\(V_V)
《『これより!ゴールデンウィーク連続イベント!第1日目トーナメント戦!決勝戦を始めます!!』》
《『3,2、、1、はじめぇぇぇ!!!!』》
「『呪いの触手』!!」
「はああぁぁぁ!!!!!!」
少女の周りから大量の触手が現れ、輝く軽鎧をまとった1人の男に襲い掛かる。
《『で、出ましたぁぁぁ!!!』》
《『魔王『チェリー』の!黒い触手ぅぅぅ!!!』》
《『数々のプレイヤーたちをほふってきたこの技を最初から発動です!!これは完全に勝ちを狙って来たと思って良いでしょう!!』》
男に触手が当たる。
その瞬間!
「『パリィ』」
カキンッ!
キンキンキンキンキンキンッ!!!
全方向から襲う触手がすべて弾かれた。
《『こ、こちらも出ましたァァァぁ!!!!!』》
《『勇者『エクアラ』の!全身パリィイィィィィ!!!!!!』》
触手をはじいた隙を見逃さず、すかさず男が少女との距離を詰める。
そして、
「っ!?『パリィ』!!!」
「甘い!『鎧通し』!!!」
少女の防御もむなしく、男の剣が少女に突き刺さる。
「『吸魔の剣』!『吸血の剣』!!」
「ぐはっ!」
突き刺さった剣が怪しく光り、少女ががっくりと崩れ落ちる。
《『決まりましたァァァ!!!!』》
《『ゴールデンウィーク連続イベント第1日目の優勝者は!!』》
《『プレイヤーネーム『エクアラ』さん です!!!』》
《『それでは、表彰を行います!!』》
今回のイベントで上位の成績を残した者たちの名が呼ばれる。
《『、、、そして、優勝は『エクアラ』さん です!!皆さん!盛大な拍手を!!!!』》
パチパチパチパチパチッ!!!
各地から拍手が巻き起こる。
《『優勝した『エクアラ』さん には、事前に宣言していた通り、1つ要望をかなえる権利が与えられます』》
《『それでは、『エクアラ』さん!要望をどうぞ!!』》
「ああ。サブキャラを使えるようにしてほしい」
《『サブキャラですね?了解です!1時間後には出来上がってると思いますので、それまでお待ちください』》