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異世界召喚! 領主生活開始50日日 天狗の秘術

今までのあらすじ 


異世界に巻き込まれ召喚された俺は、領主になってからの日数が分かんなくなっちゃったが30日に1度の市に行ってわかって戻ってきた。


50日目


 また呑みに来た天狗のおっさんの善人坊さんに天狗の秘法を習う。試作中の麦酒出す。天狗が酔っ払っても元々赤い顔だからわからんな。


 「わしが今のお主に教えれることは、雨ふらしの秘法、石つぶての秘法と飛行の秘法だなあ。


石つぶての秘法というのは石を降らす。飛行の秘法というのは文字通り飛ぶ。


ほれ、やってみろ。」


 言われて石つぶての秘法の修行をしているが、俺にはどうにも習得できない。


「うむ、お主は水は降らせることができるのだから、氷から始めるか。氷を出してみなされ。」


「スンマセン。雨を降らすのは習得してます。温度調節も温めるほうはできますので冷やす方やってみます。」


 ひょうなら降らせられるようになった。


「うむ、たいしたもんだ。雨降り三年ひょう五年というて、なかなかそう簡単に習得できるもんではないのだが、半日で出来おったなあ。次回は石つぶての秘法を完成させよう。」



「スンマセン。今日はありがとうございました。麦酒冷やすとうまいという人もいますよ。」

今日はそろそろ帰ると善人坊さんは飛んで帰った。おみやげに瓶一杯の麦酒わたした。


 天狗の秘法なのか、水を操れるようになった、出すだけでなく、動かせるし、出した水なら消せるようにすらなった。


 しかし、残念なことに使い道がわからない。


 毎度の魔物肉パーティーの時に聞いてみると、村人は土地の塩抜きをしてくれという。


 早速応用法ができた。聞いてみるもんだな。俺の水魔法でいったん沼を作って、そこら辺の塩分を洗い流す。



 で、また、水魔法でその塩水抜いて畑にする。抜けなかった。スンマセン。出した水だけ抜けて、元の塩まみれの土。世の中そうそううまくはいかない。


 また泥にして、泥の塊を水を回して遠心分離してみる。


 うーん、うまくいかん。


 半日、思いつくことを色々と試してみた。熱して水分飛ばそうとしてみたり、沈殿させてみようとしたり。


 最後に試したのは以下の通り。


 水足してじゃぶじゃぶの泥作った。氷結させると、上の方に塩まじりの氷、下の方に泥になった。あとは氷を砕いて抜けば、大体土が残った。


 泥土のフリーズドライだろうか?完璧には抜けないが塩分濃度はかなり下がったようだ。


 出来た泥氷のほうは試しに風呂に使ってる樽の中に流して乾燥してみた。


 上に塩が浮いている。

 下は泥のような何か。まあ、もとは泥だけど。

 ニコアさん呼んで塩と不純物を見てもらう。


「すんません。おれ、土地の塩抜きができるようになったかもしれないんですけど、抜いたもんがなんだかわかります?」


今度善人坊さんに聞けばわかるんだけどね。早く知りたい。


「わっ?塩は見たこともない高級品のような気がします。町にもっていけば高く売れますよこれ?


 その他は土の肥やしみたいに思えますが、これをさらに分けることはできますか?」


 また遠心分離、沈殿、加熱、いろいろ試してみた。いろいろやりすぎて何をしたのかよく覚えてないから再現難しいかも?????


 俺には見分けつかないが、塩、肥料、そのほか(なんだかわからない)に分かれた。


 塩は壺に入れて空き家に集めといて貯まったら市かなんかの時に町で売ろう。


 そのほかの(なんだかわからない)は、本当にわからないので、なにかあったら怖いから、これも壺にいれて村のはずれに集めておく。


 ちなみに後日善人坊さんに(なんだかわからない)を見てもらったが、彼にもわかんなかった。泥の中の不純物だろう。壺にいれて村のはずれに集めておいた判断は褒められた。

 

 今まで獣人たちにお願いしていた村を防衛するための堀だが、俺が泥を飛ばせるなら簡単にできる。

 今の堀をいじるのは、掘ってた獣人たちに悪いから、さらにその外周に環濠を掘る。

 雨降らして泥水にして、泥水動かして泥の山を少し離れたところに作る。泥水から水抜いて、できた堀に流す。

 獣人たちが一組で一日かかる程度の堀を俺が半日で掘り進むことができた。



 調子に乗って、だんだん手狭になってきた村の横を計画的に拡張する。


 これも水魔法だ。


 水魔法でそこら辺の土を泥にして塩抜きして、また水混ぜて泥を作り、決まった場所に飛ばす。


 水が乾けば、畝と土塁の間くらいの土の列ができる。


 畑ができる。


 泥飛ばして泥の塊で家を作る。


 旧村から少し離して、荒れ地に土塁と堀 中のサイズは旧村の4倍にした。それぞれの長さが倍。面積4倍。

 大きいところは俺がやる。細かいところは獣人たちがやってくれる。すごく力持ち。肉を腹いっぱい食ったんで本来の力が出るそうだ。


 古い方を本郷、新しい方を新郷と名付けた。


 だいぶ増えてきた猫草の種を新郷にまいてみたらいい感じ。

 次は試しにこっちの世界の麦だな。安全確認したら、村人には移ってもらおう。新郷が4倍サイズだから、文句はあるまい。


 まとめ役ニコアさんいそがしいときは下で動いてる補佐のヌドウさんが代わりに来てくれることが多くなった

 若いといっても二つ違いなんだそうだが、小さい村ジモティの二つ違いは大っきいよなあ。


 餓死者はいないが、老人が寿命でなくなることが時々ある。

 俺が村に来てからも数人亡くなった。


 毎日村人獣人全員に回復魔法をかけているが、それでもお亡くなりになる方も多い。俺の魔法は低位の魔法だから寿命まではいじれない。でも、亡くなる人は皆、死ぬ前に腹いっぱい食べれたし満足して逝ったそうだ。


 この前のモンスターとの戦いで落命した人も、いつもよりずっと少ないのだが、しかし「そういうもの」らしい。


 猫草と迷いこんでくる魔獣を狩って食って暮らす生活だが、とりあえず今日も生き延びた。耕地も拡大し始めた。「天狗のしわざじゃ~」ありがとう天狗。ありがとう獣人。ありがとう爺さん婆さん。


 せかされてシャワー場にお湯まいて終わり。




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