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異世界召喚! すでに戦が終わってたんでそのあとの。

前回までのあらすじ

異世界で戦争が勃発した。参戦しようと思ったらすでに戦が終わってました。

 俺たちよりもかなり遅れて、代官さんたちが隣の領地に戻って来た。


 さっそく、俺たちのところに来てくれた。


「キョータ殿、使いの者が知らせてきた王都のうわさでは、われらの伯爵領を含む多くの貴族の領地は半減になるらしいです。」


 一家がほぼ全滅したキッサ伯爵家は、孫娘のキャシーの相続が許されず、当主家遠縁の貴族が継ぐらしい。合併派だと代官さんは吐き捨てるように言う。


 「領地が減るので、家臣団も整理することになるでしょう。わたしたち家臣の中で高禄な者は半減でも生きていけるかもしれませんが、私らのように生活ギリギリのものは給金が半減ではどうにもなりません。代官やめてもとの村人です。ははは。」



「スンマセン。村人やりたいんなら、うちに来ていただけませんか?知っての通り、急に村が大きくなってしまい全く仕組みが追い付かないんですよ。」


「ありがとうございます。そのようなお願いがあってお話しした訳ではないのですが、お申し出はありがたい。是非にこちらからおねがい致します。


 とは申しましても、今はキッサ家家臣としてできる限りのことを致したいと思います。今回の始末がついてからでもよろしいでしょうか?」


「スンマセン。こっちの都合ばっかり言って。代官さんの言う通りですんで、俺らは待ちます。大丈夫です。そのくらい義理堅い人ならますます安心ですよ。はははは。」


「ありがとうございます。それと、もう一つお願いがあります。お嬢様たちの意思も確認したうえでのお願いなんですが、お嬢様がたをこのままキョータ殿にお輿入れできないでしょうか?」


「へっ?オコシイレ????」

 代官さんの口調が戦争前に比べてかなり改まっちゃってるんで、よくわかんない。


 キャシーさんとケイティさんは、「いまなら亡き先代の伯爵の遺言という形で俺と結婚する形で家を出れる。」んだそうだ。


「急な話で恐縮ですが、当主が正式に決まってからですと、新しいご当主の許可が要りまして、多分、絶対に許可は出ません。いまなら、戦場でいまわの際の遺言で先代が命じた、という形が取れるかと。

 今すぐということではありませんが、新しい殿が領地入りするまででないとなりません。早めにご決断を。」

 え?なんで????


 それとは別に手土産に麦満載の荷馬車と馬6台ぶんくれた。3台貸したのも途中で失ったので状態の良いものを帰してくれて荷馬車また増えた。


 以前俺が荷馬車を貸して、戦乱の中でどさくさになってからおわびに倍のお返し、だそうだ。


 伯爵家内部では戦後のどさくさで何とでもなるとのことだから、代官さんも麦も荷馬車も有り難く頂戴する。

 

 ちょうど、村の人が増えすぎて困ってたとこだし、今後交易も増やさねばならない。

 こんだけ麦があれば、全部まけば今の倍くらいの人数までなら何とかなりそうだ。


 あとは深刻なスタッフ不足だな。

 さっきとっさにお願いしちゃったけど、うちの村で代官職してくんねえかな?

 代官と言っても俺が横にいるんで全然「代」になってない気もするけど。

 代官様じゃなければお奉行か、ご家老?

 翻訳指輪は全部代官になっちゃう


 伯爵の孫娘たちキャシーさんとケイティさんにも直接気持ちを確認した。

 ケイティさんがいうには

「会ったこともないような遠縁の親戚が領主になったら、下手したら暗殺、よくて冷遇でしょう。


 そのうちこれまた知らない相手に政略結婚で嫁ぐ羽目になるのが貴族の家に生まれた女性の定め、


 この村に来て村人の暮らしを知りましたが、この方が私たちにとっては向いているように思います。


 キョータ様さえよろしければこのまま側室にでも貰っていただけないでしょうか?」


 あーそういうことか。俺に惚れてるわけではなさそうだな。俺も嫌われないように極力接触しないようにしてたし。ハーレム期待してた俺があほでした。何度目の赤っ恥だろう。

 


 代官さんは新領主がお国入りする前に、お城に残してあった伯爵の孫娘たちの私物を引き取ってくると言い、再び伯爵領へ戻っていった。そもそもはそのために来たんだった。


 伯爵の孫娘たちのものの何を持ってくるか何を残すかを話し合っていた。


「ロドリゲス。本当に必要なものはこの村に逃げて来た時にすべて持ってまいりました。あとのことはロドリゲスに任せます。


 それより、こちらでは人が足りません。メイドや使用人の中で字が読み書きでき、しっかりした者なら何人連れてきても構いません。特に、本人の意思にかかわらず、ミリア、ナターリアは連れてきてください。ジュリアとマティルダにも来てほしいけれどもこれは本人たちの自由とします。


 頼みましたよ。


 ケイティは連れてきたい人いますか?」


 うわー、思い切りのいい男前だなあ。キャシーさん。

 ケイティさんも大体その人選でよかろうと言う。


「スンマセン、じゃあ女のほうはそれでお願いします。

 おっさんばっかりの村なんで、来たいという女性は全部引き受けますが、お嬢さん付きの人たちはお嬢さんの言う形でお願いします。


 男は代官さん以外にも気が利いたやつで、しかも代官さんの下で動ける奴なら、もう少し役人連れてきてください。代官さんが使いやすい人ね。必要人数とかも代官さんに任せます。」


「いやいや、大役を仰せつかってしまいました。繰り返しになりますがキッサ家家臣としてと務めが終わり次第、とりかからせていただきます。お嬢様がたの私物はロドリゲスがこの身にかえましてでもお持ちします。」


 陽気な田舎の代官キャラから随分キャラ代わってねえか?


●●●  ●●●  ●●●


 またもやいつものメンバーと相談して、キャシーとケイティとおつきのメイドたちは一時的な滞在者から村人へ受け入れることに。すでにガンガン村の行政と教育を引き受けてくれてたから、今までとほぼ変わらんけど。


 結婚はまだせん方がいいだろう。正式な婚約者ということでキッサ伯爵家にも、伯爵家経由で王都にも届け出を出してもらう。


 村人から「領主婚約者」に身分が変わる。キッサ家新当主お国入りまでに結婚しておかないとだめらしいけど。


 うーん、おっさんがあんな高貴な美人貰っちゃっていいのかなあ????


 にやけて、にやけて、仕方がなくて眠れなくなったので、いつもの水やりの他に、オリハルコンとかアダマンタイトとか、とにかく出せるものをだして力を消費しまくって、へとへとになって寝た。


 

 

お読みくださりありがとうございます。

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