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悪魔と呼ばれた少年

1話 悪魔と呼ばれた少年


俺はとてつもなく運が悪い。今まで関わってきた人間全てを不幸にしてきた。生まれてから最初の記憶は、燃え盛る炎。家族は''運悪く''死に絶えた。そんな中俺を火の手から救ってくれた人がいた。業火の中から差し伸べられた手は3歳にして深く記憶に焼き付いた。



「真面目に働く運動神経の良い奴をくれ。」新しい主人が来た。ここは奴隷市場、俺はここに5年間も閉じ込められている。「あいつは?」「あー、ご主人、すみませんねーあれは悪魔と呼ばれていて……」「ほう、あれがかの有名な悪魔か、いいね、すごく反抗的で野生に溢れた目をしている。それでいて狂うこともなく冷静だ。面白そうだ。」「え?ご主人、あいつは真面目とはかけ離れていますぜ?」「遊び心だよ。呪いマニアとしての血が彼を離さないんだ。」「おい、悪魔、出てこい!新しいご主人様だぞ。」「ご主人様、この、ガリューズが、お仕え致します。」反吐が出る。こんな男に仕えるなんて。普通、奴隷市場に来て買い取られたら1度しかこのセリフを言わないものだが、俺は3度目だ。いい機会だ。この''ご主人''の最後を看取ってやろう。



馬車の中で男は口を開いた。「ふぅ……緊張したなぁ……。あ、悪いねさっきは煽るようなこと言って」何を言っているんだこの男は。理解が追いつかない。「あー、訳わかんないかそりゃ笑、うーん、何から説明しようか、まぁ……すっごく簡単に言うと、君を国が保護する。」「は?」思わず声が出た。


それから男は様々なことを話した。国が悪魔を保護する経緯。奴隷市場でのやりとり。信じられない話だが国は、俺の悪魔的不運を軍事利用する気らしい。俺が何度「コントロール出来るものじゃない。」と言っても気にしなかった。そして俺は男に散々これまでの人生を質問されたあと、2つの質問をした。1つ目は、「今この馬車が俺の不運のせいで急に山賊やらに襲われたらどうするつもりだ?」男はこう言った。「僕、こう見えて凄く強いから。」果たして本当だろうか。強者の雰囲気があまりしない。2つ目は、男の名を聞いた。ラドサモと言うらしい。やがて馬車が止まった。もう目的地に着いたようだ。この話がもし真実ならば俺の悪運も消えるかもしれない。俺はこの話をひとまず全面的に信じることにした。



大きな屋敷のような場所に出た。馬車から出て屋敷に入ると聖職者のような男が「君が、悪魔と呼ばれている少年かい?」「一応」「早速だが君は魔王というものを知っているかい?」「絵本とかに出るあれですか?」「やはり君は知らないか。この世界にはモンスターがいる。それを束ねる存在さ。おとぎ話かなんかだと思われていたんだ。」「思われていた。というと、まさか本当にいるかのような……」「そう、そのまさかだよ。4ヶ国連合軍で魔王城を1度総攻撃した。出撃兵総数12万」「……結果は」「生還者は一人もいなかった。」思わず息を飲んだ。俺がこの屋敷に呼ばれた理由も分かってしまったからだ。「……俺の不運でそんな化け物を倒せると思っているんですか?」「いいかい?運の良い悪いというものは存在しない。人によって差異はあるものの不運だけで生きている人間はいない。」「でも俺は」「じゃあ君の不運は一体なんだと思う?」「知りませんよ」「スキルだよ!君は悪いことが起きるスキルを所持しているのさ。」「はい?」「だから、運を変えるスキルというのは存在しないんだよ。つまり、君は悪いことが起きるスキルを、たまたま自分に向けて使っているだけだ。」怒りが込み上げてきた。その瞬間、天井のシャンデリアが落ちた。「落ち着けって。」後ろで話を聞いていたラドサモが飛び上がったように見えた瞬間。シャンデリアは粉々に砕け散っていた。

ラドサモは続けた。「もういい、ガイン、真実を伝えろ。」この聖職者風の男はガインと言うらしい。「まぁいいさ、この不運のトリガーも理解出来たし。」「僕の能力は予言。魔王を倒せるものを占ったら君が写った。''悪魔''と呼ばれている少年、アクイラ・ガリューズが。君は沢山の人々を不幸にしてきたとラドサモとの会話で言っていたが、魔王を倒せば君は英雄となれる!君を悪魔と罵っていた人間も!誰しもが君に敬服する!我等と共に悪魔を倒す気はないか!」「人を、救える……その為なら俺は、このアクイラ・ガリューズは!全身全霊で挑みます!例え死が待っているとて!」

初めて描きました。何もかもよく分かりません。

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