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異世界召喚!色々液体出せるようになったよ

ここまでのあらすじ 

 異世界に巻き込まれ召喚されて、村の領主にしてもらった。

 俺の村に隣の代官さんの子ども二人と、領主の伯爵の孫娘キャシーさんケイティさんとが村に来た。

 代官さんの子ども二人と伯爵の孫娘キャシーさんケイティさんをかくまうことになった。


 引っ越しも一段落したあと、伯爵の孫娘さんのところへお邪魔する。数日前まで俺んちだったんだけど。


「スンマセン、お越しくださって助かってます。若い人、読み書きできる人、圧倒的に人数少ないもんですし。いろんなことが口伝で文書化できなくて色々困ってたところなんです。


 そもそも俺は貴族の出じゃないのに巻き込まれ転移で連れてこられて、異世界転移者の癖になんもできないからってこの村貰っただけなんです。


 平民出身で行政経験皆無。領主としての素養も皆無。向こうの言葉は読み書きできますが、こっちの言葉は翻訳の指輪で会話はできますし読むことはできるんですがかけないんですよ。


 ホーント助かってます。どうぞ安心して滞在してください。長くいてくださればいてくださるほど助かります。だけど見たことないけど伯爵家の居城のほうが大きくて頑丈なのでは?や、ずっと安心して滞在してください。だけどなんでうちなんですか?」


「こちらからご挨拶に伺わねばならないところお越し下さり恐縮です。

 ご領主さまの暖かいおもてなしには感謝しております。兵を動かしたことのない私の想像でよければお話しします。」


 おっとりのお姉さんではなく、いかにも利発な感じの妹のケイティさんが丁寧だがテキパキと話してくれた。


「確かに私たちの領主館のほうが堅いかどうかはわかりませんが、大きさは大きいです。

 

でもここは村全体が要塞のようですし、壁の厚みや硬さ高さはとても私たちの町とは比べ物にならないほど強そうです。


 それと、私たちが代官ロドリゲスの提案でこちらにお世話になることになりましたことの理由の一つに、まさにそこで、うちは広すぎるというのがあります。


 わたしたち姉妹と限られたメイド、それに出征しなかった領民では城塞都市も中の領主館も、広すぎて守り切れません。戦えるものは全て戦場へ向かいましたし、大所帯の移動になにか手伝いができるものたちも洗濯ですとか調理ですとかのためにほぼ兵士たちについていきました。


 つまり私たちには全く戦力が無いのです。


 わたしたち姉妹も付きの者も村に来てから皆様のご指導で弓の練習をさせていただいていますが、まだまだ自分の身を守れる域にはなっていないでしょう。


 ですからここでサトー様におすがりするしかないのです。」



「スンマセン、立ち入った話聞いちゃって。そういう事情だったらいつまでもご滞在ください。ただ、その、気が向いたときに、今、して頂いている学校と事務のお手伝いをしていただければなお助かります。」


「「はい、お手伝いします」」


「そう言っておきながら、スンマセン、細かい話はサラ婆さんと詰めてください。俺はさっきも言った通り統治の経験も能力も無いので、ま、相談しながらやってください。あと、気がついたことがあったら色々教えて下さい。タノンマス。」


 われながら、キャシーさんケイティさんと話す時間が長い。まあ話すだけならいいでしょ。お預かりしてるかたたちだから。でもそれ以上は自重自粛。妄想で止めておく。



 美人二人とだべってたら、別の客人が来た。ガタロウが仲間の河童を連れてきた。


「こいつは舎弟のガジロウです。以後お見知りおきくだせえ。」


 ここじゃなんだからとりあえず外に出る。しかしそっくりで区別つかんわ。ガジロウ氏は尋常じゃない水の動きを感知して、ガタロウさんの棲家より遠くから来たんだそうだ。


「あっしはガジロウでやす。以後、お見知り置き願いやす。


 御前ゴゼンさまの魔力でやすと、他の系統の魔法も使えるはずでやす。


それだけ泥使ってやすなら、土魔法なら簡単に使えるはずでやす。」


「はじめましてだが、いいことを聞いた。早速やるよ、んんんん!堀と土塁!


おおおおお!出ねえな。堀と土塁!堀と土塁!


だめだ、堀と泥土塁!ああ、出た。


おお伸びてくなあ。」


 ピローン!俺は泥魔法レベルワンを身に着けた。(つけていた)。泥を動かすだけではなく、生成したり消せたりもできる。

 土とか固体は無理だが泥とか半液体スラリー状のものならいいのか?土魔法は身につけられなかったが、ヒントにはなった。




「土魔法がそのくらいおできになるなら、石も出せやせんか?石垣のほうが防壁には向いておりやす。」


「すんません。ありがとう。やってみます。石!岩!んんんん石垣っ!。


 出ねえなあ。石!岩!。


 石っ!石石石石石っ!


・・・。



 出ねえな。やっぱ固いのは無理だよガジロウさん。


ん?


 よ、溶岩!ドロドロだけど四角く固まる溶岩! すぐ冷える溶岩!



 おおおお、出た。出た出た出たー!


 液体だと出せるみたい。


 あっ、出た。出たよ、ガジロウさん。


 ありがとう。」



 さっそく、村に石垣をめぐらす。土塁の外に。



「御影石! 玄武岩! 安山岩!花崗岩!鍾乳石!


出せるもんと出せないもんとあるな。規則性が分かんない。火山岩かな?中学で地学ちゃんと聞いとけばよかった。



そこで気が付いたんだが、生コン作れねえかと思って試したら出た。

小さい溶岩のかけらを骨材にしたらかなり堅牢なモンができるんじゃねえか?


 溶岩のかけらガンガン出す。生コンもガンガン出す。


(ここで作者注 本来生コンというのは砂利などの骨材も混ぜた状態で練ってあるやつを指すのですが、キョータにはその知識はありません。骨材抜きのセメント水を生コンだと思ってます。ですから、彼が生コンとイメージしたものは骨材抜きのセメント水です。彼が生コンとイメージしたものが生成されてます。彼のいう「生コン」と、骨材を混ぜて、本来の意味の生コンになります。以下も同様とお考え下さい。)


 順番間違えたけど、溶岩で石板作る。石つぶての秘法は結局習得できなかったが、我流溶岩の術ができるので問題なしになった。考えてみりゃあ氷も飛ばせたな。


 石板の型枠組んで、配合の比率変えた溶岩のかけらと生コンと混ぜる。全部村人に丸投げだ。また変なこと始めたっているんでみんな面白がって協力してくれる。


 あとで聞いたら、意外なことに生コン四の溶岩のかけら六ぐらいが丁度いいようだ。


 コンクリむき出しの打ちっぱなしだとこの世界では異様だから上から溶岩かけて隠しておく。石垣だけじゃなくて建物も作れるよなこれで。

溶岩だと気泡が多いので玄武岩作る。厳密には玄武岩になる溶岩出して冷やして玄武岩になる。


 石もさっきからいろいろ出してみている。。

「安山岩!」「玄武岩!」「花崗岩!」「大谷石!」「大理石!」「ダイヤモンド!」「ルビー」「サフアイア」「オパール」「御影石」「水晶!」


 出る石と出ない石がある。火山岩は出るようだ。溶岩が出るなら当然か。



 さっきも書いたが理科の知識が無いのが悔やまれる。もう少し中学の理科の授業を真面目にきいておけばよかった。


 宝石類は出ないな。ルビーとサフアイアは粉なら出るが宝石レベルの大きな結晶にはならない。なんか条件があるんだろうな。焼き固めたり再融解させて結晶にする技術がまだない。これも懸案、どっかにメモしとこう。つかヌドウさんに工房を管理してもらおう。


 カッパと猫獣人たちがすごく仲がいい。猫は水嫌うんじゃないのか?特にトラさんとガジロウは仲が良くていつも一緒で馬鹿なことばっかり言ってる。


 金属も出た。


そういえば、液体なら出るとガタローガジロウさんにも言われてたな。そういわれても、かなり限られたものしか出したことないな。

疲れた頭でダメでもともととやってみる。やけくそともいう。

「溶岩!」

「溶鉄!」

「溶銀!」

「溶金!」

「溶銅!」

出るわ。出るわ。こりゃあしめた。

鉄は以前に出したことがあるが、他も出るね。

「ステンレス」

「溶青銅!」鋼鉄だけはなぜか出る。炭素とか混じってんじゃなかった?


 

 これはいい。採掘や精錬の時に出る公害もない。

 ただし結構疲れる気がする。

「溶ミスリル!」


 さっきミスリル出したからイメージはつかめてる。発掘よりも効率よく出る。

「溶オリハルコン!」

 対策ちゃんとすれば精製ウランとかプルトニュウムもできるかもしれない。まだしないけど。


 金銀銅、鉄。大体の金属出せるようになりました。ドロドロの状態なら。佐藤鉱山と佐藤溶連所開設。


 いままで考えが固いというか視野が狭いというか、水、あるいは食べ物飲み物しか出してなかった。あとボディーソープとシャンプー、ポーション。

 必要に迫られて食料と日用品しか出してなかった。なんだもっといろんなもん出せるじゃん俺。


 泥、カナモノ、色々出せる。


 キャシーとケイティさんに又会って、何種類かの香りのボディーソープとシャンプー渡した。あと戦時のどさくさで今後どうなるかわからんから何種類かポーション作って渡した。万が一のために小さい金の粒、銀の粒も渡しておいた。


 思いついて液体歯磨きも作った。化粧水も生成した。それっぽいコスメ片っ端から作ってキャシーさんとケイティさん村の婆さんたちに試しにモニターになってもらい、ある程度練ってから商人へ売り込もう。キャシーさんとケイティさんに出入りの商人紹介してもらおう。なるべく早く現金化したい。


 色々貢ぎ過ぎた気もするが、喜んでくれたんで、俺もうれしくなっていつものように畑に水まいたああと、ひとりでシャワー浴びて寝た。そういえば貴族用シャワー場作らないとなあ。


お読みくださりありがとうございます。

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