異世界召喚! 移転準備
異世界に巻き込まれ召喚され、村の領主になったが、領地半減されたので何もかもやり直し。
新しい領地へのルートが開拓できたので、下見団第二陣。道を開いた第一陣に対し、今度は真の意味での視察団だ。
当初は猫獣人のトラさんと兵頭さんに護衛お願いして俺と猫獣人だけで行くつもりだったんだが、代官さんと馬獣人のケンタロウが付いてくる。
代官さんは新しい村でも代官要るだろという。代官目線で新しい村を見ておきたいそうだ。
いざとなったらジャンプして戻ればいいから、護衛はいらないだろという意見もあったが、獣人視点も欲しかったのでトラさん代官さんケンタロウさん、俺、ガジロウで行くことにした。代官さんは雇えるかわからん。でも、代官さんの目で新領地見てほしいからむしろこちらからお願いする。
兵頭さんはお留守番だ。他の獣人さんや鬼人さんと村防衛に残ってもらう。モンスターは延々攻めてきてるし。
「もっと、驚くべき冒険を、俺はさせられねばならんことになりそうだなぁ。」
「スンマセン。本当にそういうのやめてください。頼んます。ホント。」
みんな俺に抱き着いてもらい、最初の砦にジャンプ。
「こらっ!トラっ、も少し風呂に入れっ。」
なんだかんだ言うけど代官さんはトラが好きなんだなあ。
「それをいっちゃあ、おしめえよ。」
トラさんも機嫌よく応じている。
「アニキィ」
ガジロウが感心する。
「スンマセン。スンマセン。本当にスンマセン。」
半径2メートル四方ぐらいなんだから仕方がない。
今までの砦をどんどんジャンプ。一応下見だからね。全部飛ばして新しい村予定地というわけにはいかない。
でも今回は前回よりさらにチートで、昼間移動して、夜は村に戻りメシフロ。次の日は朝ご飯食べてからジャンプ。
「上等上等、あったけえメシさえありゃ充分よ。」
トラさんはそう言って笑う。
「アニキィ」
ガジロウが再び感心する。いつの間にこんな仲良くなってんだ?猫獣人のトラさんは夜になると出かけて狩りをしている。
一日中ジャンプを繰り返し、二日目になると馬獣人さんがそろそろ領内の半分、つまり新しい領土についたという。特殊なマッピング能力があるんだそうだ。スゲエナ。一度とおったところなら大体覚えてるっていうんで、後で地図書いてもらおう。俺は忘れちゃうから馬獣人さんにたのんでおく。
さっそく天狗さんとあーだこーだやってる。頼もしいなあ。
いろんなもん補給して、また新領土を進む。
念のため新領土の真ん中あたりまで進む。ここらへんでいいかなー?ちょっと盛り上がってる丘があったので代官さんと荒れ地の上で都市計画を話す。飽きてきたし、今日も報告兼ねて村に帰ろう。
地理的には、前の村と、似たようなもんだってことが分かったんで、ここらに新しい村を建てる。みんなの意見を聞きながら大まかな場所を決めた。
ガジロウさんに治水をお願いする。まさか砂漠の真ん中に河童をおいていくわけにいかないから、川まで戻った。
「スンマセン。できる範囲でいいですから、新しい村に水引いといてください。
一人じゃあれだろうから、トラさんもお願いします。」
「ケッコウ。ケッコウ。」
「アニキィ」
ガジロウさんによるとここらへんの水は河童には合わないそうだ。
「スンマセン。明日また来ますんで。最悪でも、あさってまでには顔出します。新しい村には俺が水入れますが、万が一のこと考えて川の水も引いておきたいんです。よろしくおねがいします。」
第二陣もあらかた用が済んだので戻る。わかんなくなったら今度は村から直接ジャンプすればいいし。
~ ~ 数日後 ~ ~
第三陣。
やはり陸路も見ておいた方がいいということで、今回は二班に分かれる。
直線距離で道が整っていればだと50キロは2-3日くらいか。一度目はずいぶんかかったな。だから道路を整備する。
飛ぶチームは空から第一陣と同じ、飛行クラブに吊られて飛ぶ。上空から泥水魔法で道を整備していく。
整備した道を陸路隊が行く。代官さん、替え馬、馬管理の馬獣人。馬車ではなく騎乗なので結構早い。それでも飛行よりは遅い。
俺たち飛ぶチームは初回と同じ日程で行くので砦を利用したジャンプができる。陸路隊はそうは行かない。
昼になったら俺だけ飯を食いに村へ戻る。村へ戻ったら水やりをして、もとの砦へ弁当を持って向かう。前回はジャンプ、前々回は飛行だったので、砦になら戻れる。
「泊まったところへジャンプできる。」ルール内で俺たちに飯の補給をし、村へ水やりをするとこうなる。
その間に本隊は進んでおく、俺たちが弁当持って追いかけて昼めし。
村へ戻ったときに言われたんで砦壊さずに出発。
途中、巨岩だらけの場所があったのでそこで一泊。空からではわかんないこともあるもんだ。
何日かそういうことの繰り返し。いってもいってもまだ荒れ地。一回目よりは大幅に行程が短縮されているはずと思いたい。
途中でウマノスケさんに指摘され、新しい領地まで舗装する。泥流すのやめて、上から溶岩流して、上にアスフアルト流すだけ。かなり先回りして、陸路隊が通る頃には冷えてるようにした。
やってみて気がついたが道路自体が道しるべというか道案内も兼ねてて好評。
何もない荒れ地だからね、ウマノスケさん以外のGPS能力持ってない人間は頭では分かっていても不安になるみたい。
移動速度が劇的に良くなる。馬獣人さんたちに聞いたら、馬にも馬獣人さんたちにも快適だそうだ。よかった。馬車移動の乗り心地もよくなるだろう。
朝の手順を変更して、起きたらともかく舗装をなるだけ先まで伸ばす。それから村に戻る。
弁当持って追っかける。
ようやく第三陣が移転予定地に到着に着いた。
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