【緊急】読んだのならポイント置いてけ堀は、作者一人一人の中に存在する!?
読んだのならポイント置いてけ堀、という新たな怪異をご存じでしょうか?
名前の通り、ポイントに固執するのが特徴であり、小説サイトを訪れた読者がポイントを入れずに立ち去ろうとすると、「ポイント置いてけ~」という声と共に現れ、読者を引き留めようとするのです。怪談で有名な、置いてけ堀の亜種とも言える存在ですね。
ポイントを与えられると満足するのか消え去ってしまうため、それ以上の実害は未確認ですが、あまり穏やかな存在ではありませんね。
そして特筆すべき点は、この怪異は作者から生まれている可能性が高いということです。厳密に言うと、なかなかポイントが貰えず鬱屈した思いを抱えている作者から、です。
作者の心の中に「読んだのに、なぜポイントを入れてくれないんだ!」という憤りが積もりに積もることにより、その怨念がやがて人外の何かに変異してしまうのでしょう。
作者の邪な感情から怪異が生まれ、ポイントを追い求める……
悲劇と呼ぶべきか喜劇と呼ぶべきか……いずれにせよ、ほとんどの作者にとっては身につまされる話なのではないでしょうか。
……さて、小説サイトで不幸にもこの怪異と出会った時にどうすればよいか、それを今からお伝えしましょう。先ほど上で軽く触れたことでもあるのですが……。
これに絡まれてしまった時の対処法はただ一つ。評価ポイントを与えることです。ブックマークでも一定の効果はあるかもしれませんが、やはり評価ポイントの滋養にはかないません。
10ポイント! ★五つによって与えられる10ポイントこそが、この怪異を一番満足させるのです!
……失礼、興奮してしまいました。
いえ、別に私がポイントに飢えているとか、そういうわけではないのです。
私はただ単に、この珍しい怪異の存在を読者の方にも伝えたいと思い、筆を執っただけのはずなのですが……。
どうにも、先ほどから私の中に異物が混ざり込んでいる感じがして……。
……まさかこれが噂の、読んだのならポイント置いてけ堀なのでしょうか?
そ、そんな馬鹿な。私の中にポイントが欲しいなどという下劣な欲求などあるはずが……。私はただ単に、読者の皆さんに喜んでもらえればそれで……。
ああ、まずい……! 私の中で何者かが暴れているのがはっきりと分かる……!
こいつは……こいつは……侮っていました……こいつは、あまりに恐ろしい怪異です!
このままでは私が私でなくなって……!
ポイント置いてけ~
ポイント置いてけ~




