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24,私の価値


急に意識が弾かれたようになって、気が付いたら暗闇を落下していた



皆この力が怖くて、優しくしてくれたの?

両陛下がお話を内緒にしていたのも?

クリスが興味を持たなかったのも?

ルーカス殿下も本当はそう?

好きだって言ってくれたのも?


全部?




涙が出るわ。

傷ついているのは私に価値がないと思ったからだけじゃない。



期待していたから。

ずっと背負うと思っていたことに対して側に寄り添ってくれたのが嬉しかったから。

頑張っている自覚はあった。

それを労ってほしかったわけではないの。

期待して思い上がっていた自分に失望する。

これじゃクリスの時と一緒じゃない。


だってずっと。




私は。

「殿下」



こぼれた声が情けないほどかすれていた



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