再会
「あ!きたきた!」
「来るの早くない!?」
おかしい…集合時間の10分前には着いた筈…数年前と比べると成長してるって事かな?
そりゃそうか
「その顔、わたしの成長ぶりに驚いたな?」
「かなり」
「よしよし。ここ数年間約束の15分前行動してきたかいがあったよ(ボソッ)」
うん。聞こえてるよ。
「それで、わざわざ謝る為だけに呼んだんじゃないんでしょ?」
「当たり前じゃん。ちょっとそっちの近況を聞こうかなと」
「具体的には?」
「今の仲間に囲まれてどうなのかなってさ」
「やっぱり」
最初からそう言えばいいのに
「んじゃま本題からいきましょうかね…」
そう言うと、彼女は自分の頬を叩き気合を入れ直しようにして
「すいませんでした」
と言った。
「いいよ」
「そうだよね…そう簡単に許してなんてええええ!?いいの!?」
「うん」
「根に持ってたりは…」
「ちょっと前までなら許してなかったね。でも今は許せるかな」
「そっか…それが聞けて良かったよ」
「安心した?」
「そりゃ勿論。許されない可能性も視野に入れてたからね」
「あなた人の配信見てるんでしょ?」
「配信上の演技かもしれない」
「失礼な」
人の事を何だと思っているのだろうか彼女は
「あ、なんか食べる?」
「じゃあショートケーキでも」
「はいよ。すいませーんショートケーキお願いします」
「相変わらず声大きいね」
「唯一と言ってもいい個性ですから。んで、最近どう?」
「どう…と言われても。配信に映ってるとうりだよ」
「実際に聞かないとわからない事もあるでしょ?」
「そうだけど…あ」
閃いた
「どうしたの?」
「配信出ようよ、一瞬に」
「は!?」
うるさい。周りに迷惑でしょ
「なんでそうなった?」
「咄嗟の思いつき」
「仲直りしましたよって報告。あわよくばそっちもVtuberに引き摺り込めるかもしれないから」
「引き摺り込むって言い方よ…てか何でわたしをVtuberにしようとしてるの!?」
「謝罪の意思があるならやれるよね?」
「うぐぐ…はい」
いいじゃんVtuber。てか配信見てたらやりたいと思わないの?
「思わないわよ」
「心の声漏れてたか」
気を付けないと
「第一勝手に決めていいわけ?怒られるのそっちでしょ?」
「事前に連絡は入れてるのでokです」
「さては最初から計画してたわね…」
「そっちから連絡が来てから速攻で計画立てて連絡入れて来たから最初からでは無いよ?」
「ほぼ最初からじゃない」
「そうとも言う」
「そこまでされてて断るのも悪いしやるわ」
「そうと決まれば善は急げ。早速家に行こう」
「はいはい」




