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異世界行っても喧嘩上等  作者: サザンテラス
28/73

28話 女子達の買い物

主人公不在回

 季節は春から夏に入り、日差しが暑くなってきた中、私は一人アインさんとの待ち合わせ場所にいた。


「お待たせ、フィー」


「いえ、今来たとこですよ」


 今日は夏期休暇の初めにある強化合宿に必要な水着を買いに、私とアインさんは待ち合わせをしていた。

 最初は一人で行こうかと思いましたが、私もアインさんも同じケンヤ様を愛する人です。一緒に選んだ方が良いんじゃないかと思い誘いました。

 初めはケンヤ様を独占しようと互いにいがみ合ってましたけど、今ではとある協定を結んだ事によってとても仲良しです。

 その協定はケンヤ様を独占するんじゃなくて、ケンヤ様をシェアすることです。

 そしてもし私達と同じケンヤ様を好きになりそうな人がいれば出来るだけそれを避ける様にしましょう。

 これが私達が結んだ協定です。

 私がケンヤ様に付きっきりでいるのもケンヤ様の監視の為です。まあ、それを口実に一緒にいたいだけなんですけどね。

 え?そんなことしなくてもそんな人は出てこないって?それでも監視は必須です。


「それじゃあ行きましょうか」


「レッツゴー」







ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー







「さて、どんなのが良いでしょうか?」


 服屋の水着売場に着いた私達は並べられている水着を見て悩んでいた。

 ここのお店は種類が豊富で色々と目移りしてしまう。

 

「こんなのどう?」


 アインさんが持ってきたのは花の柄が付いたワンピースの水着だった。


「それは少し子供っぽくないですか?」


 流石に子供すぎるとケンヤ様を魅了出来ませんね。


「じゃあこれ?」


 次に持ってきたのは布の面積が少ないマイクロビキニだった。


「いや、流石にそれは露出度が高すぎて着られないですね」


 こんなの恥ずかしくて外に出られません。


「大丈夫、フィーなら着れる。これでケンヤを悩殺」

  

 だがそれでもアインさんはぐいぐいとこの水着を押してきた。


「でしたらアインさんが着ればいいんじゃないですか?」

 

「私、それほど胸大きくないから」

 

「じゃあ言わないでください!」


「恥ずかしがるフィーを見てみたい」


 アインさんは恥ずかしがる私を見て楽しんでいた。

 誘ったのは間違いだったでしょうか........。


「あれ?アインちゃんにフィーリアちゃん?」


 声がした方を振り返るとそこには三年のリーズ・アスティアーナ先輩にライラ・サテライト先輩がいた。


「あれ?会長に一年生の子達?」


 更に別の方向から二年のレイカ・ユニバース先輩にメマイヤ・デルタ先輩、リグレット・マリアーナ先輩がいた。


「先輩達も買い物ですか?」


「そうだよ。そろそろ新しい水着欲しかったし」


「去年のは小さくなっちゃったしね」


 リーズ先輩とレイカ先輩がそれぞれ答えた。


「フィーリアちゃん達も水着を選びに来たの?」


「はい、でもまだ良いのが決まってないんです」


「お悩み中」


 私達がそう言うとリーズ先輩は少しにやっとしながら


「それってケンヤ君の為?」


「え!?」


「そう」


 驚く私とは反対にアインさんは平然と答えた。


「何で知ってるんですか!?」


「そりゃあね~」

 

「有名よ」


 ニヤニヤしているリーズ先輩を遮ってライラ先輩が答えた。


「有名って、何がですか?」

 

「一年の目付きの悪い生徒がクラスメイトと王女さんを毎日侍らせているっていう話が学園中で有名よ」


 レイカ先輩がそう答えた。

 まさかそんな噂になっているなんて。

 全然知りませんでした。

 毎日監視の為といって常に一緒にいたのがこんな噂になるとは。

 

「アインさん知ってました?」  


「知ってた」

 

 まさかのアインさんは知っていたみたいです。

 知っていてあの態度をとっていたなんて、流石ですね。


「で、貴方達まだ水着決めてないんだっけ」


「は、はい。そうです」


 レイカ先輩に聞かれ私がそう答えるとリーズ先輩がそうだ!!っという感じで


「じゃあ、私達も水着選び手伝うよ」

  

「あら、いいわね」

 

「いいんじゃない」


「いいよー」


「いいんじゃないでか」


 リーズ先輩がそう言うと他の先輩達も次々とそう言った。


「え、いやでも先輩達の水着は?」


「いいのいいの、私達もう決めてあるから」


「私達もそうよ」


 そう言って先輩達は私とアインさんの腕を掴んだ。


「それじゃあ選びに行こうか!」


「え!あ、ちょっと!」


 腕を掴まれたまま私とアインさんは引きずられてった。 


「こんなのどう?」


「こんなのもいいんじゃない?」


「これもいいわね」


「あの、まだあるんですか?」


 次々と運び込まれてくる水着に私は少し目を回しそうになった。


「当たり前でしょ。貴方達着せか、選びがいあるし」


 今着せ替えって言おうとしてましたよね?


「どんとこい」


 何故かアインさんはどんと構えていた。

 たまにそういうところが羨ましくなります。

 この後、幾度となく水着選び、及び着せ替えをさせられどうにか選びことが出来ました。

 これでケンヤ様喜んでくれるでしょうか?

ブグマ評価よろしくお願いします。

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