表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

33/116

異世界召喚! 二度目の収穫

ここまでのあらすじ 


 異世界に巻き込まれ召喚されて、村の領主にしてもらった。いろいろ液体が出せるようになった。

 収穫の時が来た。


 インチキ猫草麦や鳥のえさ雑穀ではなくて、この世界の麦の実が実った。老若男女、住民難民、村人総出で麦刈り、落穂ひろいをする。


 昼休みに冷えたジュース、ウーロン茶、牛乳出してやり、いつものヒールをかけてやり、念のため回復ポーション作っておく。


 人が増え、取れた麦は全部種もみに回したい。


 というわけで収穫祭だな。刈り取りが終わったらお疲れさん会をしよう。数日は忙しいらしいので今から準備をしておく。


 俺は護衛のドーベルさんトラさんについてきてもらって、村から1時間くらい歩いたところを開発中。一時間歩いた。


 なんで開発工事が収穫祭の準備かって?


 俺が歩くのあんまりにも遅いから、途中からは交代で狩りと護衛してくれた。次回は倍の人数で交代にして、常時二人は護衛につけたいそうだ。だから今日は狩りが主目的、開発がおまけ。狩りについて来たついでに地形も変えておくとかそんな感じだ。

 狩った獲物を運ぶなら、荷馬車に乗ってくればよかった。


 俺の作業はいつも変わらない。ひたすら開発。畑を作らなきゃなんだけど、その前提として、水路、土塀と空堀、石垣を作りまくる。魔法で土いじりはお手の物になってきた。



 毎日していた水やりも、ますます慣れてきて、寝る前と朝起きたら 雨を降らす。小雨霧雨を村の上空からまけばいいので、村の畑を一周する必要はなくなった。


 ま、その水やりがあるから少しは体力残しておかないといけない。他の村人は倒れるまで作業してヒールかけるというてがあるが、俺にかけてくれる人は居ないので、俺は8分くらいの力しか出せない。俺だけサボってるようにも見える。


 一度開拓した畑は、馬で犂を引く。スコップを改造して荷馬車の馬が引くだけの原始的な犂だが、人力よりも全然早い。


 かなーり難民も増えてきた。収穫祭を大々的にやるのはいいとしてもっと頻繁に交流させないとなあ。






 



   数日後~


 あれから狩りまくって肉も何回か宴会できるほど集まった。半地下のムロを掘って、俺が氷を出して冷蔵しておいた。


 今日はあさから収穫祭。朝飯から豪快にバーベキュー。俺の畑の猫草麦がゆ。俺が出した酒、ジュース、茶、水。伯爵の孫娘キャシーさんケイティさんは紅茶を喜んでくれた。


 婆さん連中がここぞとばかりに収穫祭にしか出さない料理を出す。肉の煮もの。この世界の麦を製粉して薄いウエハース状に焼いたの。基本、麦と肉と塩だがこれはこれでうまい。っていうか、この村の料理で焼いたもん食ったの初めてじゃないかな?俺は獣肉焼いて出したけど、村人たちは量を増やして見せるためになんでも粥だった気がする。


 離宮の町で出たご馳走に比べたら全然質素だし、味も全然だけど、まあ、これは、村のお祭りとして充分いけると思う。素朴な郷土料理プラス、バーベキューと俺が出した飲み物。


 天狗の善人坊さんは朝早くからきて独りで出来上がってる。いろいろ村に尽くしてくれたから俺もうれしくなって、いろんな酒を出す。


「サトー殿、まさかここまで村が栄えるとは思わなんだなあ。カカカカ。カカカカ。」


「スンマセン。天狗にはいろいろお世話になってるし。まあ今日は飲んでください。

あー、ガタロウさんガジロウさんもどうぞどうぞ。今、酒を追加してきますから、皆さんごゆっくり。ありがとうございます。」


 天狗河童トリオは浴びるように飲んでいる。もう酔っぱらってるから甕を持たせらんない。まだ素面のモブ村人、難民一号のイワンさんをみつけて空いた甕を運んでもらう。



 そのついでの形をとって席を外し、広場の周りを一周する。イワンさんは最初に来た人だしその後も難民の世話役的なことをお願いしているから顔と名前一致してるけど、あとの人は全くわかんない。最初にあいさつしてて顔はまあ狭い村だからわかるとして、名前が思い出せない。

あとでサラばあさんあたりに聞いてみよう。聞いてもおぼえらんないんだけど。


 俺んちの前で飲んでいたのは天狗河童トリオと猫獣人たちぐらいで、あとは大体ばらけている。


 猫獣人たちには今日は身辺警護断ったからみんな集まってる。天狗河童トリオの隣で輪になって飲んでる。こっちももう酔っぱらってる。昼飯前なんだけど、昼めし食えるのかな

 こいつらもシシトーさん、トラさん、ニャルルさん以外は名前わかんねえな。挨拶だけして場を離れる。


 次は広場の端っこで郷土料理を作りまくっている婆さん連中に声をかける。元からの村人の婆さんは顔と名前一致するとして、後から来たおばちゃんたちの名前はわかんないな。


 この村のことを全く知らないことに愕然とする。ずーっとずーっと魔法を使い続け水やりと最近は土木工事、そして回復魔法をかけまくるだけだった。村のおもだった人、身の回りの獣人くらいしか話してないし興味もなかったな。そこらで飲んだくれてるマッチョなモブおやじたちに至っては本当にわからない。顔見れば村人かどうか判別できるが名前、なんか憶えてないや。


 伯爵の孫娘キャシーさんケイティさんに村の事務をお願いしたから、そのうち住民台帳も文書化してもらおう。


お読みくださりありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ