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その四十三 「プレハブ?」

ではラスト投稿始めます


今日も勝治達は現場で作業を進めていた


「大師匠~、「あの建物」はこっちと違って速攻建ちましたね」


「あぁ「プレハブ」じゃよ」


勝治はガイドに勧められた温泉宿の一室で寝泊まりしていたが現場との距離があるので困っていた


そこでプレハブ工法を思い出し現場近くに建てたのだ


「プレハブはの、壁材で耐久性等を備えたモノを作って立て掛ける事で簡易的な建物が素早く建つんじゃよ」


「こっちの方が楽で良いじゃないですか」


「…ディーノ、お主は弟子を辞めるかの?」


「…‼すいません…」


「確かにこの工法は近年流行っておったがの、職人は絶滅するわ情緒もない建物ばかりになるわ…」


「師匠、ディーノの奴には俺から躾ておきますんでどうかご機嫌を直して下さい」


「…うむ。職人はの技術を駆使してなんぼじゃ。壁材を立て掛けるだけなら素人でも出来る」


「そうでしたね…」


「行き過ぎた技術改革は職人を殺すんじゃ、覚えておくと良いぞ」


「「はい」」


勝治はガルドやディーノに技術を仕込みながら驚異的なスピードで基礎工事を進めていく


基礎工事に必要なコンクリートはどうしても乾燥に時間が必要だがその部分を端折るチートな道具を作っていたのだ


そんなこんなで4日程で大枠の基礎工事が完了してしまった


「本来は2週間以上掛かるんじゃがワシ等の技術は上物で生かされるからの。さて、材を加工するぞぃ」


勝治は今回も柱と梁の材質に拘っている

檜造りに床柱等は銘木をふんだんに使用した採算度外視仕様だが勝治が発現させて用意しているからこその建物となる


ガイドは初め二階か三階建てを希望したがやはり日本家屋の美しさは平屋であるという勝治の説得に折れたのだった


木造平屋造りの母屋を中心に7棟の別棟を用意し高級路線を狙う


「この国で温泉旅行が出来るのは富裕層のみじゃ。ならば贅を尽くし更に吐き出しても良い様な雰囲気作りが良いと思うぞ」


「なるほど…他に何かありますか?」


「やはり従業員は着物が良かろう。料理も気を配り普段とは違うのじゃ。

普段からかけ離れた世界を如何に演出するかが肝要じゃからの」


「…素晴らしい!カツジ様は商人の才もおありですか」


「これは受け売りとワシの希望も含まれておるぞ。やはり旅行先では日常を感じたくないのでな」


「成る程。勉強になります」


「客は非日常を求めてやって来るのじゃから宿側はそれを演出し切らんとな。

興醒めされたら再び訪れようとは思わんじゃろうて」


「は~…カツジ様の理念は何処で身に付けられたのでしょうな…私には思いつきもしませんよ」


勝治は感心するガイドと別れ作業に戻った


「ガルド、ディーノ、ペースを上げるぞぃ‼」


「「はいっ!」」


三人は日が暮れる迄木材の加工に精を出したのであった

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