異世界召喚! 盗賊襲来!
ここまでのあらすじ 異世界に巻き込まれ領主にしてもらった俺は、畑に水やりの日々。離宮に人を遣わして、必要なもん取ってきてもらった。
人が増えたし、いろんな人種、獣人がいる。今までのムラのやり方では難しくなって来る日も近いんじゃないかな?
俺一人で決めかねることも多いい。村長のニコアさん助役のヌドウさんサラばあさんと相談して村の寄り合いを町内会にして定期的に開くことにする。
そういえば、ンゴバさんは元気だけど、何の話題を振っても、村長が決めたらいい、しか返事しなくて、最近は俺がいなくても大丈夫だからと相談の場にも出てこなくなった。まさにご隠居。
さて、まず、とりあえずはお試しだ。
これも、まず、だけど、年貢の話だ
以前の役人は勝手に決めて無理やり持って行った ありとあらゆる名目でもっていった。大体半分かそれ以下が農家に残った、という。
税率に関して疑うときりがないが、昔はそんなもんだったんだろうな。
自然環境が厳しいこの村で収穫の半分以上持っていかれて還元が皆無だと、生存そのものが厳しかっただろう。俺が初めて来たときはみんな餓死寸前だったし。失敗国家にある限界集落だった。
だけど、いまは、衣食住と医療を俺が提供してるようなもんだ。猫草の麦がゆ。獣人の獲ってくる魔物肉。魔物の皮で作る服。水魔法で作る家。今まで以上に重税にしても文句は出ないだろう。
でも、一方で、俺は村の収入の半分貰っても使い道がない。麦要らない。俺も農地持ってるし。飲み物はじゃかじゃかでる。毎日スープとジュースで生きてれば食費もかからない。しないけど。
仮に物納を現金化できたとしても、今、こんな辺境の村で、現金貰っても使い道がない。市にいっても、そうロクなものは売ってない。文字通り宝の持ち腐れだ。
飢饉と今後の難民に備え、今年はとりあえず免税、来年からなった量の3分の1物納で契約結んだけど村の倉庫に収めるのでどうかと聞くと大豊作だったから今年からでもいいという。じゃあ領主の私有財産と村の共有財産分けて考えよう。今年は3分の1は村の共有財産。高くなってから売ろう。
石に刻んだ契約は簡単すぎるから細部を詰める。とりあえずの決めとして、暫定税率として、人族は収穫量の3分の1、日持ちしない山菜とか山で採集してきたものは今年は除外。来年から考える。獣人は別途決める。
全部、「とりあえず」「いまんとこ」「ためしに」半年か一年限定でだが、こうなった。
前向きな話ばかりじゃなかった。
まっ昼間っから、盗賊が襲来する。
「殿様!悪意のにおいがする人族が15から20!馬が後方にいます。多分盗賊です。」
当番の犬獣人が飛び込んできた。
「スンマセン、警戒態勢でお願いします!」
犬獣人が遠吠えをし始める。以前取り決めたように獣人の人数を伏せるために返事の遠吠えはない。あー馬鹿猫連中が吠えてる。
「ニャアア!」「ガオオウウシシシ!」
獣人たち+河童で撃退した。圧勝したが討ち漏らしたやつもいるようだ。盗賊の死体が15、逃げ遅れた怪我人盗賊が5人。
河童は戦闘体形とるとほぼプレデター状態だ。怖い。ガタロウさんガジローさん、怖すぎる。川にちかずくなという意味が分かった。
捕まった盗賊を仲間の死体の上に乗せる。
「死なない程度には治してやるから言え。いったい何人逃げたんだ?」
返事がない。
「一番重症そうなやつを治してやる。誰か白状したら、次のやつも治してやる。」
そうしないと,いちばん怪我がひどそうなやつはぐったりとしていて荒い息をしているので、返事もできなくて返事をしたやつからだと助からなそうだから、とっさにそう決めた。
「治した後殺すんだろ。軍に連れてけば死刑だから治したって治さなくたっておんなじだ。」
相対的に元気なやつが元気なく言う。
あー、異世界の厳しさをなめてました。即刻処刑なのね。犯罪奴隷制度あるかどうかわかんないけど、ここで成敗された方がましなんだ。。。
腹立ちを抑えて、盗賊に言った。
「スンマセンが、もう一度逆らったら殺すけど、逆らわなければ一応生かしといてやる。やなら刺しころしてもいいけど。早く決めて、時間かせぎは無し。」
(そもそも領軍ないし。)
俺が作った麦茶のまして落ち着かせてやった。
色々話聞くと、10人ぐらい逃げたようだ。
全財産積んで馬車で移動していて、これという本拠地はないらしい。
追い討ちは難しいかな?犬獣人のうちですぐ動ける連中15人に探索をお願いする。例えば別々の方向に逃げてあとで決めといた地点で合流するかもしれない、だから、くれぐれも無茶と深追いはするなと武器とポーション作って持たせて送り出す。
本気の戦いとなれば寄せ集めの盗賊10人より、犬獣人15人のほうが圧倒的に有利だけどね。
捕まえた5人は治してやったうえでサラばあさんが「教育」をして「反省」してもらい「更生」してもらうんだそうだ。とりあえず空き家にほおり込んでおく
思いついて消毒液を生成して村人の傷に噴霧する。
治癒魔法があれば要らないが、万が一俺不在の時に怪我人が出たときのことを考えて、実験。消毒液の中身はわからないまま念じてみたが消毒できているようだ。
犬獣人は2日で戻ってきた。心配したぜ。
盗賊の荷馬車と生活用品が手に入った。
離宮に派遣してる分まで数えると、村というか俺というかの所有する荷馬車10台越えた。駄馬はそれ以上だ。管理が大変になってきた。移動手段だけは増えた。今のところあまり使い道がないな。
ところで盗賊は全滅。埋めてきたそうだ。
混戦で傷ついお馬さん一頭はおいしくいただきました。
さくら鍋?
またもや村の広場で宴会。
鍋は俺が鋳物の鉄を出しました。ドワーフさん早く来ないかな?
異世界馬の馬刺しは食中毒や寄生虫が怖いから馬のワイン煮。馬モツの醤油砂糖煮。獣人たちはモツは生で食う。大丈夫かなあ。あと酒も出しまくった。
つかまえた盗賊にも馬の煮ものを一口ずつ与えてやる。酒も一杯だけ出してやった。あとは泥棒にはむぎがゆだ。具なしオートミール。それでも大変な厚遇のようだ。
耕してたら大小結構な量の石が出てきた。
盗賊が来たことやその前の火トカゲのことを反省して周りの土塀に石混ぜる。
魔物と盗賊対策で高さ4メートル、厚みもそのくらいにしておく。
移動が大変になってきたので道路を舗装しなくてはならないがそこまでは手が回らない。荒れた土地をごとごと進む。
今までのやり方を改め、せっかく余ってる荷馬車で毎日村を一周するようにする
今は留守だけど俺か村長に昇格したニコアさんか新しい助役のヌドウさんが少なくとも一日一回は回る仕組みにした。当然荷物があれば運ぶが、目的は顔見せだ。新しく来た人も増えてきたのでとにかく話をして要求やらなんやらを聞いて回る。
作付面積は当初の10倍以上になった。
従来の麦は面積三倍。村人に貸し与えた。
残りは共有地にして猫草。
村人ビューで見ると、元の土地の他に、新しく塩抜きされていて水まいてくれる土地をほぼ倍与えられ、収量は何倍にもなった。税金はほぼなく、労役と言っても共有地の収穫、草取り、虫取りだけ。ケガや病気は領主が魔法で治してくれる。最低限の教育も受けられる。
よそ者が増えたが、そのよそ者が村のためにいろいろ働いてくれる。
まあまあいい条件だろう。
あと思いついて液体肥料も生成してまいてみる。
どのくらい撒いたか記録を取って最適値を探したいんだけどそういう助手をやってくれそうな人いないなあ。勘で試行錯誤しますか。
シャワー浴びて寝る。
お読みくださりありがとうございます。




