異世界召喚! 領主生活開始4日日
間があいてすみません
猫草は蒔いた翌日には出来てた。2日で出来るって異常だろ。オーツ麦のことよく知らないけど、麦っていうんだから数か月はかかるんじゃないの普通。
鳥のえさもぐちゃぐちゃに混ざって伸びてる。麻か、ヒエか、なんだかわからない草が何種類か生えてきた。
「これは、領主さま、恐ろしく早くできる麦ですなあ。」
ニコアさんも驚いている。猫草が直ぐにできる不思議。だろうに。異世界(俺がもと居た世界)由来だからか?
それと、呼び方が、さらっと領主さまになってる。昨日みんなで食った鹿肉のおかげか。
「すんません。普通は半年ぐらいかかるはずなんですが、ここだと早くできるみたいです。」
俺だって驚いてる。猫草と、種もみを残し、麦がゆにして食べる。鹿の干し肉もさっそく少し入れる。トリのえさから出た草はちょっとだけ混ぜてもう少し様子見。
さて試食会だ。野草がゆ?
まずは俺が毒見、一口食った。うめえぞこれ。食べたことないけど、オートミールってやつかな?ホームセンターの動物のえさからできたにしては大変に上等だ。
七草がゆを、えぐくして苦くしてワイルドにしたようなやつだが、すきっ腹に染み渡る。
一口食って、しばらく我慢して、別に体調はなんともなかったから、一食分食う。
翌日に俺がなんともなかったら、明日は村人代表としてニコアさんにも同じ手順で試してもらい、またなんともなかったら皆に配ろう。
ニコアさんは、なんでもいいから食えるのはありがたいんだそうだ。しかも異様にうまい。頼み込んで明日まで待ってもらう。
収穫後の草をトラさんたちに差し上げる
「トラさん、猫草の実はとりましたから、草をどうぞ。」
「ム、これは固いガー。」
「スンマセン、結構育ったやつなんで、食べ応えは充分かと思います。」
「食べごたえあるヒヨー。」
「シシ。草が歯に挟まるシシ。」
「まあ文句あるならばくわんでいいよ。」
「「「「いただきます!」」」」
「ところでニコアさん、おんなじ畑で連作しても大丈夫かなあ?異世界で採れた実と、ホームセンターから持ってきたやつを、分けて植えて、どうなるか確かめたいんだ。」
「旦那様は領主なんだから、お好きになさったらいいですよ。もともとなんも植えてないとこだったですし。」
許可が出たので、さらに別の箇所へトリのえさもかなり薄く蒔いてみた。面倒なんで苗作るんじゃなくて直播き。まあ実験だな。
うまくいけば生き延びることができるかもしれん。大満足で、獣人たちとふざけながら村の半分に水やりをして、今日の仕事は終わった。




