8人目 帥升(古代)
2話連続の2話目です。
帥升
倭国王
父 不明
母 不明
生年 不明
没年 不明
今回は、帥升という人物について見ます。前回の卑弥呼に続き古代シリーズです。帥升は、弥生時代中・後期の人物です。
日本史において最初に名前が出てくる人物として高校生は習うはずです。中国の歴史書に最初に名前が出てくる日本人だからです。
西暦107年に倭の国の王として中国の後漢に朝貢したことが『後漢書』の中の東夷伝に書かれています。内容としては、この時に生口160人を後漢の皇帝安帝に献じたということが書かれていますが、それ以上逸話がないため謎多き人物です。
そして、この帥升という名前ですが果たしてこの人の本名であったのか、それとも役職の名前であったのかは謎多きままでありよくわかっていない人物であります。
日本史において神話の中に出てくる人物に比定してみると誰にあたるのかもわかっていません。このあたりの歴史は日本史というよりも考古学という形になってしまうでしょう。文献で調べるのが日本史ですが、この時代に日本に文献が残っているわけがないので無理です。
今後、このあたりの研究が進めば面白いですね。
今回は、このあたりで。
◇参考
・ウィキペディア『帥升』https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%A5%E5%8D%87
・ウィキペディア『倭・倭人関連の中国文献』https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%80%AD%E3%83%BB%E5%80%AD%E4%BA%BA%E9%96%A2%E9%80%A3%E3%81%AE%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E6%96%87%E7%8C%AE#.E3.80.8E.E5.BE.8C.E6.BC.A2.E6.9B.B8.E3.80.8F
・ウィキペディア『生口』https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%9F%E5%8F%A3
というわけで、今回から再開しました。よろしくお願いします。