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嫁とのラブラブ生活のついでに、この世界救っちゃいますか!

俺はどこにでもいる引きこもりの冴えないクソ童貞陰キャ高校生黒霧聖斗だ。「はあ……こんな世界クソだ…」帰り道、トラックがドーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!そして俺から鮮血がブシュブシュブシュ!!!!!俺は死んだ。


気が付くと俺はよくわからん空間に居た。目の前に老人が立っている。


「ここは……ッッッッどこだ……?!?


「ここは天国じゃよ。お前さんは神の手違いで死んだわクソ童貞」



「エーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッッッッ」


「ごめんね」


許すよ。


「まあそう慌てるでない、お詫びに…」


な、なんだ?


「ステータスを超無敵チートに底上げしたあと異世界に転生させよう」


「ウソーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ヤターーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!」



「それじゃ今から転生させるぞよ」


人の世は限りなく移り変わり、時は絶え間なく流れ続ける。一億二千万の有象無象のなかで、落ち零れてしまったこの情けない命がもう一度、もう一度だけ生を授けられる。なんという幸福だろう。僕の悲しみはいつだって、底なしの劣等感と、どうしようもないほどの孤独のせいだったのだから。僕の春にみずみずしい羽の青い鳥は来なかった。そしてこれからも、一寸先も見えないドブのなかで輓馬のように生きるのだろうか。ならば。もう一度だけ。まだ目も開かぬ頃の俺が願った、少しばかりのわがままを、叶えてほしいと、それだけ思ったのだ。



3、2、1……ブュォオオオオオオオオオオオオオオオオオョオオオオオオオンガタンゴトンバキボキピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロボオオオオオンホワァァァン。俺の体は超すごい光に包まれた。ウケる…


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