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異世界召喚! 空飛ぶ領主 2

前回までのあらすじ 異世界に巻き込まれ召喚され、村の領主になった。

いろんな人たちが移住してきて、完全にパンク状態。

 俺も天狗のうちうわでまあまあ空を飛べるようになった。


 天狗さんとモブ村人飛行クラブのメンバーは俺以上に空を飛べるので、交代で飛んでもらい、上空から状況を監視してもらうようになった。


 俺も最初のうちは文字通りの低空飛行で腰ぐらいの高さをよろよろと飛んでいたのだが、だんだん慣れてくると速度も高度も取れるようになった。


 でもまあ、飛行クラブの連中にはかなわない。飛行クラブの連中が異常に上手すぎる。編隊飛行、曲芸飛行、なんでもござれだ。


 じゃあ俺が飛ぶ必要ないじゃん。すねてたら気が付いた。


「あれ?俺飛ぶ必要なくね?

スンマセン、クラブの皆さん。綱で俺引っ張ってくんね?」


 いける。俺抜きのほうが早いだろうが、俺を引っ張ってもらってもかなりの高速で飛んでる。速度を計る道具が無いから定量化できないが、馬より早い。


「これ、飛んでる人はどのくらい負担なの?」


「そうですねえ、歩くぐらいかなあ。座ってるよりはつらいです。走るよりは楽です。」


「え?そうなの?」


 村の人は皆体力が出てきて、かなり速い速度でずっと走れる。それより楽だという。


 休み時間は飯時とトイレ休憩ぐらいだから、馬車より効率よく高速が出せる。早馬飛ばすより早いんじゃないか?


 積載量の馬車。移動時間短縮の飛行クラブ。



 風が強くて目が痛いので液体魔法でゴーグル作った。



 気がついて、液体魔法で壺にプラスチックの内張をしてみる。おお、出来る。

工房のお婆さんたちに焼かないでいいから土器の壺の試作頼む。中にプラ流し込んでみたらいい感じで防水できてる。外にもコーテイングする。


 完全防水の壺できた。強い酒でもなんでも入れられる。

 次は素焼きの壺にコーテイングしてみる。

 なかなかよさげだ。



 コーテイング壺は特産品にしよう。ドワーフに頼んだほうがいいのかな?そのうち相談しよう。


 溶けたガラス流し込んでみたが、こっちはうまくいかなかった。

 

 ガラス釉薬もうまくいかなかった。なんか相性があるのか、焼成温度とかの条件がシビアなのかはわからない。


 今は素焼きにプラ流し込みで満足しよう。


 ガンガン飛んでいるうちに転移魔法に近い使い方も使えるとわかる。通常飛行でうまく飛べないのは今までと同じだが、超高速飛行で瞬間的に転移魔法に近いやつなら割と簡単に行ける。


 イメージしたら、ジャンプ可能先の景色が見えた。

 可能先には離宮の街の兵舎 途中の宿場の兵舎30があった。泊まったところという縛りだろうか?


 まずは 途中の宿場の兵舎に超高速飛行してみる。数秒で飛べる。でも、風圧もなく、体温も奪われない。うちわの特殊効果か。今後「転移ワープ」と呼ぼう。


「スンマセーン。追放勇者の辺境爵男爵ですが、どなたか俺に覚えないですかー?」


「あー。どうも、。ご無沙汰してます。覚えてますよ。今回はどのような御用で?」


 門番のモブ兵士が覚えてくれてた。


「戦争と聞いて、あんまし役に立たないけど助太刀に行くとこなんですが、どんな感じですか?」


 戦況を聞くが、開戦して負けつつありしかもかなり押し込まれている、というのはわかった。細かい戦況は下っ端に知らされていないのか、ニュースが伝わるのが遅いのか。


「じゃあとにかく向かってみます。ところで、戦場はどっちの方向ですか?」


 われながら間抜けな質問だ。お礼を言い、発言とは逆にいったん村へ帰る。


 どのくらいのものが運べるか知りたいので周りに荷物積み上げて転移してみる。半径2メートル四方ぐらいか?


「すんません、突然超高速飛行できるようになりました。ありがとうございます。で、コレ、大丈夫なんすか?善人坊さん。俺はこれから前線のほうへ転移してみます。安全なところまで飛び方の指導兼ねてご一緒いただけませんか?」


「おう、会得したか。カカカ。案外早かったな。


 こちらもただの居候では肩身が狭いなと思っていたところじゃ。連れていけい。」


 俺、天狗、猫獣人のトラさん、飛行クラブのメンバーで再度離宮へ転移する。

俺が飛べるのはここまで。


 あとは善人坊さんが行ったことのある範囲か、飛行クラブに通常飛行で連れて行ってもらうしかない。


 善人坊さんも、ここから戦場方面はいったことがないとのことなので、飛行クラブに通常飛行たのむ。善人坊さんが先行して偵察してくれる。



 今度は、もう少し王都に近い兵舎に飛べた。村から水の入った革袋と猫麦かためて焼いたグラノーラもどきを持ってきたんで少し休もう。


 出先で野菜ジュースとなんかのフルーツジュース、あと牛乳と出せばそれで何とか生きることはできるが、前回は腹が減って参ったからな。水は俺に万が一があった時のみんなのため。


 飯食ってから転移すればよかった


 戦場近いと怖いからいきなり王都へは行かない。そもそもいったことないから転移できないし。


 兵舎の町を話を聞いて回る。


 相当印象が強かったらしく、追放勇者の准男爵だというかだれかモブ兵士が覚えてくれてる。

 要所要所で天狗さんには空から様子を見てもらう。



 代官さんに追いついた!

 お読みくださりありがとうございます。

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