顔に出ないように笑顔を作った。


「君、すごいよ! 巫士になれば、〈舞い手〉としてすごい功績を上げるかもしれない!」


すごい功績、と言われてもピンとこない。


「…………はい? わたくしの舞というのは、皆もやっていることだと思っていたのですが」


 巫子ならば普通のことで、わたくしは別に上手くもないと思っていたのですけれど、と言うと、そこにいた皆が「何を言っているのだ」というような顔になった。さっきとは別の意味で心臓が早鐘を打ち始める。


「あー。君は村で実際に巫子をしてたから、そういう認識になるのかもしれないね」


 サオルがリヤフルに視線を向ける。リヤフルはきつく目を閉じたあと、口を開いた。


「巫子守というのは、村を失った巫子が集うところです。これはご存知でしょう?」

「ええ。わたくしもその理由で入団しましたから」


 リヤフルは一つ頷く。


「貴女の門下の近くには孤巫院がありますね?」

「ええ」

「孤巫院に入る子供は年々増えています。中にはわたくし達が見つけただけで、自分が巫子だと認識すらしていなかった子だっているのです」


 それには、と言う。


「村が滅びても、巫具が壊れず残っている限り、巫具の魔霊は主を探し、巫子を作り、産みます。しかし、巫具はナフバ教側にあるので、属性粒子の濃さの薄い繋力を持った巫子は、六つになっても自分の相棒を得ることができず、巫具を持った巫子よりも虚弱です。ですから、貴女の能力はこの状況の巫子守では貴重で、普通ではないのですよ」

「ああ……すみません、わたくし、考えが浅すぎたようです」


 やっと合点がいった。皆がたった十ファで挙手した巫子に耳目を集めた理由が。

 そこで、と向き直したサオルが話し出す。


「サキ、私の〈補〉にならないか? ……私は五年前、孤巫院の頃から一緒にいた〈補〉を亡くしている。ちょうど空いた席に、君は貴重な人材だ。アウネシア人と聞いてるからわかると思うけど、『持てるものはすべて』という言葉があるだろう?」


 故郷で漁師達が、大物を捕らえる時によく言っていた言葉だ。


「ここでの持てるものは、君の感応能力だ。いかに自分の魔霊と同化することができるかが、野良の魔霊を〈弔う〉のに鍵になる。実際に野良の魔霊を癒すのは巫具の魔霊だ。人じゃない。私達の仕事はその魔霊の力を最大限に引き出すこと。もともと思いの丈を発散して暴れたら自然と消えていく魔霊を、わざわざこの世に引き留めるのは、私達の勝手なんだよね。……魔霊はこの〈表〉に生きるものから、恨みと、苦しみが消えない限り、生まれてくる。それを癒やして、新たな生に送り出せるのは、私達しかいないんだ」

「あ……」


 言葉が出ない。もしかすると、ヒニキに習ったあれが、何かの役に立つかもしれない。そう思ったら、何か疼き立つような、そんな感じがした。

 サキは椅子から降りて、両膝を突いた。


「…………わたくしでお役に立てるのならば、ぜひ」

「そう言ってもらえて嬉しいよ。君は?」


 サキの方をじろりと睨んでいたヨルザが突然話を振られて、びっくりしたように答えた。


「あ、いや私は……舞うと、色々蘇るので、あまり舞いたくないのです。ごめんなさい」


 リヤフルが微笑んだ。


「それもあなたの選択ですよ」


 サオルも二人に笑いを返して、パンと手を打った。


「はい、話は終わりだから、帰っていいよ」


 突然始まった勧誘は、突然終わった。扉が開けられる。ヨルザが先に出て、サキもそれに続こうとした。その足が触れようとする床が不意に光った。浮遊がとともにぐらりと視界が歪む。


「え?」


 浮遊感がなくなって視界がはっきりしてくると、なぜか目の前に先日シニエに繋石を投げた少年がいた。辺りが暗くて、講義室から移送陣で弾き出されて門下郷のどこかに飛ばされてしまったのだと気づくのに、そう時間はかからなかった。


「お前……!」


 少年はつかつかと足音速く近づいていく。ガッと胸を掴まれて引き寄せられた。何に対して怒っているか全く見当もつかないし、父からこういう仕打ちを受け続けていたサキは知っている。この後、大抵は後ろに投げ飛ばされる。


(大丈夫……あの頃みたいに小さくないし、幸い、彼も巫子だ)


 ぐっと石畳を踏み込んで、痙攣する手を叱咤しながら、彼の腕を掴む。


「アヒノさん、ですね。いったい、何が貴方をそうさせているのです? 他族の者をさらって、貴方は……今わたくしに暴行しようとしています。わたくしは先日のことも忘れていませんよ。わたくしの師は確実に貴方を訴えるでしょうね……あっ」

「そんなこたぁ、わかってる!」


 足の力が緩んだ隙に、アヒノはサキを突き飛ばした。やはり石畳に叩きつけられる。尾骨を思い切り打った。


()っ……」

「お前、さっきなんて言った?」


(ダメだ、こいつ。目が完全に父だ。話が通じない)


 頭の中の糸が切れた音がした。また耐えるのか。


「『巫子ならば普通』だと!? それはずっと村にぬくぬくといて、腹一杯食べれたからこそ言えるんだ! ……私達の苦悩や苦労がお前にわかるか?」


 アヒノの瞳に一瞬虚無が浮かびすぐに憤怒に切り替わって、きつく握られた拳がサキの頬を殴った。衝撃と痛みで胸の繋力が揺れて、暴れ始める。血管自体が波打っているようだ。それが筋肉に伝わってきて、どんどん力が入ってくる。


(まだ、やめて)


 お願い、と心で呟きながら、必死に繋力を抑え込む。さっき突き飛ばされて長袋に背負った巫具がどこかに行ったから、もう自分で抑えるしかない。逃げる暇はない。


「除団処分になっても仕方のないことだとは思ってるが、無理だ」


 やり場のない憤りをぶつけられていることがわかって、それに怒るというより脱力した。その後も知らない少年はただサキを殴った。揺れて聞こえる力み声に、嗚咽のようなものが混じっている気がした。

 なんの抵抗もせず、されるがままになっているサキに気が削げたのか、それとも殴り疲れたのだろうか、アヒノは黙って去っていった。


 サキはその場に伏した。額を石畳にこすりつけたせいで額環が削れて、鋭利な部分が少し刺さって血が出るのがわかる。

 傷は父の時よりはましなはずなのに、不意に自分を傷つけたくなってしまって、黙ってサキは繋力が暴走するのに任せていた。

はい。思いっきり凶でした。でも直接の原因は、サキの無意識な傲慢さです。

次は、ヨルザ視点の閑話で事件の裏側を。

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