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異世界召喚! 領主生活開始40日日ぐらい 市へ行こう。

今までのあらすじ 


異世界に巻き込まれ召喚された俺は、領主になって、シャワー場を作った。

村 だいたい40日目ぐらい


 隣の領の村で30日に一度の市がたつらしい。村に来てから何日目かわかんなくなりつつあるが、これからは市に何度いったかで大体の日付けがわかるな。


 この世界は月がないのに大体30日規模で物事を考えるのが面白い。10日とか20日とかでは回数多すぎる、50とか60だと今度は間が空きすぎる感じなんだろうか?


 前回は赴任直後の大飢饉状態で市に行くどころじゃなかった。赴任の時に隣の領の村なら通ったが改めてあいさつ兼ねて市の見学に行くことにした。


 村長の意見聞いて、村長ンゴバさん、助役ニコアさんと俺の三人が荷馬車で行く。婆さん連中はもともと隣の領の村から嫁に来たり、若いころは市に行ったりだったのでまた行きたがった。ここんとこ売るものも買えるものもなく、ずっと市に行ってない、歩かないで済むんならだれもが行きたいんだそうだ。だが、今回は三人でということで押し切った。


「スンマセン、月に一度なんだから、来月に、もう少し売り物とかわかってから、お婆さんたちも荷馬車二台でいきましょうよ。

今回は偵察ということで。」

「「「「領主さまがそういうのなら… 」」」」



 獣人は悶着の種になりかねないらしいので、連れて行かない。留守を頼む。


 荷馬車で一日かかる。市に半日居るとしても全部で三日かかるらしい。ニコアさんがキャンピングカー仕様にする。キャンピングカーと言っても板で囲って魔物に襲われないようにするだけ。


 三日かかるなら水やりがむつかしいだろう。猫草は収穫だけして蒔かないことにする。帰ってきてから蒔いて十分なだけの蓄えはできた。


 この世界の麦のほうは3日ならほっといても大丈夫だろう。





 市には近郷近在のひとたちが来ているんだそうだ、そもそもこの村の人を知らないからわかんないが、うちの村に比べたらすごい人出だ。ンゴバさんが交渉して干肉と穀物と交換する。


 隣の伯爵の代官にも会う。南欧系というより南米系だな。


「スイマセン。キョータです。転移者の初代貴族故挨拶の仕方がわかりません。ご無礼はご容赦ください。伯爵さまにもよしなに。」


噛みながらもお願いしておく。


 カネ全く無いのであいさつの品欠礼も詫びておく。


「スイマセン。貴族といっても領地は村ひとつ。つまらないものしか持参できませんでしたが、くれぐれも、よしなに。」


 干肉置いてペコペコ頭下げて帰る。官位は明らかに俺のほうが上だ。しかしそれ以外は全部代官さんのほうが上だろう。経済力、実質支配領域、近隣への知名度尊敬度。知識。代官所の武力。ここは下手に出て好感度あげておこう。


 村の商売のタネを探し、市をうろつく。市と言っても100メートルくらいの街道筋の両脇に思い思いの露店が出ているだけだ。


 村でジジババばかりみていたから、この隣村の物売りのおばちゃんレベルで興奮する。


「すんません、ニコアさん、娼館とか無いんですか?ここらへん」


「ハハハ。領主、そんなもんがこんな片田舎にあるわけねえ。酒場なら三軒あるが、おかしなことしたらここらへんにいられなくなっちゃうからみんなおとなしいもんですよ、ハハハ。」


 ソウナノカー!ハーレムのほうもどうにかせんとなあ。俺の周りは女性とメスは獣人か婆さんしかいない。


 市のあたりをぶらぶらと歩きまわり、売り物の値段を見る。古着、調味料、農具。いろいろ売っていて面白い。


 肉はあるが穀物が欲しい。猫草でみんな満腹してるけど、従来のこの世界の食い物を押さえておいた方がいいだろう。さっき干し肉で麦買ったが、全然足りないな。


 あえて持ってきてはいないが、俺の包丁かなにか売って、代わりに麦を買えばなんとかなるが、それは最後の手段だ。


 それと、風呂を作るには、斧とカンナ、のこぎりだ。農具作ってる鍛冶に頼むと次に来た時までに打っといてくれるらしい。ンゴバさんが、今はお金が無いので次の収穫のあとになるが、ということで一応値段だけ聞いてくれる。


  金貨一枚でワンセット作れるようだが、その金貨一枚がない。


 村に来た時のことを思えばなんという贅沢だろう。


 風呂桶は作れないから俺はしばらくは古い樽で湯に入り、村人はシャワーで勘弁してもらおう。


 結論出ないまま、荷馬車で村に戻ることにする。また一日荷馬車の旅だ。走ったほうが早いくらいの。


 帰り道で魔狼と天狗が戦っているところに遭遇する。しまった!獣人連れてくるべきだったか。気配察知して来てくんねえかな?


 ンゴバさんに聞いたら、天狗は魔人でも魔獣でもなく獣人扱いなんだそうだ。カラス天狗ではなく赤い顔して鼻のでかいほうだ。確かに人身獣面というか、二足歩行しているわなあ。


 獣人対魔獣なので、獣人である天狗の味方になることを決めた。天狗に声をかけて魔狼の肺に水を送って倒すのを手伝ってやる。動きが早いんで脳に送るのは難しかった。


「いやいや、助かったわい。お主はここらでは見かけぬ男じゃな。」


「すんません。最近、この村の領主となりまして。」


 案の定の口調だったが、話してみたら、天狗と言っても、森に住む普通のおっさんだった。つけあがることを天狗になるというが、フレンドリーな天狗だった。名前もあるらしく、変換の指輪では「善人坊」だそうだ。赤ら顔で鼻も高いが、なんとなく愛嬌は感じる。まあそんな感じだな。



 俺の領地がどこまでかわからないので、さっそく天狗のおっさんにここから先の地理を聞くと、俺たちの村程度の規模の村がぽつぽつとあったはずだが、今は絶えているかもしれないとのことだった。


 おちかづきのしるしにと村まで連れて行き、干し肉とベーコン持たす。あと最近挑戦中の麦酒の試作品も渡す。炭酸抜けてるし、ぬるいから俺は飲まない。


 喜んでくれて、また遊びに来てくれるって。

 なにか天狗の秘術とかあったら教わりたい。頼んでおく。


 以前にも思ったが、魔人魔獣獣人区別つかんな。天狗はどちらかというと魔人系の気もする。どうせ魔狼は駆除しなきゃならんし、友好関係になったから魔人か獣人かの分類はどーでいいんだけど。






 話に出てたシャワー場が新しくできてた。4-5人用の試作品には、俺の風呂に使っていた樽が移されてた。すのこも敷かれてた。俺専用だって。


 新しいシャワー場は二つ。たしかに20-30人くらいは入っても手がぶつからなそうな広さだ。とりあえず二つ作ったんだそうだ。


 俺は領主専用風呂場で黒ひげくんとスーパー銭湯の壺湯の間くらいの感じで樽風呂に入る。次は石鹸と風呂桶だよな。



 畑に水まきして寝た。



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